2009年8月24日月曜日

ゲン@ 劇場:『96時間』

ゲンです。
サマームービーもいよいよ終盤戦って感じでしょうか?

『96時間』@TOHOシネマズ 錦糸町(8/23鑑賞)

リュック・ベッソン脚本・製作最新作。
96時間というタイムリミットの中、娘を誘拐された父親が警察の助けを借りず、たった一人で異国の敵からの奪還を試みる。
主演は『スター・ウォーズEP1』クワイ=ガン・ジンのリーアム・ニーソン。

ベッソン・プロデュースの最新作はサスペンスアクション!
先日公開された『トランスポーター3』があまりに残念だっただけに、今回は余計に期待して観に行ってきました。

敵に同情?w お前は俺を怒らせた! 最強オヤジの容赦無い鉄拳制裁!

あーーーめさくさ面白かった!!!
ベッソン関連作を劇場で観て、久しぶりに本気で面白いと思いました!!!

ストーリーはというと・・・
米国のCIAを引退していた主人公。
離婚した女房が引き取った娘が旅行先での電話中、何者かによって誘拐されてしまう。
主人公は、今まで自分が“仕事”で培ってきた盗聴・捜索・潜入・拷問・格闘術など、ありとあらゆる能力を使って娘を探し出し、誘拐犯に復讐していくというお話。


とにかくこのオジサン、娘を助けるためなら、どんなことでもしますw
自分の行く手を阻むヤツは全員敵!
邪魔するヤツは即排除!
情報を聞き出したら、生かしておく必要はナシ!
「娘を助けるためなら、エッフェル塔でも壊わしてみせる!」(名言w)

笑ってしまうほどにやり過ぎな感じはするのですが、根本にあるのが「娘を助けたい」という一心で、全ての行動に迷いがなく、ある意味でとても筋が通っていて、軸がブレないのがとても気持ち良かったです。

何より、あらゆる特殊能力を操る主人公の手際の良さがイイ!
銃を使ったアクションや、接近戦でのナイフや殴り合いの激しいバトルは勿論、敵陣に潜入した時に情報を聞き出す巧みな会話術もいっぱいで、まるでボンド映画を観ているかのような感覚!


主人公の元諜報員を演じるリーアム・ニーソン!
かつて、ここまで頼もしい父親がいたでしょうか?
『ダイ・ハード』のジョン・マクレーンに負けないくらいの男ですよ!w
どちらかと言えば演技派という印象のあるリーアム・ニーソンですが、本人と監督の希望で、ほとんどのアクションシーンを自分で演じたそうです。
その甲斐あってか、迫力が犠牲になりがちな細かいカットの続くシーンでも、スピード感と力強さのバランスが上手く取れていて、とても興奮できました。

リュック・ベッソン製作という面から見てみると、彼の地元であるパリが舞台になっているだけあり、街の撮り方も綺麗で、ロケーションの活かし方も素晴らしいと感じました。
また、彼の十八番であるカーアクションも当然ありましたが、今回は珍しくオフロードでのカーアクションに挑戦しているのも見所ではないかと思います。


ベッソン製作でここまで興奮したのは『トラポ』の一作目以来です!

『TAXi』シリーズのように笑いも一切なく、ハードなアクションとサスペンスが90分に凝縮された、久しぶりの大傑作!

是非とも劇場で!


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ベッソン大好き!とは言ってるモノの、最近のプロデュース作品はどれもイマイチで、本気で面白いと思える作品は少なかっただけに、今回の力強い作品が劇場で観れたのは嬉しかったですね。

今後は監督引退作の『アーサー』シリーズが2本予定されてますが、1作目が微妙だったので、あんまり期待してないんですよねぇ・・・

まぁ、とにかくまだベッソンは死んじゃいねぇ!ってを確認できて安心でしたw

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