2009年3月20日金曜日

梅太@ 雑記:愛と感動、衝撃のラスト

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 本日3/20は『イエスマン/YESは人生のパスワード』を見てきまして、感想はコチラに書きました。

 鑑賞前にトイレに行ったとき、男用のトイレに「gentlemen」と書いてあり、「はて、自分は紳士だろうか」と一瞬考えてから入りました。

 そんなことはどうでもよくて。

 本日の予告編は『トランスフォーマー2』、『グラン・トリノ』、『ザ・バンク 堕ちた巨像』、『バーンアフターリーディング』でした。
 さて、この4つの予告編の内、「衝撃のラスト」というワードが含まれていたのが2つありました。

 1月ごろを思い出してみる。
 そのころは、『レボリューショナリー・ロード』『チェンジリング』『ベンジャミン・バトン』が控えていた時期であります。
 このころは確か、大体の映画に「愛」というワードが含まれていた記憶があります。
 ここに『7つの贈り物』が入ってくると、「感動」というワードが入ってくるのです。
 

 最近の日本における映画の宣伝文句、恐らく「愛」「感動」「衝撃のラスト」がほとんどではないだろうか。
 宣伝文句として、確かに申し分ないワードだとは思うのだけれど、あんまりにも頻繁に用いられていると、なんだか大した作品ではないように思えてしまう時がある。
 勿論、実際に見てみるとそんなことはないのですが。

 確か淀川長治さんの本に書いてあったと思いましたが、「衝撃のラストは、”衝撃”と事前に知らされてしまった時点で衝撃で無くなる」らしい。その通りだと思う。

 日本語は豊かな表現が沢山あるのだから、もっと活用するべきだ。

 TVで放映するときの方が、よっぽど頑張っていると感じる。
 いくつかここでご紹介したい。

『ノック・オフ』

・筋肉フィーバー
・全身の毛穴で受け止めろ!!
 



『プレデター』

・肉密度1000%
・拳のマニュフェスト



『TAXI 3』

・痛快、爽快、Fly in the sky!
・仏ったまげ、フランス産アクション



『ドリブン』

・その瞬間俺達は、死神とすらダチになる
・レースファンなら観ろ、ファンじゃないなら・・・死んでも観ろ! <でも死んだら観らんないよ・・・>



『スパイダーパニック』

・ハエたたきよりも銃をくれ



『レッドウォーター サメ地獄』

・プロレタリア シャーキング パニック





 うん、木曜洋画劇場は頑張っております。
 一見メチャクチャな印象を受けますが、かなり的を得ています。

 『レッドウォーター サメ地獄』の「プロレタリア・シャーキング・パニック」なんて、一瞬・・というか全然意味わからないです。
 (どうやらブルジョアの反対語らしい)
 けれど変に「愛」とか「感動」とか持ち出されるより、何だかカッコイイし、観たくなりませんか?

 あと俳優を紹介するとき、日本では大概「演技派」とか「個性派」とか持ち出しますよね。
 なんとなく、とりあえず付けている印象を受けてしまいます。
 付けるなら付けるで、『ドリブン』のスタローンみたいに、「男のカーナビ」くらい、ぴったりな肩書きを考えたらいいと思う。



 この辺はそれぞれの好みもありますから、「愛」とか「感動」が好きな人はそれでいいと思います。
 というより僕も好きです。
 ただあまりに頻繁に使うのは逆効果じゃないかなぁと。

 そうでもないのかな。

 ここに書いたからどうなるというわけでもないのですけど、ちょっと辟易していた部分がありましたので、このように記事にさせていただきました。
 

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