2010年5月24日月曜日

ゲン@ 劇場:『オーケストラ!』

ゲンです。
今年はかなりの当たり年のような気がしてます。

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『オーケストラ!』
@Bunkamura ル・シネマ(5/7鑑賞)

※先に観た梅太くんのレポはコチラ


かつては一流オーケストラの天才指揮者だった中年清掃員が、急きょ出演できなくなった楽団の代わりに、昔の楽団仲間を集めてコンサートに出場しようと奮闘する感動作。
出演は『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロラン。

タランティーノ監督作『イングロ~』で魅了されたあのメラニー・ロランが出演ってのと、先に観た相方が絶賛してたんで、劇場まで観に行って来ました。

フランスが生んだ奇跡の協奏曲[コンチェルト]!

凄く評判が高く、平日初回ながら満席の状態だったので、前の方で首を痛めながら観たのですが、そんなことはどうでもいいくらいに素晴らしい作品でした。

ストーリーはというと・・・
モスクワのボリショイ劇場の清掃員として働く主人公:アンドレは、支配人に叱られながらも、オケの練習を聞くことを日々の楽しみとしていた。
そんなある日、彼がオフィスを掃除していると、一通のFAXが届く。
それはパリの劇場から届いた楽団への出演依頼。

アンドレはかつて、モスクワの楽団をまとめる指揮者だったが、ユダヤ系の楽団員を守るため、楽団員共々解散させられていた。
支配人に見つかる前にFAXを盗んだ彼は、ニセの楽団を結成してパリに乗り込むという無謀な計画を思いつく・・・


前半はコミカルなドタバタ劇で、テンポ良く進んでいく。
かつてのメンバーたちは点でバラバラになり、音楽から離れた生活をし、楽器すら手放している人すらいる状態。
しかし、彼の無謀とも思える計画を聞いたとたん、表情は明るくなり、口を揃えて協力しようと言ってくれる。
出演者に特に知った顔がいないので、楽団員の見せる素朴な表情に引き込まれ、前半は凄く笑わせてもらいました。

そして後半、様々な困難を乗り越え、何とかパリの劇場まで辿り着いた彼らですが、30年もの長いブランクもあってリハーサルすらまともに進まず、本番を迎えても全くまとまる気配がない。

そこで奇跡のような活躍をするのが、指揮者:アンドレが直々にゲストに指名したパリに住む人気のヴァイオリニストで、メラニー・ロラン演じるアンヌ。
彼女の演奏により、バラバラだったオーケストラが、一つにまとまって行く。

このラストの演奏シーンが良過ぎて震える!
コンサートのシーンなので台詞のやりとりはありませんが、曲調の盛り上がりや演奏する楽団員の表情から、ストーリーが一気に加速してまとまる。
演奏が終わった瞬間、スクリーンの中の観客のように、こちらも拍手をしてしまいそうな高揚感になりました!

彼女が何者なのか・・・そして何故、アンドレは彼女にこだわるのか・・・
それは劇場でのお楽しみに♪


出演者ですが、まー何と言っても素晴らしいのがメラニー・ロラン!
今最も美人な女優さんだと思いますw
『イングロ~』の時も良かったですが、今回もすんごく綺麗で見惚れてしまう!
「美女とヴァイオリン」ってのは最高の食い合わせですなw
ラストの演奏後に見せた表情で、悦に浸れまくった♪



またオーケストラの楽団員を演じる方々に知った顔はいなかったのですが、素朴なだけでなく個性的なキャラクタの俳優さんばかりで、とても惹きつけられる演技と演奏で、皆さん本当に素晴らしかったです!


オーケストラには疎い人間ですが、コミカルなドラマとして観ても非常に面白い作品!

『のだめ』なんか観ずに、こちらを観に行って!w

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