2009年2月27日金曜日

梅太@ 予告編:『ADVENTURELAND』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 この記事でご紹介するのは、『ADVENTURELAND』という作品。
 といっても、某ディズニーランドの一部ではありませんし、『パイレーツ』シリーズに続くアトラクションムービーでもありません。

 というより、『パイレーツ』シリーズの恐らく何十倍も面白いであろう作品です。

 本題に入りましょう。

 ↓↓↓ 予告編 ↓↓↓

 

 ストーリーとしては、大学を無事卒業し、学生生活最後の長期休暇に一人旅を企画したが親に反対され、とりあえず遊園地「アドベンチャーランド」でバイトをすることになった青年の話。

 何故この作品をご紹介したかと言うと、この『ADVENTURELAND』の監督は、日本ではDVDスルーされてしまった『スーパーバッド』の監督:グレッグ・モットーラなのですね。
 僕は先日やっと観ることが出来たのですが(というより購入してしまったのですが)、近年の青春コメディの大傑作と呼んで良い作品であったので、この最新作にも是非期待したいなと思います。


 この際DVDスルーでも何でも良いので、早く観たいです。

 ただこの『ADVENTURELAND』は、恐らく日本でもヒットするであろう『トワイライト』(4月公開)のヒロイン:クリスティン・スチュワートが出演しているということもあり、もしかしたら・・・・という淡い期待が少し。

 アメリカでは3月公開となります。

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 話は変わりますが、先ほど少し触れた『トワイライト』。
 日本では「初恋」という副題が付けられていますね。

 一瞬、「ザ・ラブ・ストーリー」という副題を付けられた『キル・ビルvol.2』を思い出してしまいました。

 「ザ・ラブ・ストーリー」と言っておきながら、内容としては生き埋めからの脱出とか、アメコミヒーローのマニアトークとか、五点爆心拳といったものです。
 タランティーノの愛はたっぷり詰まっているとは思います。

 ↓↓↓ 五点爆心拳


 vol.2に関しては、僕の”好きさ加減”は、vol.1よりも遥かに高いです。
 完成度としても、vol.2の方が数段上をいっているように思います。
 vol.1は、面白いけれど終盤ちと飽きる。

 興味のある方は是非。


 
 ・・・・という、独り言。 
 

梅太@ 予告編:『GIGANTIC』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 一日一回、81回アカデミー賞授賞式のオープニングを見ています。
 もう、今回の授賞式はDVD化してください。



 今日ご紹介する予告編は、僕の中では2005年以来着実に人気を上昇させているズーイー・デシャネルと、そして昨年ミルクシェーキを吸われてしまったポール・ダノ主演のロマンスムービー『GIGANTIC』です。

 ↓↓↓ 予告編 ↓↓↓


 

 ストーリーとしては、デキる兄貴をもつが自分はいまひとつパっとしない末っ子のマットレス販売員(ポール・ダノ)と、そこに来店した女性(ズーイー・デシャネル)との恋物語となるわけです。

 予告編に出てくる体の大きなおじさんは、08年の大傑作『スピード・レーサー』でパパ・レーサーを演じたジョン・グッドマンです。パパ・レーサーのイメージが強いので一瞬わかりませんでした。


 デシャネル出演作品は、日本では3月に『イエスマン』(ジム・キャリー主演)、アメリカでは4月からこの『GIGANTIC』、夏には先日ご紹介した『500 days of Summer』と、立て続けに公開になり、デシャネルファンの僕の為に予定を組んでいるとしか思えないです。
 といっても、後述の2作品についてはまだ日本公開は決定してないわけですが。

 ただ、もし日本公開されず、DVDが発売されなくても、リージョンの壁を越えて買ってしまうかもしれません。
 先日、とある出来事により、字幕ナシでも結構見れるな・・・という自信がつきましたので。

 
 
 

2009年2月25日水曜日

梅太@ 雑記:今年期待の4本

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 前座でヒュー・ジャックマンことウルヴァリンがミュージカルを披露し、そして若干疲労していた(?)、アカデミー賞授賞式が終わりましたね。
 いやはや、有名なミュージカル映画のヒットナンバーを網羅したあのオープニングは反則だったと思います。
 
 さて、気持ちを切り替えて、そろそろ新年度の作品へ目を向けていく時期です。

 今日は、僕が期待しているジョー・ライト監督最新作『The Soloist』が、『路上のソリスト』という邦題で5月に公開されるという情報を仕入れたので、その記念として今年僕が最も注目している4本をご紹介したいと思います。
 内2本は、まだ日本での公開日が決まっていないのですが・・・恐らく公開されるだろうということを見越して。


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路上のソリスト(原題『The soloist』):09/5/? 公開
 『プライドと偏見』で僕の心を鷲掴みにし、『つぐない』で抜け出せなくなってしまうほどハマってしまったジョー・ライト監督の作品。
 その最新作が5月に上映されます。


 ディズニー・コンサートホールで演奏することを夢見る統合失調症の男と、それを追う記者のお話。

 5月は目立った期待作がなかったのですが、ここにきて今年最も期待している作品の上映が決定するとは・・・
 楽しみでしょうがない。


 来週の3月3日にサウンド・トラックが発売されます。
 音楽を担当するのは全2作同様ダリオ・マリアネッリとあっては、期待するなと言うほうがおかしい。
 ということで、もう予約済み。


サンシャイン・クリーニング(原題『sunshine cleaning』):09/7/? 公開
 09年はエイミー・アダムス出演作が何かと上映される年ですが、中でも期待度が高いのはこの『サンシャイン・クリーニング』。
 エミリー・ブラントも出演しています。



 子供の養育費のために、”掃除屋”の仕事を始める姉と、それを手助けする妹のお話。

 どこに期待しているか・・・といわれると、ちょっと難しいところもあるのですけど、言うなれば雰囲気ですかね。
 僕の好きそうな雰囲気が漂っているのです。


CORALINE
 ストップ・モーション界の神様ヘンリー・セリック監督の最新作。
 ニール・ゲイマン原作のファンタジーです。

 引っ越した先に見つけた謎のドア、その向こうにに広がっていた世界とは・・・・?

 『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』や『コープス・ブライド』など、CG全盛期ながらも着実に進化を遂げているストップ・モーション。
 『コープス・ブライド』の動きの細かさには驚きましたけれど、僕はどちらかというと、このヘンリー・セリックの手がける温かみあるキャラクターが好きだったりします。
 そして恐らく、お話としても僕の好きな雰囲気が漂っているのです。


Inglorious Bastards
 タランティーノ監督の最新作は、ナチを討伐しに行く部隊と、ナチへの復讐を誓った少女のストーリーが交差する戦争映画。
 予告編を観ただけで、もう期待度はMAXであります。

 





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 以上4作品。
 これらの作品については、今後もご紹介するかもしれませんし、しないかもしれません。

雑記 記事一覧

映画に関するゲン・梅太の独り言を綴っている『雑記』。その一覧です。

下に行くほど、古い記事となっています。

(10/6/20 更新)

ゲン

・(09/6/25)ミュージカル『ヘアスプレー』
・(09/6/17)IMAXシアター
・(09/02/25)第81回アカデミー賞 結果
・(09/02/23)第81回アカデミー賞 予想と希望
・(08/10/02)swatch 「007 villain collection」
・(08/09/27)「第21回 東京国際映画祭」先行受付開始!


梅太

・(10/6/11)走る
・(10/3/7)宣伝:『桃まつりpresentsうそ』・・・の一作品『FALLING』を観に行こう!
・(10/2/4)The Curious Case of "Region Free Player"
・(09/12/6)『ハングオーバー』劇場公開を絶対に求める会
・(09/9/1)ブログ開設一周年のご挨拶
・(09/7/25)Star Light Cinema2009
・(09/7/19)歌舞伎鑑賞
・(09/5/17)meet.ゲンさん
・(09/3/20)愛と感動、衝撃のラスト
・(09/02/25)今年期待の4本
・(08/12/22)作品に対する先入観、他
・(08/09/07)キャメロン・クロウ監督作について
・(08/09/04)製作サイドも大変だ

第81回アカデミー賞 結果

2/22(日本時間2/23)第81回アカデミー賞の授賞式が行われ、各賞が発表になりました。

先日、自分なりの予想をしてみましたが、結果はというと・・・

■作品賞
予想:『フロスト×ニクソン』
希望:『スラムドッグ$ミリオネア』
→結果:『スラムドッグ$ミリオネア』


正直ビックリしました。
いや、希望通りだったので嬉しいのは嬉しいんですが、あくまで大穴のつもりで応援してたんで、受賞されたのが驚きです。
無効では単館上映ではじまり、徐々に公開が拡大していった作品ですが、そもそもは映画館での上映すら予定されないビデオスルーの作品だったそうです。
その素晴らしさからドンドンと評価が上がり、ついにはオスカーまで獲得してしまうという、まさにタイトル通りの作品になったというコトですね。

作品賞は例年、内容は素晴らしくても受賞は無理そうな知名度の低い小規模作品が1つはノミネートされていてるのですが、今回はそれがこの『スラムドッグ~』に当たっていたので、いくら評価が高くても、社会派モノの揃った激戦は勝てないだろうと踏んでいましたが、まさかのオスカーですよ・・・

日本での公開を楽しみにしています!
本当におめでとう御座いました!

■主演男優賞
予想:ショーン・ペン『ミルク』
→結果:ショーン・ペン『ミルク』


やはり社会派モノは強いだろうととの読みが当たりましたw
実在して亡くなった役は賞をもらうには有利ですし、同性愛者で公職者という難しい役を演じきったのはかなり強かったんだろうと思います。
これも公開が楽しみですね。

■主演女優賞
予想:メリル・ストリープ『ダウト~あるカトリック学校で~』
希望:アン・ハサウェイ『レイチェルの結婚』
→結果:ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』


実力派で固いとは予想してましたが、コチラでしたか・・・
過去数回ノミネートはされてましたが受賞は初めて、おめでとう御座います。

■助演男優賞
予想:ヒース・レジャー『ダークナイト』
希望:ヒース・レジャー『ダークナイト』
→結果:ヒース・レジャー『ダークナイト』


安心しましたw
これで彼に上げなかったら、アカデミー賞は世界中を敵にまわしますからねw
亡くなってからの受賞はアカデミー賞の歴史の中で、これで二人目だそうですが、同情票なんかではなく、単純にズバ抜けた演技力でガッチリとオスカーを掴んだと思います。

天国のヒースに大拍手! 本当におめでとう!

■助演女優賞
希望:エイミー・アダムス『ダウト~あるカトリック学校で~』
→結果:ペネロペ・クルス『それでも恋するバルセロナ』


非常に読みにくかった賞ですが、ペネロペ・クルスでしたか。
ちなみにこの作品で共演してるハビエル・バルデムが去年の『ノーカントリー』で助演男優賞を受賞しております。
ウディ・アレンの監督最新作ってことで、この作品にも注目ですね。

■監督賞
予想:ガス・ヴァン・サント『ミルク』
希望:ダニー・ボイル『スラムドッグ$ミリオネア』
→結果:ダニー・ボイル『スラムドッグ$ミリオネア』


これも希望通りですが、予想外で驚きですw
今回は作品賞と監督賞のノミネート5作品が全く同じだったので、同じ作品が両方獲得するだろうと思ってましたが、まさか『スラムドッグ~』が取ってしまうとは・・・

いや、非常に嬉しいんですけどねw

■長編アニメ賞
予想:『WALL・E/ウォーリー』
希望:『WALL・E/ウォーリー』
→結果:『WALL・E/ウォーリー』


願い通りの結果で安心でした♪
作品賞ノミネートの夢が叶わなかっただけに、これは確実に取ってもわらねば困りますw
「長編アニメ賞」ですら勿体無いくらいの素晴らしい作品です!

■脚本賞
希望:『WALL・E/ウォーリー』
→結果:『ミルク』


うーん・・・残念・・・
長編アニメ賞以外にもノミネートされてた『ウォーリー』ですが、結果的には1つしかオスカー取れず・・・
もっと上げてもいいのに・・・

■メイクアップ賞
予想:『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』
希望:『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』
→結果:『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』


これも悔しいなぁ・・・
最多ノミネートにも関わらず、主要部門を逃した『ベンジャミン~』は結局、メイキャップ・美術・視覚効果での受賞になりました。
確かに地味に映像が凄いんで納得は出来ますが、『ヘルボーイ』には譲って欲しかったなぁ・・・


そんな感じで、予想結果はぼちぼちですかね・・・
最初にノミネート作品が発表された時に、作品賞ノミネートが有力視されていた『ダークナイト』と『ウォーリー』が入っていないコトから、今年も例年通りの無難な線で行くものだとばかり思っていましたが、フタを開けてみたら、高評価ですが規模的には大穴扱いだった『スラムドッグ~』が作品賞をはじめとする最多8部門受賞という圧勝の展開でした。

あれだけ名前の強い作品が揃うと無難な展開になり、あまり小規模作品にはいくら内容が良くても、オスカーは難しいだろうという予想を大きく裏切られた結果だと個人的には思っています。
つーか、『フロスト×ニクソン』が予想外に全く絡まなくて驚いてます・・・

まぁ、『ベンジャミン~』が主要部門をハズしまくって、スタッフ周りで受賞するだろうという予想はバッチリ当たってましたがw

そして外国語映画賞でノミネートされていても、オスカーは無理だろうと予想していた『おくりびと』が見事に獲得しましたね・・・
うーん・・・あの感覚をアカデミー賞で評価されるとは意外でした・・・
ヨーロッパ系の社会派モノが揃った中で、浮いてる存在ではあったけど、日本の色を強く出した毛色の違う作品ってのは有利だったのかなぁ・・・
とにかく、日本映画がこういった権威ある賞を取れたのは嬉しいことですね。
本場のアカデミー賞は、先に行われた「日本アカデミー賞」なんかとは比べ物にならない権威ですからw


そんな言いたい放題の痛い感想でした。
wowowの中継は見れなかったですが、どうやらメイン司会のヒュー・ジャックマンが演出でミュージカルを披露してた様子w
それは観たかったなぁ・・・

自分は掲示板などで仕事中に結果をチラチラ確認していましたw
帰宅してから、録画してたCATVの映画専門チャンネルのアカデミー賞特番を観ることで何とか補っております。

次々とセレブが行きかうレッドカーペットのインタビューとアフターパーティの中継で穴埋め的なアレ。
やはり異常な豪華さだよなぁ・・・

3時間半の特番なのに、肝心の授賞式は全く観れないもどかしさ・・・

レッドカーペットのナタリー・ポートマンが可愛かったので許しますw

Blogtitle更新:『WANTED』(09/2/24)



 タイトル部画像、更新させて頂きました。
 画像元は、弾丸を曲げるのか!他、アイデア満載のアクション映画『WANTED』より。

 25日にDVDが発売となっているので、是非是非一度ご覧になってみてください。


 あぁ・・・弾丸曲げたいなぁ。。

2009年2月23日月曜日

第81回アカデミー賞 予想と希望

ゲンです。
いよいよこの日がやってきました。

第81回アカデミー賞

2/22(日本時間2/23昼)に授賞式を控えた第81回アカデミー賞ですが、発表を数時間後に控え、自分なりの予想、そして希望をつらつら。

当然ですが、まだ日本では公開されてない作品が大半の為、向こうでの評判や公開されてる予告編なんかから感じた印象で語りますので期待せず。

■作品賞
予想:『フロスト×ニクソン』
希望:『スラムドッグ$ミリオネア』


一番の話題である作品賞ですが、ここ数年の流れを見てると米国が舞台の社会派ドラマ、それもストレートなモノじゃなくて観客側にある程度の読み説きを必要とするような作品が強いと思われるので、この作品かと。
『ミルク』もそれに該当すると思うんですが、これは同性愛が含まれた内容なんで、差別的内容をあまり評価したがらないアカデミー賞は妥当な作品を選ぶだろうと。

でも希望は『スラムドッグ~』

■主演男優賞
予想:ショーン・ペン『ミルク』


作品賞では『フロスロ×ニクソン』を有利と判断したけど、実際の内容的には『ミルク』の方が一歩進んでいそうな気がします。
やはり実在して亡くなられた人物はかなり強いかと。

■主演女優賞
予想:メリル・ストリープ『ダウト~あるカトリック学校で~』
希望:アン・ハサウェイ『レイチェルの結婚』


こちらも実力のある妥当な線での予想。
アンジーが受賞して女優引退って流れもあるかも知れないけどw

個人的にはアン・ハサウェイが受賞して波に乗ってもらいたいです。

■助演男優賞
予想:ヒース・レジャー『ダークナイト』
希望:ヒース・レジャー『ダークナイト』


もうこれだけはガチでお願いします。
今回ヒースにあげなかったら、もう二度と受賞できないんですよ・・・
個人的、いや全世界の望みであります・・・

P.S.ホフマンとか、ロバート・ダウニーJr.も素晴らしいけども、今回だけは勘弁して欲しい。

■助演女優賞
希望:エイミー・アダムス『ダウト~あるカトリック学校で~』


主要部門の中では一番予想しづらい部門だと思いますが、やはりエイミー・アダムスに勢いづいてもらいたいので。
メリス・ストリープとP.S.ホフマンなんていう巨頭に挟まれる彼女にエールを贈りたいw

■監督賞
予想:ガス・ヴァン・サント『ミルク』
希望:ダニー・ボイル『スラムドッグ$ミリオネア』


この部門も作品賞と同じくらいの激戦になりそうですが、主演男優賞と同じ理由で作品賞に不利な代わりに『ミルク』に歩がありそうな気がします。
まぁ、あくまで『ミルク』が作品賞を取れないって前提で予想してますが、もし取れたらコチラが『フロスト×ニクソン』かも・・・

そしてコレも希望は『スラムドッグ~』

■長編アニメ賞
予想:『WALL・E/ウォーリー』
希望:『WALL・E/ウォーリー』


これも助演男優賞と同じくらいガチでお願いします。
作品賞ノミネートはされなかったですが、CGアニメの歴史を変えた本当に素晴らしい作品。

■脚本賞
希望:『WALL・E/ウォーリー』


こればかりは実際に観てみないと何とも言えないですが、僕はこの作品しか推せませんよね?w
『ウォーリー』には色んなトコで革命を起こしてもらいたいです。

■メイクアップ賞
予想:『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』
希望:『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』


『ベンジャミン~』もノミネートされてるので、かなりキツいだろうけども、やはりデルトロ様にはこの賞ををガッツリと取って頂きたいです。


そんな感じです。
最多ノミネートの『ベンジャミン・バトン』は、結局所要部門は全部スルーで、衣装・美術・音響・視覚効果など、その他の部門で持ってきそうな気がします。
それを『ダークナイト』がどこまで阻止できるかって感じになるかと。

あと日本で散々騒がれてる『おくりびと』がノミネートされてる外国語映画部門ですが、予想通りヨーロッパ系の作品が強豪揃いなので難しいだろうと思いますねぇ・・・



とまぁ、あくまで自分の希望が強い予想でした。
授賞式をリアルタイムで見ることは無理ですが、出来る限り早く情報を入手できるように頑張ります。

2009年2月21日土曜日

梅太@ 予告編:『Phoebe in Wonderland』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 ”ダコタん”ことダコタ・ファニングの妹エル・ファニング主演『Phoebe in Wonderland』の予告編をご紹介。

 これは、ルールに従わない少女の成長譚であります。
 フィルム・クリップを観て、僕は注目していました。

 ↓↓↓ フィルム・クリップ ↓↓↓

 


 ↓↓↓ 予告編 ↓↓↓


 題名にある通り、主人公はAlice in Wonderlandを仲間たちと演じることになります。
 また映像としても、Aliceは度々引き合いに出されます。その映像の面白さがなんとも言えず、公開を望むばかりです。
 昨年度のサンダンスで公開され、全米公開がこの春だそうです。

 日本で公開されるかわかりませんが、僕の愛するティム・バートン監督版の『Alice in Wonderland』の公開が2010年4月に決定した今、今年中に公開しておかないと・・・・と、思います。

 
 

梅太@ 予告編:『TRANSFORMERS 2: REVENGE OF THE FALLEN』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 2007年に公開され、幼少時代にロボットで遊んだ現代の大きいお友達の心を鷲掴みにした『トランスフォーマー』が帰ってきました。
 『Transformers 2: revenge of the fallen』の予告編です。

 ↓↓↓ 予告編 ↓↓↓





 ロボットの何が面白いのか、トランスフォームが如何にカッコよいものかを良く良く理解したスピルバーグ監督と、この手の爆発もの”は”お手のものであるマイケル・ベイによる本作ですが、第二弾の予告編を見る限り、期待は高まるばかりですね。

 やはり、この手の作品”は”、マイケル・ベイは強いです。

 前作の公開前キャンペーンでは、予告編の前の、

 「コニチハ、スティーブン・スピルバーグデス」
 「マイコー・ベーデス」

 という挨拶が印象的でしたが、今回はどうなのでしょうか。
 挨拶はいいので、早くこの予告編を大スクリーンで味わいたい今日この頃です。

 ストーリーは・・・いや、もうストーリーとかはいいので、存分に映像を味わいたい。

 「No....No,No,No,No,No!!!!!」がすっかりトレードマークとなった(?)シャイア・ラブーフの活躍は?
 自称(?)セクシー女優のミーガン・フォックスの活躍は?

 公開は6月26日です。

2009年2月18日水曜日

ゲン@ 劇場:『ディファイアンス』

ゲンです。
すごく寒いです。

『ディファイアンス』@TOHOシネマズ シャンテ(2/14鑑賞)

第二次世界大戦中、オスカー・シンドラーに匹敵する約1,200人のユダヤ人の生命を救ったユダヤ人のビエルスキ兄弟を描いた作品。
監督は『ブラッド・ダイヤモンド』のエドワード・ズウィック、主演は『007/慰めの報酬』のダニエル・クレイグ。

さすがは実話モノ! ガッツリ!ズッシリ!面白い!

相変わらずのナチス系戦争映画ですが、こういう人が実在していたのを初めて知りました。
ユダヤ人の大量虐殺から逃れた兄弟が、同じく辛うじて生き残った人達をコミュニティを作り、森の中で逃亡を続けながらの生活を3年以上も続けたという実話です。
はじめは十数人から始めていた逃亡生活が、ナチスから逃げる為に各地を転々としていくうちに、最終的には1200人もの人々が終戦まで生き残ることができたと言いますから、非常に驚きました。

主演はボンド役が記憶に新しいダニエル・クレイグ
食料も少ない厳しい生活を続けるうちに、内輪での醜い争いが度々起こるのですが、その度に毅然としたリーダーとしての振る舞いをしていたのが、非常にカッコよかったです。
「我々は追われているが、決して獣になってはならない。我々の“勝利”とは生き残ることだ」
と、常に周りをまとめていて、主人公がリーダーとしての資質が素晴らしい人なのだと感じました。
個人的に、どうもボンド役を認めたくないダニエルですが、今回演じたキャラクタには凄く合っている気がして、演技・アクション共に素晴らしかったと思います。

今更ですが、ダニエル・クレイグを見直しましたw
ボンドよりも、全然こっちの方が好きですw

ゲン@ 劇場:『クローンは故郷をめざす』

ゲンです。
寒いですね。

『クローンは故郷をめざす』 @シネカノン1丁目(1/12鑑賞)

クローン技術が飛躍的に進歩した近未来の日本を舞台に、ある男性の死から肉体再生への困難な道のりをつづる。
主演は及川光博、母役を石田えり、妻役を永作博美が演じる。

及川ミッチー主演ってことで、昨年行われた東京国際映画祭でも招待された時に注目してたんですが、その時は予定が合わなくて観に行けず。
劇場で公開されないんじゃないかとの噂もあったみたいですが、無事に公開、前売りも買ってそれなりに期待してましたが・・・

まぁー眠かったな・・・

クローンの苦悩とか、それを取り巻く家族の苦悩とかって散々やられてるジャンルだから、ストーリー的には特に目新しさも感じず。
「クローンと双子」っていう似て非なる対比が出てきたときには、おっ!って思ったけど、結局そこまで大きく膨らまず、グサッと来るとこまで発展しなかったのが残念でした。

ただ映像的には面白く、固定されたカメラで俯瞰して撮影されてるシーンが多いのと、やたらと無音で魅せつけるカットが多かったので、そこそこ緊張感が煽られたのは良かったかなぁと。

まぁ、内容云々は正直どうでも良くて、主演がミッチー王子ってことで、なんとか2時間弱持ちこたえましたw
色白のミッチーが、オリジナル・クローン1号・クローン2号と三役を絶妙に演じ分け、ファンにとっては、ベイベーたちにとっては、それなりに楽しめる作品なんじゃなのかとw

アレですよね、ミッチーってちょっとクローンっぽいですもんね?

人間ドラマを描いたSFとしては、もの足りず・・・
ミッチーの大ファンなら劇場でも満足できるんじゃないかと思われます。

観てツマらなくても責任取れません故、オススメはしませんが・・・

2009年2月16日月曜日

予告編 記事一覧

予告編紹介についての記事の一覧です。

海外作品が主になると思います。


・「The ~」と付くタイトルについては、次の単語の頭文字をもって分類します。
(例:The Dark Knight → ”d”に分類)

・海外作品の場合は、上映予定日を出来るだけ掲載するようにします


(10/1/17 更新)


a

Accepted(USA:2006.8, 日本未公開)
ADVENTURELAND(USA:2009.4, 日本公開時期未定)
Alice in Wonderland(USA:2010.3, 日本:2010.4)
Alice in Wonderlandその2(USA:2010.3, 日本:2010.4)
AVATAR(USA:2009.12, 日本:2009.12)

b

c

CORALINE(USA:2009.2, 日本公開時期未定)
The curious case of Benjamin Button(USA:2008.12, 日本:2009.2)
City of Ember(USA:2008.10, 日本公開時期未定)


d

e

f

The Fantastic Mr. FOX(USA:2009.11, 日本公開時期未定)
Fast and Furious(USA:2009.3, 日本公開時期未定)


g

Gigantic(USA:2009.4, 日本公開時期未定)
The Great Buck Howard(USA:2009.3, 日本公開時期未定)

h

HACHI(USA:2009, 日本:2009.8.8)
How to lose friends, and alienate people(USA:2008.10, 日本公開時期未定)

i

Inglourious Bastards(USA:2009.8, 日本公開時期未定)
Inglourious Bastards その2(USA:2009.8, 日本公開時期未定)
IRON MAN 2(USA:2010.夏, 日本公開:2010.夏)

j


Jennifer's Body(USA:2009.9, 日本公開時期未定)

k

Kick-Ass(USA:2010.4, 日本公開時期未定)

l

LOVELY BONES(USA:2009.12, 日本:2010.1)

m

n

NINE(USA:2009.11.25, 日本公開:2010.3)
NINEその2(USA:2009.11.25, 日本公開:2010.3)
Ninja Assassin(USA:2009.11, 日本公開時期未定)

o

p

paris 36 / faubourg 36(France:2008.9, USA:2009.4, 日本:2009.9)
phoebe in wonderland(USA:2009.3, 日本公開時期未定)

q


r

Raging Phoenix(公開時期未定)

s

The soloist(USA:2009.4, 日本:2009.5)
Sunshine Cleaning(USA:2009.3, 日本:2009.7)
Shurlock Holmes(USA:2009.12,日本:2009.12)

t

TimeTraveler's Wife(USA:2009.8.14,日本公開時期未定)
u

v

w

Where the wild things are(USA:2009.10, 日本:2010.1)
Whip it!(USA:2009.10, 日本公開時期未定)

x

y

z

数字

500 days of Summer(USA:2009.7, 日本公開時期未定)

2009年2月15日日曜日

ゲン@ 劇場:『少年メリケンサック』

ゲンです。
公開初日の作品を3本連続で観てきました。

『少年メリケンサック』@TOHOシネマズ西新井(2/14鑑賞)

ひょんなことから、凶暴なオヤジ4人組のパンクバンドを引き連れて全国ツアーに出ることになったお気楽OLの奮闘を描くハイテンションなコメディ。
監督は今回で2作目となる宮藤官九郎、主演は宮崎あおい。
彼女を振り回すバンドメンバーには佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城らが共演。

あー期待しすぎた・・・

うーん・・・違うんだよなぁ・・・
前半からシナリオ的に肩透かしの展開を続けられて、クスクス笑いはあるんだけど、爆笑できるようなポイントは全く無く、正直スベってる感じでした。
中盤で若干盛り返してきたけど、オチも弱くてイマイチ・・・

個人的には『デトロイト・メタル・シティ』(DMC)『GSワンダーランド』(GSW)と去年から「音楽×コメディ」が続けて当たってるのと、あらすじを読んでみて“オヤジバンド”に振り回される話のようだったので、これも個人的に大好きな「オヤジ青春モノ」の匂いがしてたので、非常に楽しみにしていたのですが、どちらにも成り切れない微妙な作品でした。

そんな爆発しない脚本でも、唯一異常に光っているのが宮崎あおいの演技、というかキャラクタ。
あのキュートでキレキレなキャラクタの激しい演技が観れただけでも、十分に1800円置いて帰れるくらいの演技でしたw
ツンデレですよ、ツンデレ。

そんな彼女に絡む佐藤浩一さんがまた良かったです。
この方もやはりコメディに強いんだよなぁ・・・
『誰も守ってくれない』とかよりも、三谷作品とかコメディ路線の作品がもっと観たいですねw
ユースケ・サンタマリアさんも相変わらずナイスなキャラで♪

ただ意外とダメだったのが、木村祐一さん。
関西弁を完全に封印し、慣れない東北弁でずっと演技していたのですが、どうしても最後まで馴染めなかったです・・・

あと音楽の趣味でいうと日本のパンク音楽ってのも、自分は若干苦手で・・・
オフスプとか、海外のは大好きなんだけども・・・・


非常に期待していただけに、爆発しなかったのがかなり残念。
結論から言ってしまうと、『DMC』『GSW』の足元にも及ばない作品でした。

宮崎あおいの演技が本当に素晴らしいだけに、悔しさだけが残る後味の悪い作品。

ゲン@ 劇場:『ティンカーベル』

ゲンです。
チョコは好きですが食べてません。

『ティンカー・ベル』@シネマGAGA(1/9鑑賞)

世界中で最も愛されている妖精「ピーターパン」登場する、ティンカー・ベルの誕生に秘められたドラマを描くCGアニメーション。

劇場で予告編を観たときは、最近のディズニーのCGアニメだったので全く興味が無かったんですが、ティンカー・ベル好きの後輩が大絶賛しておったのと、その他の場所でもなかなか評価が良かったので、気になって観に行ってきました。
都内であんましやってない字幕版をわざわざw

あー確かに面白いわー♪ やっぱりディズニーって力があるなぁ!

申し訳ないけど、予想外に面白くてちょっと驚いてますw
ハードルを全く上げてなかった分、まんまとヤラれましたw


まず初めに言っちゃいますけど、ティンクが可愛いんだよなぁーw
今まで一度もティンカーベルが可愛いと思ったことは無かったんですが、こんなに可愛いキャラクタだったんだなぁ・・・
いや、ディズニーの映画の中の脇役くらいにしか意識してなかったんだけど、参ったなぁ・・・
これから意識しちゃうぞ・・・ティンクw(変態)

ストーリーと言いましょうか、もっと細かいポイントなんですが、非常にディズニー的なファンタジーの表現というか、もはや“思考”に近いモノだと思うんですが、沢山あったのが凄く良かったです。
例を挙げると、「花が咲く」とか「虹が出る」とか「鳥が巣立つ」とか、そういう小さい自然現象の理由を魅せてくれるんですよね。
まぁー当方25歳にもなるおっさんですから、いくら夢見がちとは言え、そんな現象は「当たり前のこと」として流して日々過ごしてるワケですが、それを「実は妖精さんがね・・・」みたいに語られると、その発想の面白さにハッとするんですよ。
それってまさに「ディズニー」ですし、最近あんまりディズニーがやってこなかったコトだと思うんです。

だから「意外」というか、「再発見」に近いかも知れませんが、ディズニーがディズニーたる由縁、原点回帰のような作品なのかなぁと思いました。

あとストーリー全体で言うと、ティンクが実は地味な才能で~・・・ってのは、意外でしたね。
ティンクって工業系のキャラクタだったんだなぁw
あ、今気がついた・・・それが魅かれた理由だったのかも知れんw(変態2)


この作品が「ティンカー・ベル4部作」の第1弾ってことで、まだまだ続くようですが、このクオリティを保ってくれるんだったら、次回も劇場で観たいなぁ・・・

でも早くしないと、完結編を観る頃には30歳超えてるとか、シャレにならない状況になりそうだから怖いなぁ・・・

平日に映画館で一人で『ティンカー・ベル』観てる30歳ってどーよ?

ある意味、ネバーランドに行けそうな気がするけどなw

2009年2月13日金曜日

ゲン@ 劇場:『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』

ゲンです。
今日から3連休、映画漬けですw

『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』@亀有MOVIX(2/12鑑賞)

ディズニー製作、高校を舞台にしたミュージカル作品の第3弾(完結編)にして、初の劇場版。
(原題「High School Musical 3: Senior Year」)
前2作は全米CATV向けに製作されたドラマでしたが、あまりの反響と高評価で、実際にコンサートが開催されるなど、大ブームを起こしておりました。

当然日本でもDVDは出回っていたワケですが、個人的にはなかなか食指が動かず、敬遠し続けていましたが、米国で第3弾が劇場公開されると『マンマ・ミーア!』の成績を軽々抜いて、昨年公開されたミュージカル映画ではNo.1ヒットとなり、かなりのフィーバーになっておりました。
実際に予告編を観てもなかなか面白そうだったので、前2作をDVDで復習して劇場に観に行ってきました。

ミュージカル映画にハズレなし! 青春! 若いっていいな!w

初の劇場版ということですが、前2作もなかなか凝った演出で、海外ドラマらしい「ドラマらしからぬ作品」で十分に見応えがありました。
しかし、今回はさらにそれを超えて「映画」としてちゃんとスクリーンサイズに出来上がってる完成度の高さに驚きました。

ストーリーはと言うと、バスケットの最後の試合も無事に終えて、残すは卒業式とプロム(卒業パーティー)ばかりの仲間達。
しかし主人公:トロイ(ザック・エフロン)とヒロイン:ガブリエラ(ヴァネッサ・ハジェンズ)は、お互いの進学する大学が遠く離れてることをきっかに、徐々に溝が深まってしまう・・・

という、クソ甘酸っぱいストーリーなんですが、こっ恥ずかしいほどの青春テイストに、ぼかーもーウハウハでした。

いや、実は好きなんですよ、こういう青春モノってw
でも日本の高校生の恋愛ドラマとかは反吐が出るほど大大大嫌いなので、やはりこういった作品は海外のモノに限りますw
あと3作目ともなると、それぞれのキャラクタが把握出来てるので、その人間関係を見てるだけでも面白いです。

主人公カップルが爽やか過ぎるのは当然良いし、主人公の親友同士のカップルもお似合いでニコニコです。
お騒がせ姉弟は相変わらずだしw
誰も反応してくれないと思うけど、個人的には劇中で作曲担当してて、ずっとピアノを弾いてる「ケルシー」ってメガネの娘っこが激ツボなんですよ♪
もー可愛くて可愛くて・・・
それとお騒がせ姉弟の弟:ライアンの立ち位置が2作目で微妙に変化してきて、それも個人的にはかなりのツボで、しかもそのライアンとケルシーがいい感じのカップルになるって展開も、すんげー良かったです。
(何言ってるか、全く理解されてないだろうけど)

『ヘアスプレー』にも出演していた主演のザック・エフロンは本当に素晴らしい俳優だと思います。
確かにイケメンだけど、どこかクラシカルな顔つきなのが好印象です。
演技力は当然のこと、何と言っても歌が上手い!
これからもミュージカル映画に出演するでしょうが、非常に楽しみです。


勿論、ミュージカルとしての面白さもパワーアップしておりました。
予告編でも出てきますが、オープニングのバスケの試合シーンの盛り上がりは予想通り良かったです。
そしてクライマックスのプラムでのミュージカルシーン!
やはりああいう演出は最高ですね!
イスに座って観てても、リズムを刻んでしまいます!

あと毎度ですが、キャストはみんな歌がバカみたいに上手いです。
ミュージカル映画なんで、当然といえば当然なんですが、そういった部分でも一切、力を抜いていないのが素晴らしいですね。
この作品に限ったことではないですが、向こうの俳優は年齢や役の大小を問わず、きちんと演技や発声・踊りの勉強をマスターした人が出演しているので、完成度が非常に高いです。
実際、ヒロインを演じてるヴァネッサ・ハジェンズはCDデビューも果たし、そちらでも高評価を受けているそうです。
日本ようにアイドル上がりの若手が、俳優と勘違いされるような環境に無いのも、日本と比べて素晴らしい環境だと思います。


前2作ありき作品なので、復習せずに観ることは絶対にオススメしませんが、きちんと復習してからでも観て欲しい、素晴らしいミュージカル映画。

でも、観るなら絶対に劇場で!w

~~~~~~~~~~~~~~~~

そんな感じですが、誰も興味ないだろうなぁ・・・w

個人的にはミュージカル自体もツボですが、それ以上に「青春モノ」ってのはハマってしまうと抜け出せなくなるんで・・・
自分があまり良い青春を過ごしてないだけに、こういうの観ちゃうと憧れますよw

僕もカフェテリアで歌って踊りたかったです、高校時代。

前2作はレンタルで我慢できましたが、これはDVD出たら買わないとダメだろうなぁ・・・
そんくらい良かったです♪
とりあえず、すでにiTMSでサントラ購入済み!w

2009年2月12日木曜日

ゲン@ 劇場:『ヘルボーイ2/ゴールデンアーミー』

ゲンです。
かなりのタイムラグがありますが、年明け一発目の鑑賞作品です。

『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』@TOHOシネマズ六本木(1/9鑑賞)

絶妙なクリーチャー具合と独特な世界観で話題になったダークファンタジーの大傑作『パンズ・ラビリンス』の奇才ギレルモ・デル・トロ監督が、渾身を込めて作り上げた『ヘルボーイ』の待望の続編がいよいよ日本上陸!

自分とデル・トロ監督との出会いは『パンズ~』で、その“おどろおどろしいのを通り越した先にある美しさ”に魅せられたワケですが、監督がそれ以前に撮っていた『ヘルボーイ』をDVDで観直してみるとまたこれが素晴らしかったのです。
劇場公開時は名前は知っていましたが、そこまで注目してなかった作品なので、もし『パンズ~』に出会ってなかったら・・・と思うと本当に監督に出会えたなぁと感激しておりますw

で、その続編ってコトで当然楽しみにしてましたが、先に公開された米国での情報を見ると、前作以上にクリーチャー具合が上がり、かなり面白い作品になってるとのコトで、かんなりワクワクしとりました。
本日(金曜)公開だったので、もう有休も取って初回での鑑賞w

デル・トロ! あんたは神だよ! 2009年一発目で満点出すなんて!

ホントにねー、ヤバいですよw
ずっと面白かったです、マジで、ずっと面白かったの、始まりから終わりまでw
劇場でこんなにニヤニヤしながらスクリーンを観続けたのは、『スピードレーサー』以来です!

まぁ、クリーチャー具合がかなりアップしてるってのは予告編を観ていただければ察してもらえるかと思うんですが、想像以上でした・・・
前作で「クリーチャーらしいクリーチャー」っつーと、ヘルボーイとエイプ、あと敵の増えるヤツとボスくらいだったと思うんですが、今回は本当にヤバいですよ♪

前作からの流れでいうと、やはり『パンズ~』を撮ったあとってのは非常に大きなステップになってんでしょうが、まさかここまでのモノだとは・・・
デル・トロ作品以外で、B級じゃないクリーチャー映画っつーと『サイレントヒル』とかがかなりレベルの高い作品だと思ってるんですが、そういうのを全てひっくるめても、今回の作品が最高傑作じゃないかと思います。
恐ろしいし、気持ち悪いし、おどろおどろしいんだけど、美しい。
ティム・バートンと同じくらい、あるいはそれ以上に異形・奇形への愛を強く感じる監督ですね。


その辺を踏まえて、前作からのグレードアップで言うとキャラクタ、そしてドラマとしての面白さが素晴らしい!
前作ではヘルボーイとリズの関係は、思いを素直に打ち明けられない微妙なスレ違いで描かれていましたが、今回は恋人として描かれています。
が、しょっぱなからケンカw
それも“あの二人”のケンカですから、被害が凄まじいw
ですので、そのやりとりってのが益々面白くなっておりました、コメディとしてw

そして、今回は意外としっかり見せ場があるエイブ!
彼自身もかなり面白いキャラクタではありましたが、前作ではそこまでストーリーには深く絡んで来ていませんでした。
しかし、今回は魅せますよー!
クレバーなんだけどコミカルなエイブ、大好きだ!

それ以外のキャラククタもみんなホントに魅力的!
新しくBPRDのメンバーになるヨハン・クラウスが抜群にイカしてるのは勿論、敵側のヌアダ王子もカッコイイ!
そしてヌアラ王女! この娘がマジでイイ! ホント、スゲーイイ!
色が白くてね、金髪でね、眼が蛇みたいでね、気持ち悪いんだけどね、スゲーキュート!
クリーチャーに惚れるって、病気なんじゃねぇーかって思うですが、もー病気でもイイや、大好きだ!

まぁ、そんなコト言ってるけど、僕はリズ派ですよw
もーね、正直言って前作でかなり惚れてました、リズっつーか、セルマ・ブレアにw
すんごい美人ってタイプの顔つきじゃないんですが、あの幸薄そうな雰囲気がタマらなく好きです。
あんね、きっとタイプなんだと思います、幸薄い系の女性がw
ヘレナ・ボナム・カーターとか、そっち系の女優さん大好きなんですよ。
ちょい病んでるコがいいね・・・そういう自分が一番病んでるね・・・


あと前作と比べると、アクションって面でもかなりパワーアップしてますね。
見せ場が多いもん・・・カッコイイもん・・・
「トンファー型の双剣」が前作の一番の見所だと思ってますが、今作だと槍を使ったアクションが特に素晴らしいですね。
槍ってなかなかハリウッドアクションだと出てこない武器ですが、「刺す・斬る」だけじゃなくカンフーの棒術のようなアクションを取り入れ、バラエティに富んだ“魅せる殺陣”が今回もいっぱいあったのは非常に嬉しかったです。


『スパイダーマン2』なり『ダークナイト』なり、「アメコミ原作2作目の作品は面白い」ってのが僕と梅太くんの持論なんですが、今回も見事にその説に乗ってくれました。

美術的な面は勿論、ドラマ性も、キャラクタの個性も前作と比べて遥かにグレードアップし、こちらの用意していたかなり大きな期待をさらに越えて、非常に満足する作品に仕上がっておりました。

だから、デル・トロ監督は僕の中で完全に神になりましたよ・・・

ウォシャウスキー兄弟と肩を並べてもいいと思います・・・

本当にご馳走様でした。

今後とも宜しくお願い致します。

梅太@ 予告編:『Inglourious Basterds』その2

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

 クエンティン・タランティーノが描く戦争映画『イングローリアス・バスターズ(Inglourious Basterds)』。
 僕が今年、ものすごく期待している作品の一つです。

 先日コチラの記事で、”予告編の”予告編という超極短の映像をお送りしましたが、案の定即削除されてしまいました。

 今日ご紹介するのは、撮影が無事終了し、正式に発表された第一弾の予告編です。

 早速どうぞ。

 ↓↓↓ 予告編 ↓↓↓




(you tube版 一応・・・)


 いやいや、期待が高まりました!
 ブラット・ピットが輝いています。
 というより、ここまでブラピをフィーチャーした予告編になるとは・・・
 もう一人の主人公(女性)は、今回の予告編ではものすごく存在感が薄いです。
 
 ストーリーとしては、ブラット・ピットが主人公のナチ討伐隊のお話と、ナチに復讐を誓った女性のお話が、クライマックスで融合するようです。

 日本公開はいつでしょう。
 とりあえず、今日中にあと3回くらいは予告編を観ておきましょう。 

2009年2月11日水曜日

ゲン@ 2008年 映画ランキング134

お久しぶりです、ゲンです。
昨年末に更新して以来、一ヶ月以上も放置しておりました、申し訳ありません。

理由はいろいろあるのですが、一番大きいのは「2008年座談会」の編集があまりに大変で、やり終えたあとに燃え尽きてしまったことですw
ブログ立ち上げ以前から、本当にやりたかった企画だったので、無事にやり終えた安堵が計り知れぬものがありました。
どんだけバカなんだか・・・

2009年も早くも1ヶ月を過ぎましたが、劇場での鑑賞はもちろん、レポートも書いておりましたので、これからまた更新を再開します。

本当に遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~

まずは2008年に劇場で観た全134本を一気にランキングで発表したいと思います。
非常に長くなりますが、ご了承下さい。

2008年 映画ランキング134

■134位『少林少女』
■133位『ファニーゲームU.S.A.』
■132位『ミラクル7号』
■131位『クローバーフィールド/HAKAISHA』

■130位『L change the WorLd』
■129位『ブラインドネス』
■128位『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』
■127位『蛇にピアス』
■126位『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
■125位『リボルバー』
■124位『幸せの1ページ』
■123位『崖の上のポニョ』
■122位『シルク』
■121位『全然大丈夫』

■120位『チーム・バチスタの栄光』
■119位『ICHI』
■118位『イースタン・プロミス』
■117位『アイ・アム・レジェンド』
■116位『センター・オブ・ジ・アース 3D』
■115位『紀元前1万年』
■114位『インビジブル・ターゲット』
■113位『かけひきは、恋のはじまり』
■112位『P.S.アイラヴユー』
■111位『歩いても歩いても』

■110位『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』
■109位『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』
■108位『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
■107位『グミ・チョコレート・パイン』
■106位『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』
■105位『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』
■104位『ブラックサイト』
■103位『カマチョップ』
■102位『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』
■101位『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』

■100位『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』
■99位『アメリカを売った男』
■98位『ドラゴン・キングダム』
■97位『インクレディブル・ハルク』
■96位『告発のとき』
■95位『ジャンパー』
■94位『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
■93位『近距離恋愛』
■92位『スルース』
■91位『大いなる陰謀』

■90位『地球が静止する日』
■89位『築地魚河岸三代目』
■88位『テネイシャスD 運命のピックを探せ!』
■87位『私がクマにキレた理由』
■86位『燃えよ!ピンポン』
■85位『イーグル・アイ』
■84位『ハッピーフライト』
■83位『その男ヴァン・ダム』
■82位『英国王給仕人に乾杯』
■81位『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』

■80位『闇の子供たち』
■79位『ヒトラーの贋札』
■78位『バイオハザード ディジェネレーション』
■77位『イントゥ・ザ・ワイルド』
■76位『トウキョウソナタ』
■75位『おくりびと』
■74位『ガチ☆ボーイ』
■73位『彼が二度愛したS』
■72位『幸せになるための27のドレス』
■71位『その土曜日、7時58分』

■70位『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
■69位『ハンティング・パーティー』
■68位『ハンコック』
■67位『ワイルド・バレット』
■66位『最高の人生の見つけ方』
■65位『容疑者Xの献身』
■64位『再会の街で』
■63位『カンフーパンダ』
■62位『団塊ボーイズ』
■61位『フィクサー』

■60位『ワールド・オブ・ライズ』
■59位『テラビシアにかける橋』
■58位『ディスコ』
■57位『ベガスの恋に勝つルール』
■56位『俺たちダンクシューター』
■55位『ぜんぶ、フィデルのせい』
■54位『レッドクリフ PartI』
■53位『ミスト』
■52位『マルタのやさしい刺繍』
■51位『宮廷画家ゴヤは見た』

■50位『俺たちフィギュアスケーター』
■49位『NEXT-ネクスト-』
■48位『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
■47位『落下の王国』
■46位『ヒットマン』
■45位『ダージリン急行』
■44位『おろち』
■43位『奇跡のシンフォニー』
■42位『ゲットスマート』
■41位『歓喜の歌』

■40位『トロピックサンダー/史上最低の作戦』
■39位『幻影師 アイゼンハイム』
■38位『ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛』
■37位『バンク・ジョブ』
■36位『12人の怒れる男』
■35位『スパイダーウィックの謎』
■34位『神様のパズル』
■33位『ブーリン家の姉妹』
■32位『シューテム・アップ』
■31位『プライスレス』

■30位『ノーカントリー』
■29位『ラースと、その彼女』
■28位『ワンピース THE MOVIE エピソード・オブ・チョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』
■27位『パコと魔法の絵本』
■26位『バンテージポイント』
■25位『ラスベガスをぶっつぶせ』
■24位『僕らのミライへ逆回転』
■23位『ペネロピ』
■22位『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』
■21位『同窓会』

■20位『GSワンダーランド』
■19位『デトロイト・メタル・シティ』
■18位『JUNO/ジュノ』
■17位『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
■16位『アイアンマン』
■15位『潜水服は蝶の夢を見る』
■14位『フローズン・タイム』
■13位『ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-』
■12位『ウォンテッド』
■11位『アメリカン・ギャングスター』

■10位『ザ・マジックアワー』
三谷監督第4弾は映画の世界を舞台にしたコメディ!
4作目にしてもっとも三谷さんらしいコメディ映画!

■9位『永遠のこどもたち』
ギルレモ・デルトロが脚本に惚れ込んで製作総指揮を買って出たスペインホラー!
バットエンドだけど救いがあるという、とても深いドラマに仕上がっています!

■8位『ヤング@ハート』
平均年齢80歳のロックコーラスグループのドキュメント作品!
元気いっぱいのお年寄りの言葉に、元気と涙をもらいました!

■7位『デス・レース』
ポール・W・S・アンダーソン監督のしかけるトラップだらけの地獄レース!
バカだけどスタイリッシュでカッコイイ演出に勢いで満点!

■6位『アフタースクール』
内田けんじ監督最新作は、大泉洋・堺雅人・佐々木蔵之介の豪華な主演に負けないほどの確かな脚本のノンストップムービー!
覚悟はしてたけど、まさかのラストに大拍手!

■5位『つぐない』
キーラ・ナイトイ主演、幼く多感な少女ついた小さな嘘によって引き裂かれた男女の運命を描いたドラマ。
カットや演出、音楽の細部にわたるまで監督の細かい拘りが観られる非常に繊細な作品!

■4位『魔法にかけられて』
卑怯なまでに面白いディズニーのセルフパロディ!
久しぶりにディズニーの本気を観た素晴らしい作品でした!

★3位★『ダークナイト』
観客・批評家ともに高評価を受け、成績も歴代2位の記録を残した、10年に1本の超超超優秀作品!
ここまで完成度の高い映画は、今後はとうぶん現れないでしょう・・・

★☆2位☆★『WALL・E/ウォーリー』
間違いなくピクサーの最高傑作!
映像技術だけでなく、感情表現いうモノに長年磨きをかけてきたピクサーの集大成のような素晴らしい作品!
セリフもない機械からこんなにも感情が伝わってくるとは!

☆★☆1位☆★☆『スピードレーサー』
天才ウォシャウスキー兄弟の描く圧巻の世界観!
CGで作り上げられたド迫力のレースシーンに酔いしれろ!!!

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以上で御座いました。

2009年2月10日火曜日

梅太@ 予告編:『Inglourious Basterds』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 クエンティン・タランティーノが描く戦争映画『イングローリアス・バスターズ(Inglourious Basterds)』。
 「今年のカンヌ映画祭に間に合わせる!」として製作中の映画で、僕が今年楽しみにしている作品のひとつ。

 以前仕入れた情報によると、ストーリーは2部構成となっているようです。

 1つは、今日紹介する極短予告編で描かれる、ブラット・ピットが主人公のナチ討伐隊のお話。
 もう1つはナチに復讐を誓った女性のお話。
 これら二つのエピソードが、クライマックスで融合するようです。
 

 極短予告編 ⇒ コチラ(you tube)
 (埋め込みできなかったのでご了承を)

 これだけではなんともいえない!
 でもピットが輝いているような気がします。
 正式な予告編を待ちましょう。

 最近は、予告編を小出しにしますよね。
 確か『007 慰めの報酬』も、予告編が公開される前に、”予告編の”予告編みたいなものを流してましたし。

 それは置いておいて。

 先にも書きましたが、今年のカンヌ映画祭で初お披露目。
 夏に全米ロードショーだそうです。
 今年中に、日本公開してくれると良いですね。

2009年2月8日日曜日

梅太@ 劇場:『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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「あいかわらず時は経っていく―これは世界で一番古い芸当で、ひょっとしたらたったひとつの本物の魔法かもしれない」
  『刑務所のリタ・ヘイワース』-スティーブン・キング

●年をとるごとに体が若返る奇妙な人生:『ベンジャミンバトン 数奇な人生
 監督はディビット・フィンチャー
 主演にブラット・ピットケイト・ブランシェット
 あまり出演時間は多くないけど、ティルダ・スウィントンも出演。

 同じ作品で、ケイトとティルダが観れるなんて・・・こんな贅沢なことがあって良いのだろうか。

 上映時間は167分とかなり長めで、事実トイレに立つ人もチラホラいらっしゃいました。
 でもそれだけの上映時間が許せる、というより大満足の作品でした。

 以下、若干のネタバレを含むかもしれませんが、鑑賞する上で恐らく差し支えは無いかと思います。



 ~~~ ストーリー:台詞の一つ一つを刻んでおきたい ~~~

 主人公は、ある富豪の夫婦の間に、老人の体でこの世に生まれ出た男の子:ベンジャミン(ブラット・ピット)。
 ベンジャミンは普通の人とは違い、年をとるごとに若返っていく奇妙な生体をしていた。
 周りは年老い、自分は若返る。様々な人と、様々な生死を体験したベンジャミンの行き着く先とは・・・

 筋書きとしてはこのようなもの。

 特に大きな出来事が起こるわけでもない本作。
 では何が素晴らしいのかといえば、この設定だからこそ活きてくる台詞。

 特に印象的であった3つをご紹介。


 ベンジャミンの育ての母クイニーが発する言葉。

 「行き着く先は同じ、通る道が違うだけなのよ」

 人とは違う成長を辿るベンジャミンですが、生き物として生まれたからには、行き着く先は”死”である。
 普通の人と同じなのです。悲しいけれど。
 これは何も、普通の人とベンジャミンを対比して言ってるわけではなく、この世のすべての人に当てはまる台詞。
 ラストのナレーションにもあるように、世の中には色々な人がいる。しかし最後は同じなのです。

 ベンジャミンとデイジー(ケイト・ブランシェット)がお互いに40歳代に突入し、バレエ教室で会話をするシーン。

 「やっと追いついた」

 ベンジャミンは若返り、デイジーは年老いる。その中間点が40代。この時はベンジャミンも等身大の人間である。
 ここで魅せる二人の演技が、とても素晴らしい。

 「残念だな。永遠のものがないなんて」

 人それぞれの時間の進み方がキーとなる本作で、やはりこの台詞は重くのしかかる。
 体内時計が順周りする普通の人、逆周りするベンジャミン。でも”時が止まることなく進んでいる”ことに違いはない。
 でも永遠のものがないからこそ、今この瞬間が美しい。
 この台詞を発するベンジャミンの、哀愁漂う表情がなんともいえなかった。


 他にも沢山あるのですが、挙げているとキリがなくなる。
 台詞集か何かを出版してほしいほど。
 恐らくそんなものはないだろうから、DVDが出たら自分で作ります。


 ~~~ 演出:あぁ、”映画”してる! ~~~

 日常生活では考え付かないようなシーン、設定としてはありふれているけどその映画独特の演出がなされているシーン等を見ると、僕は「おぉ、”映画”してるな」と呟いてしまう。
 そういうものに出会えるからこそ、映画を観るのをやめられない。

 本作には、そういうシーンが沢山ある。
 上に書いた「台詞集」とともに、シーン集を出版してほしいほど。
 恐らくそんなものはないだろうから、DVDが出たら自分で作ります。

 この作品では、冒頭から「お!」と思わせてくれた。つまり、エンジンがかかるのが早かったということ。

 冒頭は、物語には直接関連してこない、ある時計屋の話が語られる。
 新しく出来た駅に、大時計を寄贈した男の話。

 この男は最近、戦争で子供を亡くした。そのことを考えないように大時計作りに没頭する。
 お披露目の日。そこには町民、そして大統領まで訪れる。

 時計の電源が入る。
 しかし時計の秒針は、逆周りに動くではないか。
 男の言い分はこうである。
 「時間が逆に進めば、この駅から戦争に旅立った若者たちが帰ってくるかもしれない。」

 このスピーチは、それはそれで素晴らしかった。
 しかし僕が感動したのは、時計の電源が入り、最初の一秒を刻んだ瞬間だった。

 逆向きに、一秒進む秒針。

 ここで思わず鳥肌が立ってしまった。
 非常に細かいシーンではあるのですが、「普通とは逆の成長をしていく男の話」の出だしとしては最高のものではないでしょうか。

 他にも、赤いドレスでバレエを踊るケイト・ブランシェットのシルエットが素晴らしかったりとか、挙げればキリがない。
 キリがないから、あと1つだけ、やはりはずせないラストシーンを紹介します。

 ラストは、ベンジャミンのナレーションで幕を閉じる。

 「この世には、様々な人がいる。ピアノを弾く人、雷に打たれる人、シェイクスピア好き、お母さん、ダンサー・・・」

 これは先にも述べたように、「到着点は同じであるけれど、通る道はそれぞれ違う」という意味合いであると思う。
 様々な人がいるのだ・・・と。
 そして最後に、駅に飾られた逆周りの大時計が写される。台詞はない。
 つまり「普通とは逆に成長していく人もいる。到着点は同じだけどね」ということだ。

 約3時間に及ぶ作品を、キュっと締める素晴らしいラストでした。



------------------------------

 良い作品だ。
 本当に良い作品。

 大きな感動というよりも、ひっそりと静かに噛み締めたい作品。

 もう一回観てもいいなぁ。

2009年2月1日日曜日

梅太@ 劇場:『ヘルライド』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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●21世紀に蘇ったB級バイカームービー:『ヘルライド』
 監督はラリー・ビショップ。
 脚本もラリー・ビショップ。
 主演にもラリー・ビショップ。あと、僕の大好きマイケル・マドセン。
 製作総指揮にクエンティン・タランティーノ。

 60~70年代にかけて大量生産されては大量消費されたB級映画。
 そのテイストにあふれたこの作品。今になって誰が観るのだ?

 そう、僕が観ます。

 ラリー・ビショップは、当時B級映画に出演していた俳優で、つまりタランティーノにとっては憧れの存在。
 そんな二人が組んで作った、趣味丸出しのバイクムービー。
 観た後に何も残らない作品でありますが、見てる最中はものすごく面白い。

 ストーリーはあってないようなものですが、根底は、過去の復讐と、宝を悪党から守ること。
 宝が何だったのかは明かさない。

 つまり宝というものは、中身が何であろうと、”あれば良い”のですね。
 それだけで目的が出来ますし、映画の筋書きというものは、それで出来てしまうわけです。
 「それはどうだ?」と思ってしまうかもしれませんが、これはA級映画でも用いられていますね。
 最近で言えば『MI3』とか。”ラビットフッド”の入手・取引が物語の筋ですが、それが何なのかは明らかにはなりません。

 別段、お話を追わなくても問題はないかと。
 こういう作品の楽しみどころは他にある!

 ということで、魅力あふれる予告編の紹介。

 ↓↓↓ 予告編 ↓↓↓




 マドセンがカッコよすぎますね。
 予告編1:30辺りの「Eeny,meeny,miny,moe(どちらにしようかな)」の言い方がまた良いです。
 やはり、タランティーノ臭漂うマドセンは最高です。バイクも銃も似合いすぎです。
 周りが革ジャンなのに、マドセンだけスーツに刺繍というのもいいですね。

 そう、スーツと言えば、タランティーノ臭漂う作品のスーツ姿の人物というのは、何かカッコ良い。

 『レザボアドッグス』

 『キルビル』

 あとこの手の作品の、登場人物のさりげない、どうでも良い所作が、僕は好きだったりします。
 なんというか、自分の動作に自信があるというか、「これがオレのスタイルだ」という感じ。
 ポケットから物を出す仕草とか、手袋をはずす仕草とか、銃をズボンにしまう仕草とか。
 主にマドセンの。


 さて、この作品で一番テンションがあがるのが、この爆破シーン。


 完璧です。
 ただ、爆破はこのシーンくらいです。勿体無い。
 銃撃戦とか殴り合い含め、もっとバンバンやってくれて良かったのだけどなぁ。

 さて、もう書くことはないですが、最後に劇中の面白い会話を紹介します。

 ビショップ「ルート66の"INN6"に朝6時に集合だ」
 マドセン「あと6回言ってくれよ」
 ビショップ「6歳のガキでも覚えられるぜ」

 よくもこのやり取りを思いついたなぁと思う。


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 一年に一本くらいは、こういう作品があっても良いと思うのだけれど。

 久々にキル・ビルでも観ようかしら。 

梅太@ 劇場:『マンマ・ミーア』

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●お父さん候補はボンドと海賊と自負の塊!?『マンマ・ミーア
 99年に舞台で発表されたミュージカルの映画化。
 主演にメリル・ストリープアマンダ・セイフライド、他。



 ストーリーとしては、結婚式を翌日に控えた少女:ソフィ(アマンダ・セイフライド)が、今まで会ったことのないお父さんに会うことを願い、父親候補3人に招待状を送りつけてみたら騒動に次ぐ騒動。
 ボンドは秘密兵器で乗り込んでくるし, 海賊はフジツボまみれだし、Mr.ダーシーはプライド高すぎるし・・・(ここはウソ
 波乱万丈の末、怒涛のハッピーエンド。

 何にせよ、ABBAの楽曲に合わせて、みんなもビートすれば良いのだと思います。
 そしてオジサン、オバサンがハッスルしている姿を見て、疲れれば良いのだと思います。
 ちょっと、見てるこっちが息切れしてしまうところがあったような・・・

 でも、8割オバサンで構成される『Dancing Queen』のシーンは、睨んだとおり素晴らしかった。
 ちょっと泣きそうだった。
 あれこそ、ミュージカル映画の醍醐味ですね。



 ~~~ 歌:アマンダ・セイフライドが全部持っていきまいた ~~~

 さて今日は、エンドロールとソフィ役のアマンダ・セイフライドの歌声についてを中心にして書こうと思います。

 まずは、アマンダ・セイフライド。
 この人の歌声が素晴らしすぎる。

 ミュージカル映画は昔からあって、俳優さんの生歌が聞けるというオイシイ魅力がありますが、「お!この人の声素晴らしい!」という発見もしばしばあるのですね。
 メリル・ストリープについては『今宵、フィッツジェラルド劇場で』という作品で歌声を披露していたので、それはそれで期待していたのですが、今回は全部、アマンダさんに持っていかれたと思います。

 冒頭の『I have a dream』に始まり、エンドロールの『thank you for the music』に至るまで。
 アマンダさんの曲になるたびに、段々と惚れていってしまう自分がいました。
 この人の歌の為だけに、サントラを買いそうになりました。

 さて、その極め付けが『thank you for the music』。エンドロールで流れる曲です。

 観た人はわかるとおもいますが、エンドロールは3部構成になっています。
 オジサン、オバサンがファンサービスで踊りまくる1部。
 『thank you for the music』が流れる2部。
 陽気なスコアで締める3部。

 エンドロールになって席を立つ人は最近多いですが、出だしが面白いからか、最初は皆さん席を立たなかった。
 そして2部。アマンダさんのしっとりとしたアコースティックなスコアが響く。
 僕はもう、この時点では惚れ込んでいたので、ただただ聞いていたのです。
 そしてアマンダさんの歌が終わり、第3部の陽気なスコアに変わると同時に、みんなが席を一斉に立った。

 思わず笑ってしまいました。

 そう、つまり第2部では、誰一人として席を立ってないことになります。
 みんなアマンダさんの声に惚れ込んでいたわけですね。

 うん、わかりますよ、わかりますよ。
 ただ、そこまで座ってたなら、最後まで座ってれば良いのに・・・。



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 さて、万能に見えるボンドにも、歌という弱点があることがわかった本作ですが、やはり一番の収穫はアマンダさんの歌声ですね。
 ぜひぜひ、大音量で聞きに行ってほしいです。

 エンドロールは、ちょっと泣きそうになりますよ。

 thank you for AMANDA!