2010年5月30日日曜日

ゲン@ 劇場:『ローラーガールズ・ダイアリー』

ゲンです。
ちょっと肌寒いですが、これくらいの陽気の方がすごし易くて好きです。

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『ローラーガールズ・ダイアリー』
@TOHOシネマズ シャンテ(5/28鑑賞)


テキサスの田舎町で退屈な日々を送る女子高生が、ワイルドなスポーツのローラーゲームに魅了され、猛練習をこなしながら成長していく姿を描くガールズ・ムービー。
女優のドリュー・バリモアが念願の初監督を勤める。
主演は『JUNO/ジュノ』の演技派若手女優エレン・ペイジ。

ドリュー・バリモアの初監督作ってコトで注目してましたが、主演がエレン・ペイジなので、余計に期待してました!

パンクでキュートなエレン・ペイジが光る、青春キズだらけムービー!

ストレートな作品ではあったけど、なかなか面白い作品でした。

ドリュー・バリモアは監督自体は今回が初めてですが、4歳で子役でデビューして以来、長年映画界に携わっています。
『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『ドニー・ダーコ』、最近では『そんな彼なら捨てちゃえば?』など数多くの映画の製作を手がけ、その手腕もかなり高く評価されていたので、実際に監督するとどんな作品になるのかと期待してましたが、ガールズ青春モノで爽やかさもありながら、「ローラーゲーム」を題材にしているので同時にロックで危険な雰囲気もあり、バランスの取れた美味しい作品になったのではないかと思います。


ストーリーはというと・・・
小さな田舎町で暮らす17歳の女子高生:ブリス(エレン・ペイジ)は、献身的な母親の強い意向で美人コンテストに出場を続けさせられるも、自分にはそんな環境は似合わないと違和感を感じていた。

そんなある日、親友と出かけた街で、これまでに想像もしえなかったモノを目の当たりにする。
それは「女性らしさ」なんて気にせずにワイルドにぶつかり合う、個性的でガールズパワーのみなぎる「ローラーゲーム」の世界だった。


ガールズ青春モノ、そしてスポーツを扱ったモノって、今まで結構綺麗に描かれている作品が多い印象だったので、生傷や骨折の絶えない「ローラーゲーム」が題材になってるってだけでも、凄く新鮮でした。

「女性らしさ」を競うコトに全て捧げられていた主人公にとっては対極にあるモノですが、初めはボロボロでも徐々にその才能を開花させ、実力を身につけてスター選手になっていく様子はホントにカッコイイ♪
そこに青春モノの王道である両親との確執や、ボーイフレンドの恋愛なんかも上手く絡めて、キチンとまとまっている素晴らしい脚本でした。

またこの作品の見せ場である「ローラーゲーム」のシーンも、役者の顔がハッキリと分かるカットで撮られ、実際に体当たりで演じているのを観ると、ハラハラするのと同時に、役者魂も感じられ余計に興奮しました。


キャストですが、主演のエレン・ペイジはやっぱり素晴らしい!
『JUNO』の印象からだけど、パンクで小生意気なイメージが強い彼女なので、今回の主人公の役はホントにハマり役でした!
今現在、リアルな10代を演じさせたら、彼女の右に出る女優はいないと思いますねぇー
これからの活躍が大きく期待される、若手女優の一人です!

主人公のチームメイトを演じるゾーイ・ベル『キル・ビル』でユマ・サーマンのスタント担当で一躍注目され、その後もタランティーノ監督『デス・プルーフ in グラインドハウス』で主演も務めましたが、今回もスタント経験を活かした激しいアクションで圧倒されました!

またドリュー・バリモアもチームメイト役で出演し、自らもアクションをしているのですが、監督をしながらこの役を演じていたのかと思うと、その苦労はかなりのものだったと思いました。


初監督作ながら、スポーツ青春モノを単純なハッピーエンドに仕上げず、ストレートながらも個性的な作品に仕上げたのは、子役でデビューし挫折や離婚を経験したドリュー・バリモアらしいとも言えると思います!

エレン・ペイジの魅力もたっぷりで、おなかいっぱいになれました!


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そんな感じですが、エレン・ペイジはずっとこれくらいの年齢でいて欲しいですね。
あの小生意気な感じはずっと観てたいw

次回作は『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督作『インセプション』ですが、新しい予告編が解禁されてその全貌が徐々に明らかになってきましたね!

エレン・ペイジもだけど、ジョセフ・ゴードン=レヴィットにも激しく期待♪

先行上映にも参加できそうだし、本当に楽しみです!

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