2009年2月15日日曜日

ゲン@ 劇場:『少年メリケンサック』

ゲンです。
公開初日の作品を3本連続で観てきました。

『少年メリケンサック』@TOHOシネマズ西新井(2/14鑑賞)

ひょんなことから、凶暴なオヤジ4人組のパンクバンドを引き連れて全国ツアーに出ることになったお気楽OLの奮闘を描くハイテンションなコメディ。
監督は今回で2作目となる宮藤官九郎、主演は宮崎あおい。
彼女を振り回すバンドメンバーには佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城らが共演。

あー期待しすぎた・・・

うーん・・・違うんだよなぁ・・・
前半からシナリオ的に肩透かしの展開を続けられて、クスクス笑いはあるんだけど、爆笑できるようなポイントは全く無く、正直スベってる感じでした。
中盤で若干盛り返してきたけど、オチも弱くてイマイチ・・・

個人的には『デトロイト・メタル・シティ』(DMC)『GSワンダーランド』(GSW)と去年から「音楽×コメディ」が続けて当たってるのと、あらすじを読んでみて“オヤジバンド”に振り回される話のようだったので、これも個人的に大好きな「オヤジ青春モノ」の匂いがしてたので、非常に楽しみにしていたのですが、どちらにも成り切れない微妙な作品でした。

そんな爆発しない脚本でも、唯一異常に光っているのが宮崎あおいの演技、というかキャラクタ。
あのキュートでキレキレなキャラクタの激しい演技が観れただけでも、十分に1800円置いて帰れるくらいの演技でしたw
ツンデレですよ、ツンデレ。

そんな彼女に絡む佐藤浩一さんがまた良かったです。
この方もやはりコメディに強いんだよなぁ・・・
『誰も守ってくれない』とかよりも、三谷作品とかコメディ路線の作品がもっと観たいですねw
ユースケ・サンタマリアさんも相変わらずナイスなキャラで♪

ただ意外とダメだったのが、木村祐一さん。
関西弁を完全に封印し、慣れない東北弁でずっと演技していたのですが、どうしても最後まで馴染めなかったです・・・

あと音楽の趣味でいうと日本のパンク音楽ってのも、自分は若干苦手で・・・
オフスプとか、海外のは大好きなんだけども・・・・


非常に期待していただけに、爆発しなかったのがかなり残念。
結論から言ってしまうと、『DMC』『GSW』の足元にも及ばない作品でした。

宮崎あおいの演技が本当に素晴らしいだけに、悔しさだけが残る後味の悪い作品。

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