2009年9月5日土曜日

梅太@ 劇場:『幸せはシャンソニア劇場から』

この記事は アコーディオンの音色が世界一似合ううのはフランスだと思う 梅太 の名の下にお送りいたします

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●僕達は不況にも弾圧にも負けず、観客に夢を与えていくのだ!:『幸せはシャンソニア劇場から
 監督はクリストフ・バラティエ。
 出演はジェラール・ジョニョ、ノラ・アルネゼデール他。

 2009年9月5日。
 恐らく日本中が、ノラ・アルネゼデールに恋したに違いない。

 今回の記事は、恐らく「反則的に素敵であった」で終わる。

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 ストーリーは。
 下町にある、小さいながらも確かに人気のある劇場:シャンソニア劇場。
 しかし借金のせいで、劇場は差し押さえられ、機能しなくなってしまった。
 霧散してしまった劇場関係者達。
 しかし数年後、ピゴワル(ジェラール・ジュニョ)は仲間達と共に、劇場選挙運動を開始する。
 政府側も、賃貸という形でしぶしぶ劇場開放を許可する。
 初日は、中々の評判。
 この調子で、徐々に経営も軌道に乗り始めると思ったが・・・


 劇場の赤い装飾には惚れ惚れさせられるし、後半のミュージカルチックな楽曲も素晴らしい。
 何よりアルネゼデールが素敵過ぎる。

 ラストの余韻の残し方も素晴らしい。
 派手派手な作品も、勿論好きであるが、どちらを好んでみるかといわれれば、僕はこっちを選ぶ。

 そういう要素を全てひっくるめると。こうなる。

 とても、幸せな気分。

 それで十分、この作品を言い尽くせる気がする。

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 思えば今年は、『PARIS』で、メラニー・ロランにノックアウトされた。
 僕は過去に、エヴァ・グリーンにノックアウトされた経歴を持つ。
 フランス女性、恐るべし。

 女性の素敵さにも、色々な種類があると思うけれど、メラニー・ロランは”美しい”人だった。

 で、今回、ノラ・アルネゼデールである。


 笑えばカワイイし、ふとした横顔は本当に美しい。
 カワイさと美しさは、こうも混在できるものなのか。

 とりあえず、一週間は引きずる気がする、この余韻を。

 もう、反則的に素敵であった。

梅太@ 劇場:名画座日記-8

この記事は 映画は娯楽だ、やはりそう思う 梅太 の名の下にお送りいたします

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 名画座日記-8

 今回は目黒シネマにて、『グラン・トリノ』を鑑賞。
 やっとこさ鑑賞。

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目黒シネマ

 目黒駅西口を出て、右に見える交差点のところにあります。
 映画を観るぞ!という感じの映画館で、現在上映中の作品の書評なんかを入り口まで堪能できます。
 また待合所には、映画関連の書籍が多数おいてあり。
 もう、映画のことしか考えて無いな、この映画館。

 びっくりしたのは、入場してきた客の順番を把握していることで、早めに来た人を優先的に劇場内に入れてくれたりします。

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 さて、『グラン・トリノ』。
 先日みた『チェンジリング』(感想はコチラ)があまりにも素晴らしい作品でして、僕はそれ以上は望まないと思っていたのですが、なんだか世間は、『チェンジリング』以上の作品だ!と騒いでいますし。

 意気込んでみてみると・・・・

 軽いな。

 ただただ、そう思った。
 いや、つまらないと言っている訳ではない。
 むしろ最高に面白かった。
 
 これは、笑って楽しむ、紛れも無い娯楽作品である。
 そしてイーストウッドは、俳優業のフィナーレを、何故これで飾ったのか。

 映画と言うのは、娯楽だからだ。

 長い映画人生で、行き着いたものがそこだったのだ・・・・僕はなんとなく、そう受け取った。

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 この映画は、コワルスキー(イーストウッド)先生による、ありがたい授業である。
 時間割は以下の通り。

●ホームルーム
 議題:妻の死と、ヘソピアスと、新米牧師
 講義内容:おめ~ら妻の死をなんだと思って嫌がるんだ

●1限目:
 議題:生とは何か、死とはなにか
 講義内容:マニュアルどおりの新米牧師に、生と死というものを教えてやるのさ

●2限目:
 議題:男とは何か
 講義内容:女をつれて、カッコイイ車でデートし、床屋に入ったら「よかったら髪を切っていただけませんかイカレ野郎」と挨拶する。それが、男ってもんだ。

●3限目:
 議題:救いとは何か
 講義内容:キリスト教の教えでは、死は魂の救済であるとかなんとかいってるが、本当にそうかどうか、自分でしっかり考えて見やがれ。


 講義は時間厳守。遅れないように。

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 コワルスキー(イーストウッド)は、過去の戦争の悪夢を抱えて生きてきた。
 そして妻を亡くし、家族から嫌われ、残りの人生を惰性のようにすごしてきた。

 死が魂の救済なら、いっそのこと・・・・

 しかし、隣人であり、友となったモン族のタオと関るうち、色々なものから、彼は救われたのだと思う。
 そこで、コワルスキーは気付いたのだ。

 救いは、死ではなく、生の中にこそ生まれるものだ。

 ラスト。

 彼は、タオだけでなく、タオをつけ回していたギャング達をも、救っていたのだと思う。

 ギャングたちを完膚なきまでに叩きのめすのは簡単だ。
 しかしそこに、救いは無い。
 負の連鎖に、タオが、そしてギャングたちも巻き込まれるだけだ。

 ギャングたちが、タオとその家族にしたことは、許されることではない。
 そして、一時的な感情のままにやってしまったギャングたちには、恐らく年をとってから、なんて事をしたのだ・・・という、後悔の念が、きっと生まれるはずだ。
 その念にさいなまれ、死を選んでしまう人も、いるかもしれない。

 だが、戦争という消えないの傷を抱え生きてきた自分には、「タオとの関係」という救いがあった。
 ギャングたちにも、生きていればそういう救いがあるはずなのだ。

 だから、コワルスキーは態度で示すのだ。
 生きろと。

 あの場でコワルスキーは、タオのみならず、沢山の人に救いの道を示したのだと思う。



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 色々書いたけれど、僕はこの作品は、笑って楽しめばそれで良いのだと思う。
 あぁ、面白かった。

2009年9月1日火曜日

梅太@ 雑記:ブログ開設1周年のご挨拶

 昨年、2008/9/1に、本ブログ『映画好きの二人』は開設いたしました。

 ということで、本日をもって、1周年!
 まさに、映画への執念だけで、続けている次第でございます。

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 開設以後、時々誰かが、「ブログ読んでるよ~」と言ってくれたりしてます。
 とてもうれしいです。
 直接コメントしてくださった方もいます。
 とてもうれしいです。
 外人からのコメントには、若干対応に困ったりもしましたが・・・(コチラの記事)
 いやいやそれでも、大変うれしゅうございます。

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 運営に関しては、お互い特に打ち合わせ無しでやっております。
 僕がタイトルを勝手に変えようが文句はなく、ゲンさんがブログパーツをイジろうが文句は無く。

 そしてお互い、どんなに変態的な記事を書こうが、文句はなく。

 で、時々直接会ったときに、「あれよかったですね~」と話したりしています。
 
 開設以降、最大のイベントは、昨年末に行った座談会
 お互い、言いたいこと言い過ぎて、疲れましたが、かなり楽しかったです。
 

 さて、この一年の記事を、データにしてみると・・・

●記事数総計:199(この記事を入れて)
●劇場鑑賞記事:117
●DVD鑑賞記事:20
●予告編紹介記事:26
●雑記:14
●ニュース:1
●イベント:1
●Blog title:5
(”一覧”記事、”はじめに” は抜かして)


 という結果となりました。
 これが多いのか少ないのかは、もう1年やってみないと分かりませんね。

 ただ記事を読み返してみると、最近になるにつれ、僕の記事の変態度が増していることが、容易に伺えます。
 気になる方は、「カテゴリ:管理人 梅太」を選択し、パラパラと流し読みしてみるといいと思います。

 ・・・・いや、最初から変態だったか。

 でも多分、本格的に壊れだしたのはコチラの記事からだと思います。

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 さて、ゲンさんか僕か、どちらが書くにせよ、次の記事が記念すべき200記事目となります。
 新しい1年の幕開けとして、かなりキリの良い数字です。

 今後、ますます変態度はアップしていくと思いますが、常に全力で望んでいく所存でございますので、応援よろしくお願いします。