2009年7月31日金曜日

梅太@ 予告編:『The Fantastic Mr.Fox』

この記事は こだわりとはこういうものか・・・と感じた 梅太 の名の下にお送りいたします

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 今回ご紹介する予告編は、ウェス・アンダーソン監督作『The Fantastic Mr.Fox』。

 僕の大好きなアンダーソン監督の最新作です。
 今回はこれまでの作品とは少し違います。

 まず一点目は、原作があるということ。

 一作目『アンソニーのハッピー・モーテル』から、自ら脚本を製作してきたアンダーソン監督にとって、本作は初の原作モノとなります。
 選ばれたのは、ロアルド・ダールの同名児童小説。

 二点目は、アニメーションであるということ。
 本作はストップ・モーション(以下SM)アニメで制作されています。
 SM自体は、『ライフ・アクアティック』の一部で、ヘンリー・セリックの力を借りて披露していましたが、今回は全編ストップモーション。
 企画段階では、またヘンリー・セリックにお願いするつもりであったらしいです。
 しかし、彼は『CORALINE』の製作へ回ってしまったため、力を借りられず・・・

 ・・・・が。


 逆にそれが、功をなしたように思えてきます。
 予告編をどうぞ。





 昨今は、『コープス・ブライド』や、先にも紹介した『CORALINE』のように、「CGなんかにゃ負けねぇよ!」という意気込みが感じられる素晴らしいSMが幾つかありますが、この作品では「CGってなんですか?」というくらいに、古臭いタイプのSMです。
 

 冒頭10秒くらいは、「なんじゃこりゃ」という感じでしたが、観ていくうちにどんどん引き込まれていき、予告編が終わる頃には、「何が何でも観なければ!」と思わせる、ウェス節全開の作品であると感じさせられました。
 ウェス・アンダーソン作品ということで、何があろうと観るのですけれど。

 予告編を作る側も、ウェスさんのこと、しっかり理解しているのだろうなと思います。
 監督の作風を良く汲んでいる。
 (『ダージリン急行』のときもそうでしたが)



 最初、情報を入手したときは、「あぁ、アニメを作るんだぁ・・・」と漠然とした印象しかもてませんでしたが、やはりウェスさん。やってくれます。


 声の出演として、ジョージ・クルーニー、メリル・ストリープを筆頭に、ウェス作品2度目のウィレム・デフォー、エイドリアン・ブロディ。
 そしてウェス・ファミリーであるビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ジェイソン・シュワルツマン、アンジェリカ・ヒューストンも勿論出演。
 重鎮、マイケル・ガンボン、ブライアン・コックスにも注目です。

 豪華やなぁ・・・


 アメリカで09.11.13公開。
 
 また期待作が増えました。

 
 

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