2009年3月20日金曜日

梅太@ 劇場:『イエスマン/"YES"は人生のパスワード』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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●すべてにYESと言えば道は開ける?『イエスマン/YESは人生のパスワード
 監督はペイトン・リード(『チアーズ』)
 主演はジム・キャリーズーイー・デシャネル

 ジム・キャリーの最新コメディ。
 逆風に負けず自転車を10km漕ぎ、見てきました。


 素晴らしく面白かったです。
 膝を叩いて笑うことも何度かありました。
 ジム・キャリーのコメディは、僕はやはり好きだなぁと。

 そしてズーイー・デシャネルがもう・・・なんともキュートでありました。
 ファンとしては、どうもごちそうさま!と言うしかない。
 この記事とかこの記事で、デシャネルは何度か推していますが、この度また推しておきます。


 ~~~ ストーリー:失敗と後悔 ~~~
 
 すべてにネガティブな主人公:カール(ジム・キャリー)が知人の勧めであるセミナーに行くこととなる。
 それは、すべての物事に対してYESと言おう!という啓発セミナーで、さっそく疑いながらも実行してみる。
 その結果、物乞いに絡まれるは車はガス欠するはで踏んだりけったりであったが、最高にキュートな女性(梅太目線):アリソン(ズーイー・デシャネル)との出会いがあった。
 これはなかなか・・・そう思ったカールの”YES”人生が始まった。

 ストーリーはこのようなもの。

 なんとなくこの一年間の自分と重ね合わせてみてしまいました。
 僕はこの一年、卒業研究をしていましたが、「来るものは拒まず」の姿勢を貫いてきました。
 頼まれれば「はい」と言い、「病院に行く予定(研究会とか)があるのだけれど、一緒に行く?」といわれれば即「はい」といってきました。
 仕事を抱えすぎて大変な時期もありましたけれど、結果として自分のキャパシティを知り、複数の作業の処理法を会得することが出来たと思います。

 勿論、悪いことに対してYESというのは、単なるバカではあります。
 ダメ、ゼッタイ!な事は、絶対ダメです。考えることも大切です。
 でも物事を考えすぎて・・・というのも、せっかくのチャンスを逃してしまい、これもバカな話です。
 あの時やっておけば・・・という後悔はしたくないですね。

 勝利の女神に後髪は無いのだ!くらいの意気込みで、良いのではないでしょうか。

 「YES」と言って実行すると、失敗はあるかもしれません。でも考えた上での結論であれば、きっと後悔は残らないはず。
 「YES」といってマイナスになる部分って、ないのではないだろうか。この辺は気の持ちようかもしれないけれど。

 アメリカではクリスマスシーズンに公開された作品でしたが、日本ではこの3月。
 年度の切り替わりの時期です。
 新生活がスタートする人も多いと思います。
 そんな時期にピッタリの作品だと思いました。

 Everybody say YES!!


 ~~~ キャスト:ジム・キャリーのコメディ ~~~
 
 さて、純コメディとしては『ディック&ジェーン』以来のジム・キャリー。
 僕が分析するに、ジム・キャリーは面白いことを無理にしなくても、みんなを笑わせられる人だと思っています。
 コメディ色の薄い作品群、『トゥルーマンショウ』や『エターナル・サンシャイン』では、特に笑いを誘っているわけではないのですが、なんとなく笑ってしまう部分があります。
 
 なぜでしょう。
 変幻自在な表情、抑えてはいるけれど常にオーバーなリアクション。
 理由は様々ですが、僕が思うにジムの持つ独特の雰囲気:”親しみやすさ””親しみやすい笑い”ではないでしょうか。
 (”わかりやすい”とも言うかもしれないけれど)
 身近にいて欲しいタイプの笑いですよね。

 ベン・スティラーや、スティーブ・カレル、セス・ローゲンetc...、この人たちは最近目立っていますけれど、依然としてこれら俳優とジムの一線を引いているのは、そういう部分であると思います。

 それでも時々、一人突っ走っている部分もありますが、本作はジムが突っ走らないように、でも持ち味はちゃんと残すような監督のセーブが、うまく発揮されている作品だと思います。

 次回作はディズニーの下で、チャールズ・ディケンズ原作の『クリスマス・キャロル』だそうです。
 幽霊との交流を描いた傑作を、果たしてどう料理してくれるのか楽しみです。
 あと、ティム・バートン監督の下で作られるはずでしたが、会社側に監督を変えられてしまった『Believe It or Not』があります。


 さて、デシャネル。最高。

 一つだけ紹介するならば・・・

 劇中、上司のコスプレパーティー参加にYESと答えたカールは、アリソンを引き連れて会場へ向かいます。
 それはハリポタファンの集まるパーティー。(制作会社が同じなので、許されます)
 コスプレの具合は↓コチラ。


 全世界のエマ・ワトソン ファンを敵に回したくないですが、このキュートさは本家ハーマイオニーを超えている。

 ~~~ ヴァンダムの後ろ回し蹴り ~~~

 製作会社がワーナーとあって、ワーナー関連作品のネタは度々登場します。
 『グーニーズ』のポスター、『ハリポタ』や『300』のコスプレパーティー。
 そしてワーナーにとどまらず、『トランスフォーマー』や『SAW』などもチラと出ています。

 一番爆笑したのが、カールが酔った勢いで男にケンカを吹っかけるのですが、その会話の中で、

 「ジャン=クロード・ヴァンダム並の後ろ回し蹴りを食らわせてやるぞ!」

 いやはや、笑いましたね。
 気になる方は↓こちらを参照。




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 さて、久しぶりの劇場鑑賞とあって、すこしてんこ盛りな感想になってしまいました。

 今月は観たい作品がまだまだあるのですが、東京へ里帰りしてから観ようかと思っています。

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