この記事は こだわりとはこういうものか・・・と感じた 梅太 の名の下にお送りいたします
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今回ご紹介する予告編は、ウェス・アンダーソン監督作『The Fantastic Mr.Fox』。
僕の大好きなアンダーソン監督の最新作です。
今回はこれまでの作品とは少し違います。
まず一点目は、原作があるということ。
一作目『アンソニーのハッピー・モーテル』から、自ら脚本を製作してきたアンダーソン監督にとって、本作は初の原作モノとなります。
選ばれたのは、ロアルド・ダールの同名児童小説。
二点目は、アニメーションであるということ。
本作はストップ・モーション(以下SM)アニメで制作されています。
SM自体は、『ライフ・アクアティック』の一部で、ヘンリー・セリックの力を借りて披露していましたが、今回は全編ストップモーション。
企画段階では、またヘンリー・セリックにお願いするつもりであったらしいです。
しかし、彼は『CORALINE』の製作へ回ってしまったため、力を借りられず・・・
・・・・が。
逆にそれが、功をなしたように思えてきます。
予告編をどうぞ。
昨今は、『コープス・ブライド』や、先にも紹介した『CORALINE』のように、「CGなんかにゃ負けねぇよ!」という意気込みが感じられる素晴らしいSMが幾つかありますが、この作品では「CGってなんですか?」というくらいに、古臭いタイプのSMです。
冒頭10秒くらいは、「なんじゃこりゃ」という感じでしたが、観ていくうちにどんどん引き込まれていき、予告編が終わる頃には、「何が何でも観なければ!」と思わせる、ウェス節全開の作品であると感じさせられました。
ウェス・アンダーソン作品ということで、何があろうと観るのですけれど。
予告編を作る側も、ウェスさんのこと、しっかり理解しているのだろうなと思います。
監督の作風を良く汲んでいる。
(『ダージリン急行』のときもそうでしたが)
最初、情報を入手したときは、「あぁ、アニメを作るんだぁ・・・」と漠然とした印象しかもてませんでしたが、やはりウェスさん。やってくれます。
声の出演として、ジョージ・クルーニー、メリル・ストリープを筆頭に、ウェス作品2度目のウィレム・デフォー、エイドリアン・ブロディ。
そしてウェス・ファミリーであるビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ジェイソン・シュワルツマン、アンジェリカ・ヒューストンも勿論出演。
重鎮、マイケル・ガンボン、ブライアン・コックスにも注目です。
豪華やなぁ・・・
アメリカで09.11.13公開。
また期待作が増えました。
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