この記事は 落ち込みを隠せない 梅太 の名の下にお送りいたします
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●かつて、そして今、全てのライダーファンに送る:『劇場版仮面ライダーディケイド:オールライダー 対 大ショッカー』
コチラでお送りしたとおり、僕は仮面ライダーが大好きです。
特に平成ライダーは、一応全部観ております。
今年の1月から放送されているTVシリーズ:ディケイドは、平成ライダー放映10年を迎えたことから製作された記念碑的作品。
前シリーズ:キバは、びっくりするほど面白くなくて、終盤は、この僕をして「もう仮面ライダーいいや・・・」と思わされる程の展開。
その流れから受け継がれたディケイドは、正直言いますと、序盤はリアルタイムでは観ていませんでした。
後に、少し時間が出来たときに、弟が録画していたのを借りて観て見ると・・・
開始15分で、見事に打ち破ってくれた。
素晴らしいまでに、ライダーしてくれているではないか。
そんなこんなで夢中になって観ているディケイドの、劇場版。
題して、『オールライダー 対 大ショッカー』。
こんな胸躍るタイトル。見逃すわけがありません。
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仮面ライダーディケイドについて、少し触れておきたいと思います。
主人公:士は、過去の記憶を失った青年。
写真屋の娘:夏美の元でお世話に(というか、お騒がせに)なる日々が続いていた。
そんな時、士の目の前に、(もう全然面白くなかった)キバの主人公:渡が現れる。
渡は言う。「あなたは、9つの世界(9つの平成ライダーの世界)を回って、世界を救わなければなりません。」
記憶喪失の青年に、突如として突きつけられた命題。
それ以来、士は9つの世界を旅していくことになるのだが・・・・
全体のストーリーとしては、このような感じ。
つまりは、9つのライダーの世界をグルグル回って、ファンにしか分からないようなネタを盛り込みつつ、ストーリーを進めていく。
完璧に、ファンのためのシリーズといったところでありまして。
しかしそれだけなら、僕が夢中になるはずもなく。
このディケイドは、しっかりとライダーしてるのです。
つまり、特撮的なカッコよさを遺憾なく発揮していて、恐らくは平成ライダーを観ていない人でも、(ある程度は)楽しめる作品となっている・・・ような気がします。
(特撮的なカッコよさに関する自論は、コチラの記事で)
その流れでの、劇場版。
期待は高まる。
以下、やっと劇場版の感想。
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一言:通りすがらないライダーなんか、ディケイドじゃないよ!!
ストーリーは。
TVシリーズにて、9つの世界を旅していた士。
世界を救うため・・・と教えられていたが、真実は違った。
9つの世界を旅したことで出来てしまった、世界を繋ぐ橋。
これを作ることこそ、失われた記憶の中にあった、士の目的であった。
そしてそれを利用し、各世界の悪組織が手を組み、大ショッカーを作り上げてしまった。
士は、本当の意味で、世界を救うことが出来るのか。
感想を短く纏めますと。
無駄が多かった。散乱してた。故に、面白くはなかった。
TVシリーズの見事さはどこへいったのやら。
変にストーリーを組み上げることにより無駄が増え。
変に”その他キャラ”を登場させることにより散乱し。
そして、劇場版キバ並の、アッサリ感。(ムカつきはしなかったから、まだマシですが)
いやでも、まだそれは許せるのです。
一番許せなかったのは、士の決め台詞:通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!
が、無かったこと。
恐らくこの”決め~~”こそが、ディケイドを(そして特撮というものを)面白くしている由縁ではないかと、僕は思っています。
(~~は、”台詞”とか”ポーズ”とか、”展開”とか。色々入ります)
TVの尺30分のクライマックスで、この台詞が出ることはみんなわかっていることですが、それでも期待してしまう。
それこそが”決め台詞”の魅力である。
しかしそれをなくしてしまったら、それはもう、面白さ半減である。
想像してみてほしい。
例えば水戸黄門で、水戸光圀候が印籠を出さなかったら・・・・
だから、正直ストーリー自体は面白くなくて、中盤あたりはゲンナリしていたのですが、劇場でこの決め台詞が聞けたら、それだけで許そうと、思っていたのです。
それがない!
そのガッカリ感が強く、それにより作品の粗い部分が全て思い出されて。
加えて、同時上映:侍戦隊シンケンジャーのあまりにも面白くない加減。
全てが合わさって、もう、面白くなかった。
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TV版がしっかりと纏めてくれることを願いつつ。
負の評価を人前ですることはしない・・・という(ぼんやりとした)ポリシーがあるのですが、今回はちょっと、書かずにはいられなかった・・・・
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