2009年2月25日水曜日

第81回アカデミー賞 結果

2/22(日本時間2/23)第81回アカデミー賞の授賞式が行われ、各賞が発表になりました。

先日、自分なりの予想をしてみましたが、結果はというと・・・

■作品賞
予想:『フロスト×ニクソン』
希望:『スラムドッグ$ミリオネア』
→結果:『スラムドッグ$ミリオネア』


正直ビックリしました。
いや、希望通りだったので嬉しいのは嬉しいんですが、あくまで大穴のつもりで応援してたんで、受賞されたのが驚きです。
無効では単館上映ではじまり、徐々に公開が拡大していった作品ですが、そもそもは映画館での上映すら予定されないビデオスルーの作品だったそうです。
その素晴らしさからドンドンと評価が上がり、ついにはオスカーまで獲得してしまうという、まさにタイトル通りの作品になったというコトですね。

作品賞は例年、内容は素晴らしくても受賞は無理そうな知名度の低い小規模作品が1つはノミネートされていてるのですが、今回はそれがこの『スラムドッグ~』に当たっていたので、いくら評価が高くても、社会派モノの揃った激戦は勝てないだろうと踏んでいましたが、まさかのオスカーですよ・・・

日本での公開を楽しみにしています!
本当におめでとう御座いました!

■主演男優賞
予想:ショーン・ペン『ミルク』
→結果:ショーン・ペン『ミルク』


やはり社会派モノは強いだろうととの読みが当たりましたw
実在して亡くなった役は賞をもらうには有利ですし、同性愛者で公職者という難しい役を演じきったのはかなり強かったんだろうと思います。
これも公開が楽しみですね。

■主演女優賞
予想:メリル・ストリープ『ダウト~あるカトリック学校で~』
希望:アン・ハサウェイ『レイチェルの結婚』
→結果:ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』


実力派で固いとは予想してましたが、コチラでしたか・・・
過去数回ノミネートはされてましたが受賞は初めて、おめでとう御座います。

■助演男優賞
予想:ヒース・レジャー『ダークナイト』
希望:ヒース・レジャー『ダークナイト』
→結果:ヒース・レジャー『ダークナイト』


安心しましたw
これで彼に上げなかったら、アカデミー賞は世界中を敵にまわしますからねw
亡くなってからの受賞はアカデミー賞の歴史の中で、これで二人目だそうですが、同情票なんかではなく、単純にズバ抜けた演技力でガッチリとオスカーを掴んだと思います。

天国のヒースに大拍手! 本当におめでとう!

■助演女優賞
希望:エイミー・アダムス『ダウト~あるカトリック学校で~』
→結果:ペネロペ・クルス『それでも恋するバルセロナ』


非常に読みにくかった賞ですが、ペネロペ・クルスでしたか。
ちなみにこの作品で共演してるハビエル・バルデムが去年の『ノーカントリー』で助演男優賞を受賞しております。
ウディ・アレンの監督最新作ってことで、この作品にも注目ですね。

■監督賞
予想:ガス・ヴァン・サント『ミルク』
希望:ダニー・ボイル『スラムドッグ$ミリオネア』
→結果:ダニー・ボイル『スラムドッグ$ミリオネア』


これも希望通りですが、予想外で驚きですw
今回は作品賞と監督賞のノミネート5作品が全く同じだったので、同じ作品が両方獲得するだろうと思ってましたが、まさか『スラムドッグ~』が取ってしまうとは・・・

いや、非常に嬉しいんですけどねw

■長編アニメ賞
予想:『WALL・E/ウォーリー』
希望:『WALL・E/ウォーリー』
→結果:『WALL・E/ウォーリー』


願い通りの結果で安心でした♪
作品賞ノミネートの夢が叶わなかっただけに、これは確実に取ってもわらねば困りますw
「長編アニメ賞」ですら勿体無いくらいの素晴らしい作品です!

■脚本賞
希望:『WALL・E/ウォーリー』
→結果:『ミルク』


うーん・・・残念・・・
長編アニメ賞以外にもノミネートされてた『ウォーリー』ですが、結果的には1つしかオスカー取れず・・・
もっと上げてもいいのに・・・

■メイクアップ賞
予想:『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』
希望:『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』
→結果:『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』


これも悔しいなぁ・・・
最多ノミネートにも関わらず、主要部門を逃した『ベンジャミン~』は結局、メイキャップ・美術・視覚効果での受賞になりました。
確かに地味に映像が凄いんで納得は出来ますが、『ヘルボーイ』には譲って欲しかったなぁ・・・


そんな感じで、予想結果はぼちぼちですかね・・・
最初にノミネート作品が発表された時に、作品賞ノミネートが有力視されていた『ダークナイト』と『ウォーリー』が入っていないコトから、今年も例年通りの無難な線で行くものだとばかり思っていましたが、フタを開けてみたら、高評価ですが規模的には大穴扱いだった『スラムドッグ~』が作品賞をはじめとする最多8部門受賞という圧勝の展開でした。

あれだけ名前の強い作品が揃うと無難な展開になり、あまり小規模作品にはいくら内容が良くても、オスカーは難しいだろうという予想を大きく裏切られた結果だと個人的には思っています。
つーか、『フロスト×ニクソン』が予想外に全く絡まなくて驚いてます・・・

まぁ、『ベンジャミン~』が主要部門をハズしまくって、スタッフ周りで受賞するだろうという予想はバッチリ当たってましたがw

そして外国語映画賞でノミネートされていても、オスカーは無理だろうと予想していた『おくりびと』が見事に獲得しましたね・・・
うーん・・・あの感覚をアカデミー賞で評価されるとは意外でした・・・
ヨーロッパ系の社会派モノが揃った中で、浮いてる存在ではあったけど、日本の色を強く出した毛色の違う作品ってのは有利だったのかなぁ・・・
とにかく、日本映画がこういった権威ある賞を取れたのは嬉しいことですね。
本場のアカデミー賞は、先に行われた「日本アカデミー賞」なんかとは比べ物にならない権威ですからw


そんな言いたい放題の痛い感想でした。
wowowの中継は見れなかったですが、どうやらメイン司会のヒュー・ジャックマンが演出でミュージカルを披露してた様子w
それは観たかったなぁ・・・

自分は掲示板などで仕事中に結果をチラチラ確認していましたw
帰宅してから、録画してたCATVの映画専門チャンネルのアカデミー賞特番を観ることで何とか補っております。

次々とセレブが行きかうレッドカーペットのインタビューとアフターパーティの中継で穴埋め的なアレ。
やはり異常な豪華さだよなぁ・・・

3時間半の特番なのに、肝心の授賞式は全く観れないもどかしさ・・・

レッドカーペットのナタリー・ポートマンが可愛かったので許しますw

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