2009年8月5日水曜日

ゲン@ 劇場:『ボルト』[字幕版]

ゲンです。
今月は「早め早めの消化」を心がけてます。

『ボルト』[字幕版]@TOHOシネマズ みゆき座(8/4鑑賞)

ディズニー製作、大人気のテレビショーで活躍中のスター犬、ボルトが迷子になり、アメリカ横断の大冒険を繰り広げるCGアニメ。
出演は、ジョン・トラボルタ、マリー・サイラス。

元々ディズニー製作のCGアニメはあまり興味がなかったのですが、一昨年の『ルイスと未来泥棒』に続いて、今回もピクサーの大天才:ジョン・ラセターが製作総指揮を務め、なかなか面白い作品になりそうだと思い、期待しておりました。
しかも主役の犬:ボルトを演じるのがジョン・トラボルタってコトで、少ない字幕版での劇場で観てきました。

やはりジョン・ラセターは天才! ディズニーを救えるのは彼しかない!

前作の『ルイス~』を実はまだ観ていないので分かりませんが、ディズニーだけの力ではここまでの作品には仕上がってないと思いました。
ディズニーって、ファンタジーは得意ではあるけど、こういった現代モノでのストーリーの運び方ってのは、まだまだ未熟であると思うんですよ。
変に子どもに媚びたような、愛だの夢だのを連呼するだけの作品が一時期続いていたように思うのですが、ストーリーのしっかりしたドラマ性の強いピクサーの要素を加えることで、非常にバランス取れた作品に仕上がっているよ感じました。


今回の物語になっているのが、特撮ドラマで飼い主の女の子:ペニーを助ける特殊能力を身につけたスーパードッグ:ボルト。
ボルトに最高の演技をさせるため、ドラマが現実だと信じ込まされて育てられた彼は、外の世界に飛び出して、初めて自分がただの犬であることを知ってしまう・・・というお話。

じゃ、ずっと育ててきてくれたペニーが自分を愛してくれていたのも、実は全部演技だったの?

・・・という疑念に駆られて、愕然とするボルトですが、こういう展開って、あまりディズニーがやってこなかったコトだと思うんですよね。
「作られた世界」みたいのを怖がってるディズニーとしては、あまり得意な展開ではないように思います。

しかし、そこはピクサーの十八番。
大人でも唸ってしまうようなエピソードが織り込まれ、中盤はドラマチックでグッと来る展開に・・・
「人間と、他の世界の繋がり」を散々描き続けてきた彼らにとっては、その辺のまとめ方が非常に上手いですから、ちゃんとドラマを描きつつ、ファンタジーの要素をしっかりと表現してるのは、実に素晴らしいと思います。
また映像技術的にもかなり綺麗なCGでして、その辺もピクサーの協力が、少なからずあったのではないかと思いました。


主人公:ボルトの声を演じているジョン・トラボルタですが、優しさと力強さが共存する深みのある声が印象的で、とても素晴らしかったです。
『ヘアスプレー』『団塊ボーイズ』と、また最近面白い作品への出演が増えてきてるだけに、今後も楽しみですね。

ボルトの飼い主:ペニーを演じているマリー・サイラスのハスキーな声もなかなか良かったです。
『ハンナ・モンタナ』とか、まだ観たことはないんですが、実はスゲー観たいんですよねぇ・・・

またエンディングでこの2人が一緒に歌を歌っていて、その曲がゴールデングローブ賞にもノミネートされていたのですが、普通にいい曲でした♪


ピクサーにも負けない、ディズニーの新境地!

3D上映もいいですが、出来れば字幕で観てもらいたいなぁ~♪w

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