2010年1月2日土曜日

梅太@ 2009まとめ:『劇場鑑賞作品』編

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 この記事では、09年に観た作品について振り返ってみたいと思います。
 以下、観た順に軽く感想を書き、最後にTOP5と、総評を書いておきます。
 (※感想文行数と評価は、必ずしも一致するものではありません)

 では一挙にどうぞ!

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●ヘルボーイ2 ゴールデン・アーミー
 僕の怪物欲を満たしてくれる、素晴らしい映画。
 こだわった末に生まれてくる美しさは必見。

●007慰めの報酬
 ラストで生まれる”愛を捨てたボンド”。
 激しいアクションの裏にある、丁寧な演出が美事。

●マンマ・ミーア
 万能ボンド(アロンアルファではない)にも、苦手なことはある。
 アマンダ・セイフライドの歌声に惚れ惚れ。

●ヘルライド
 終盤置いてかれた気がする。

●ダークナイト(再上映)
 アカデミー賞授賞式前の再上映。
 劇場で観るべき作品。

●ベンジャミン・バトン 数奇な人生
 偶然と偶然の積み重ねの上に、人生は成り立っている。
 それは、どんな境遇の人も同じである。
 当たり前のことなんだけれど、そこに当たり前でない要素を一つ加えるだけで見えてくる人生の面白さ。

●イエスマン Yesは人生のパスワード
 デシャネルファンの、
 デシャネルファンによる、
 デシャネルファンの為の映画。
 Say YES!!!  

●ダウト
 詐欺などで、あまり人を信じすぎない方が良いというこの時代。
 でも、疑いすぎるのも、それはそれで、悲しいものだ。 

●ウォッチメン
 観る人によって、”正義”の定義は違う。
 ラスト、ロールシャッハの血痕が、あぁいった形で残ったのはそういう意味であると思う。

●フロスト×ニクソン
 カンバセーションエンターテインメント。
 会話劇が面白いという点で、『12人の怒れる男』を思い出した。
 権力が持つ怖さというのも見えてくる。

●チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室
 ただのゆるゆるコメディで終わらない。
 優秀なスクールコメディが、アメリカには沢山あるなと改めて実感した。
 カット・デニングスがキュート。

●ある公爵夫人の生涯
 歴史を理解するのは、とても簡単なのではないかと思われる。
 政略結婚。これに尽きる。音楽はとても素敵だった。

●トワイライト
 ヴァンパイアをなめてる吸血鬼映画。
 ただ、ヴァンパイアに野球をやらせるという斬新なアイデアは吹いた。

●バーン・アフター・リーディング
 読んだら燃やしましょう。
 しかし、そうやって処理されてきた事件が、この世にいくつあったろう。

●画家と庭師とカンパーニュ
 ラスト、庭師がラジオで聞いていたモーツァルトがエンドロールに続くのが秀逸。

●ミルク
 こういう人がしっかりと評価される時代になってほしい。
 ハーヴィーが殺されてしまうシーンは、美事さ故涙が出た。

●新宿インシデント
 歌舞伎町怖い・・・
 散々アクション映画を作ってきたジャッキーが、こういう映画を作る意味を考えると興味深い。

●バンクジョブ
 勝手な想像だが、犯人グループはホームズが大好きなのだと思う。

●その土曜日、7時58分
 欲をさらけだすと、いいことは無い。

●路上のソリスト
 音を楽しむということは、万人に与えられたもの。
 そんな音楽が、繋いだ絆。

●モンテーニュ通りのカフェ
 笑うかどには福来る。
 曇天のパリを写すシーンは秀逸。

●PARIS
 普通に生きてるということが、どんなに幸せか。
 ごったがえした町の中の孤独とは、いかに寂しいものか。
 メラニー・ロランがどれだけ美しいか。
 それを教えてくれる作品。

●SPIRIT
 やりたい放題のサミュエル・L・ジャクソン。

●レスラー
 外から観ると、この男が幸せかどうかなんて計れない。
 とんでもないダメ男だけれど、輝ける場所が一つでもあれば、それは幸せなことなのか。
 ラストのラム・ジャムで思わず涙。

●トランスフォーマ リベンジ
 男なら、これに燃えないのはウソ。

●人生に乾杯
 ニヤっとさせられるラストが良い。秀逸な小品。

●ブッシュ
 大統領も、一人の人間。

●リベリオン
 劇場で観れる最後のチャンスかと思う。
 かっこいいぜ、ガン=カタ。

●ウルトラ・ヴァイオレット
 まったく盛り上がらないアクション映画。
 『リベリオン』で魅せた素晴らしさはどこへ・・・ 

●ターミネーター4
 モト・ターミネーターとの戦闘シーンは必見だ。
 良い作品だと思うのだけれど・・・

●サンシャイン・クリーニング
 エミリー・ブラントが全て持っていく映画。
 悲しいことがあっても、失敗しても、洗い流して先に進もう。

●それでも恋するバルセロナ
 恋に打ちのめされる乙女達。
 それでも恋をしてしまうのは、バルセロナという土地のせい。
 情熱的なペネロペは必見。

●チェンジリング
 09年、終了後立てなかった映画一本目。
 映画の製作技法の全てが詰まっている。

●英国王、給仕人に乾杯
 序盤のサイレント映画演出が素晴らしい。

●そんな彼なら捨てちゃえば
 そう、捨てちゃえば良い。
 捨てる神あれば、拾うジャスティン・ロングあり。


●バルカン超特急
 ヒッチコックの映画を観れば、サスペンスとは何かがわかる気がする。

●ラブ・パレイド
 シネ・オペレッタの原型。

●劇場版ディケイド オールライダー対大ショッカー
 終始つまらなかった。

●ナイト・ミュージアム2
 面白さと言う点では前作が断然上。
 しかし”歴史”というものについて考えさせてもらった点では感謝。

●縞模様のパジャマの少年
 09年、終了後立てなかった映画二本目。
 白が濃ければ、黒も濃く見える。

●3時10分決断の時
 涙なしには観られない、男が震える西部劇。

●トップハット
 よくもまぁ、あそこまで体が動くものです。
 とっても楽しいミュージカル映画。

●G.I.ジョー
 パリは燃えているか。
 少なくとも、パリのアクションシーンでは、僕は燃えた。

●グラン・トリノ
 映画はやはり、エンターテインメントなのだ。
 これはイーストウッド先生がこの作品で教えてくれたことの一つ。

●幸せはシャンソニア劇場から
 シャンソンは耳に心地よい。
 全世界がノラ・アルネゼデールに恋したに違いない。

●8 1/2
 フェリーニの名作。
 人生はお祭りである。
 楽しげだけれど、どこか哀愁漂うラストが頭から離れない。

●マーシャル博士の恐竜ランド
 すごく良い点を突いてきてると思うのだが。
 チープさが笑いを誘う、秀逸コメディ。

●リミッツ・オブ・コントロール
 どこからどこまでが現実なのか。
 支配の限界はどこなのか。
 ジャームッシュの作品はやはり良い。
 味付けは薄いが、ダシがしっかりでている。

●ワイルドスピードMAX
 う~ん、はまらなかったな。

●君が僕を見つけた日
 全てが”君が僕を見つけた日”へと帰結するラストが素晴らしい。

●パイレーツ・ロック
 みんなロックしようぜ!
 出演陣に合わせて、客席もノリノリで見るのが正解。

●カールじいさんと空飛ぶ家
 子供の頃は、目に映るすべてが冒険だった。
 そして今も、見渡してみればすべてが冒険なのだ。
 死ぬまで冒険したい。

●スペル
 傑作コメデ・・・失敬、ホラー映画。
 GOOD BYE!

●仮面ライダーMOVIE大戦2010
 子供騙しは良い。だが、子供を裏切るのはどうかと思う。
 そこに気付いていなければ、平成ライダーも終わりです。

●ジュリー&ジュリア
 料理は、まず楽しむものだ。

●アバター
 3D映画の記念碑的作品。
 でも、僕は3Dをそこまで支援は致しません。

●パブリック・エネミーズ
 「俺の好きなものは、野球、映画、高級車、速い車、ウィスキー、そして君だ」




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★ 5位:チョコレート・ファイター ★
 肉体の持つエネルギーはすごい。
 ウソでなく、手に汗握り、血沸き肉踊る傑作アクション映画。
 これを観たら、他のアクション映画なんて・・・


★★ 4位:イングロリアスバスターズ ★★
 映画の”演出”が与えてくれる興奮が、溢れるほどに満ちている。
 加えて、タランティーノの作品を観ていると、映画はやはりキャストなのかなとも思えてくる。 
 俳優陣のノリノリの演技を見てるだけでも楽しすぎる。
 誰かとガハガハ笑って観たい作品。

★★★ 3位:スラムドッグ・ミリオネア ★★★
 映画をエンターテインメントとして観たとき、その全てがここに詰まっている。
 この先どうなるの?というドキドキ。
 主人公のピンチにハラハラ。
 そして最後に訪れるエクスタシー。
 エンドロールの「Jay ho!」では、楽し過ぎる故、涙してしまった。

★★★★ 2位:僕らのミライへ逆回転 ★★★★
 映画を観るとはどういうことだろう。
 映画を作るとはどういうことだろう。
 映画は誰の為のもの。
 そもそも映画とは。
 ヒッチコック曰く「観客の心をうつのは、純粋に映画そのものなのだ」
 観れば誰でも”映画”が好きになる、そんな作品。

★★★★★ 1位:ラースとその彼女 ★★★★★
 色々な手段で人と繋がることができる現代。
 ただ、本当に”繋がっている”かどうかを計る手段は無い。
 時に、思いが一方通行になってしまうこともあるかもしれない。

 そんなときは、原点に立ち戻ろう。
 人との関係を築くに当たって大切なことは、まず自分がやさしくなることだ。
 一方通行になってしまうかもしれない。それは確かに怖い。
 でもその壁を乗り越えて、自分が一歩、踏み出すこと。
 ここから、人とのつながりはスタートする。

 ラースが踏み出した、小さな一歩。
 控えめだけれど、それがもたらしてくれた感動は大きすぎて計り知れない。

 09年堂々の第一位。 



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【総評】
 09年は、08年に比べ、インパクトの強い作品は少なかった。
 けれどもその分、『ラース~』や『僕らの~』のように、心を満たしてくれる小品が多かったように思う。

 またTOP5以外でも、例えばイーストウッド作品や、『縞模様~』のように、「あ、映画ってすごいな」と心底思える作品が多かったのも、09年の特色であったように思う。

 2010年は、まずデシャネルで幕開けだ。
(『500日のサマー』)

 いい年でありますように。  

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