この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします
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本日3/20は『イエスマン/YESは人生のパスワード』を見てきまして、感想はコチラに書きました。
鑑賞前にトイレに行ったとき、男用のトイレに「gentlemen」と書いてあり、「はて、自分は紳士だろうか」と一瞬考えてから入りました。
そんなことはどうでもよくて。
本日の予告編は『トランスフォーマー2』、『グラン・トリノ』、『ザ・バンク 堕ちた巨像』、『バーンアフターリーディング』でした。
さて、この4つの予告編の内、「衝撃のラスト」というワードが含まれていたのが2つありました。
1月ごろを思い出してみる。
そのころは、『レボリューショナリー・ロード』『チェンジリング』『ベンジャミン・バトン』が控えていた時期であります。
このころは確か、大体の映画に「愛」というワードが含まれていた記憶があります。
ここに『7つの贈り物』が入ってくると、「感動」というワードが入ってくるのです。
最近の日本における映画の宣伝文句、恐らく「愛」「感動」「衝撃のラスト」がほとんどではないだろうか。
宣伝文句として、確かに申し分ないワードだとは思うのだけれど、あんまりにも頻繁に用いられていると、なんだか大した作品ではないように思えてしまう時がある。
勿論、実際に見てみるとそんなことはないのですが。
確か淀川長治さんの本に書いてあったと思いましたが、「衝撃のラストは、”衝撃”と事前に知らされてしまった時点で衝撃で無くなる」らしい。その通りだと思う。
日本語は豊かな表現が沢山あるのだから、もっと活用するべきだ。
TVで放映するときの方が、よっぽど頑張っていると感じる。
いくつかここでご紹介したい。
『ノック・オフ』
・筋肉フィーバー
・全身の毛穴で受け止めろ!!
『プレデター』
・肉密度1000%
・拳のマニュフェスト
『TAXI 3』
・痛快、爽快、Fly in the sky!
・仏ったまげ、フランス産アクション
『ドリブン』
・その瞬間俺達は、死神とすらダチになる
・レースファンなら観ろ、ファンじゃないなら・・・死んでも観ろ! <でも死んだら観らんないよ・・・>
『スパイダーパニック』
・ハエたたきよりも銃をくれ
『レッドウォーター サメ地獄』
・プロレタリア シャーキング パニック
うん、木曜洋画劇場は頑張っております。
一見メチャクチャな印象を受けますが、かなり的を得ています。
『レッドウォーター サメ地獄』の「プロレタリア・シャーキング・パニック」なんて、一瞬・・というか全然意味わからないです。
(どうやらブルジョアの反対語らしい)
けれど変に「愛」とか「感動」とか持ち出されるより、何だかカッコイイし、観たくなりませんか?
あと俳優を紹介するとき、日本では大概「演技派」とか「個性派」とか持ち出しますよね。
なんとなく、とりあえず付けている印象を受けてしまいます。
付けるなら付けるで、『ドリブン』のスタローンみたいに、「男のカーナビ」くらい、ぴったりな肩書きを考えたらいいと思う。
この辺はそれぞれの好みもありますから、「愛」とか「感動」が好きな人はそれでいいと思います。
というより僕も好きです。
ただあまりに頻繁に使うのは逆効果じゃないかなぁと。
そうでもないのかな。
ここに書いたからどうなるというわけでもないのですけど、ちょっと辟易していた部分がありましたので、このように記事にさせていただきました。
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