2009年8月2日日曜日

ゲン@ 劇場:『トランスポーター3 アンリミテッド』[試写会]

ゲンです。
久しぶりに試写会なんぞに当たりました。

『トランスポーター3 アンリミテッド』[試写会]@曳舟文化センター(8/2鑑賞)

ジェイソン・ステイサム主演、リュック・ベッソンがプロデュースするアクション・シリーズ、『トランスポーター』シリーズの第3弾。

僕の大大大好きな「世界一カッコいいハゲ」こと、ジェイソン・ステイサムの出世作『トラポ』シリーズも遂に3作目。
1をDVDで観て、あまりのカッコよさとアクションのセンスに惚れ込み、SFでないアクション映画の中では、トップクラスに入る面白さだと思っていたのですが、2があまりにCGに頼りすぎていてガッカリ・・・
同じスタッフなのに、何でこんなにダメな作品になってしまったのかとうな垂れていましたが、3作目になり監督も交代して、一体どんなモノになってしまうのかと思っていましたが・・・・

シリーズ史上、最低の作品!!! こんなの『トラポ』じゃねぇよ!!!

基本的に「映画は自腹を切ってこそ、感想が言える」と言うのが僕のモットーで、試写会なりで自分のお金を使わずに観た作品は叩かないと言うのが信条なのですが、今回はそれを破ります・・・
ジェイソンと1作目があまりに好き過ぎるのと、2作ともDVD持ってるから許してw


前作まで監督を務めていたルイ・レテリエから、オリヴィエ・メガトンという人に代わったのですが、この交代は想像以上に影響が大きかったですね・・・
作風というか、画面の撮り方が全く違ってました・・・

アクションシーンというアクションシーンに、とにかく早回しを使いまくっていて、不自然なほどにアクションのスピードを上げまくっていて、ありえないほどにカット数が多く、画面に全く迫力と説得力が無く、非常に雑なシーンばかりでした。

肉弾戦なアクションシーンだけならまだしも、トラポシリーズの大きな魅力の一つでもあるカーチェイスのシーンですら、早回しと細かいカット割りを多用し、スピードばかりを追い求めていて、力強さがこれっぽっちも感じられませんでした。

ハッキリ言って、最悪です。

こんなアクション映画、観たくない。



それに加えて、ヒロインとのロマンスも中途半端で脈略がない。
1作目でも濃ゆいラブシーンはありましたが、流れ的にも綺麗だし、アクションシーンの繋ぎとしては、必要であったように思います。
CGに頼りすぎて駄作になってしまった2作目ですら、あえてヒロインという存在を排除した結果、流れ的にはスムーズになっていたとも思っています。

しかし今回、ヒロインのポジションが中途半端。
大した魅力を感じられないままに、無理やりな展開でロマンスされても、引くだけですよ。
まぁ、ジェイソンが裸になれば、ムキムキの肉体が見れるという美味しさは否定しませんけどもw


主演のジェイソンですが、スーツをビシッと着こなし、黒光りしたアウディを乗り回して、敵をバッタバッタと倒していく様子は、相変わらず素敵♪
ただ、前作で魅せていたような、任務を遂行する上で自分に科したルールに拘る様子が若干弱まり、ちょっと都合よくなってしまっていたのには残念・・・
その分、人間的な魅力はあるんですが、やはりある程度の冷酷さを持っていた方が、カッコイイと思うんですけどねぇ・・・


ただでさえ、アクション映画としての魅力が薄いのに、これを大好きな「『トラポ』の第3弾です!」と言われたひにゃ、ハラワタが煮えくり返る思いです。

こんなん『トラポ』じゃねぇよ!

ベッソンよ・・・貴方は神じゃなかったのか?・・・

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そんなワケで、強い憤りを感じております・・・

あぁ・・・2作目はまだ何とか許せたけど、コレは無いなぁ・・・


ベッソンの次回作(製作)は、8/22公開の『96時間』というアクション・サスペンス。
海外ではなかなか評価が高かった作品ですので、コチラに期待しておきます。

ジェイソンの次回作は、『アドレナリン』の続編で9/26公開『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』というノンストップアクション。

ジェイソンには申し訳ないけど、『アドレナリン』はテンションが高すぎて、ちょっと引きましたw
どんなに元気な時に観ても、絶対疲れるような作品なんだよなぁ・・・
まぁ、劇場に観に行くつもりですけどw

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