2009年12月1日火曜日

ゲン@ 劇場:『スペル』

ゲンです。
劇場で鑑賞した全てのレポをココで紹介してるワケではありませんが、今回の作品が今年の劇場鑑賞映画100本目の作品でした!
まだまだ頑張ります!

『スペル』@TOHOシネマズ 日劇(11/23鑑賞)

※先に観た梅太くんの感想はコチラ

銀行のローンデスクで働く女性行員が、仕事上のトラブルで顧客の老人の恨みを買い、謎の呪縛にかかってしまうショッキング・ホラー。
『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミが脚本と監督を手掛け、卓越した恐怖演出で観る者を震撼させる。

サム・ライミが本職?であるホラー映画に久々に復帰ってことで注目してたんですが、個人的にはホラーとかスプラッター系はこれでも苦手・・・
ただ相方が絶賛してたので、話を合わせる為に頑張って観に行ってきましたw

あーきっとサム・ライミの本気ってこういうコトなんだろうなぁw

散々映画を観てる人間ですが、これでもホラーとかグロいのとかは苦手なんで、出来ればあまり観たくないんですよ。
まぁ、そんな中でも『グラインドハウス』とか『永遠のこどもたち』とか『サイレントヒル』とか、年間でトップ10入りするくらい爆発的に面白い作品もあるので、気になれば我慢して観るようにしております。

そんな中、2004年の『スパイダーマン2』で年間1位を取ったサム・ライミが『死霊のはらわた』並みに気合を入れたっつー作品だったので、観ようとは思っていたのですがなかなか食指が動かなかったです。
(あ、『死霊のはらわた』は未見です・・・)

で、結果的にはそこそこ満足でした。


ストーリーはと言うと、銀行の融資係で働く主人公:クリスティンが、ローンの返済延長を断った老婆に逆恨みされて呪いをかけられ、それから地獄のような恐怖を味わい続けるというお話。

まぁ、お話はひとまず置いといて、やはり目を引くのは演出。
何と言うか、一昔前のホラー映画のような仕掛けが満載で、今の時代には逆に観れないようなホラーシーンばかりで、僕にとっては新鮮でした。
恐らく、過去に散々ホラーを撮り続けて来た監督だからこそ出来るんでしょうが、一見すると安ッぽい、むしろ笑ってしまうような演出が沢山あるんですが、それを堂々とやってしまうってのは気持ちがいいですね。
「B級」とまでは言わないですが、事実ホラーシーンのはずなのに笑ってしまったシーンもいくつかありました。


ただ個人的には、ハリウッドホラーの常套手段である「デカい音」「突然の出現」ってのはホントに苦手です。
そりゃ、急にデカい音を出されりゃ誰だってビビるわw

それよりも観客の内面から湧き出る「想像させられる恐怖」ってのが僕のツボなので、それがあまり感じられなかったのが残念でした。


サム・ライミの得意とする分野で、久々本領発揮してるであろう作品が劇場で観れたのは、単純に嬉しいです。
今の時代に、堂々とこういう作品が撮れるってのも流石だと思います。
ラストの潔さも、ある意味で感動♪w

ただ、個人的にはやはり苦手な作品でしたので、素直に「面白い」とは言えないなぁ・・・

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繰り返しになるけども、これでもホントはホラーは苦手のなのよねぇ・・・

急にデカイ音を出されりゃ、そら誰だって驚くわ!
だってそれは人間の動物的な本能でしょ?w

そういう意味で、僕の中でのホラー映画の最高傑作は、『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロが製作した昨年公開の『永遠のこどもたち』なんですよね。
ふつふつと内面から湧き出る恐怖がタマらんのです♪

あぁ・・・でも、そもそも『永遠のこどもたち』「ホラーじゃねぇ!」って説もあるのか・・・

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