2009年4月5日日曜日

梅太@ 劇場:『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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●みんなの人気者になりたい。男子高校生が綴る青春:『チャーリーバートレットの男子トイレ相談室
 監督は、長編初監督のジョン・ポール。
 主演は新鋭アントン・イェルチャン、カット・デニングス。

 実は昨年初頭(だったかな)に公開された予告編を観たときから楽しみで楽しみで。
 でもアメリカのティーンズムービーは、日本ではあまり優遇されないので期待しすぎず待っていたら、なんとこの度公開。
 うれしくてうれしくて。

 鑑賞は銀座シネパトスにて。
 そういえばここは『17歳の処方箋』が公開された場所だったなぁと思い出します。
 これもやはり、ティーンズの青春モノでした。

 この調子で、どんどんこの手の作品を上映していってくれることを願います。

 ~~~ 米ティーンズムービーの面白さ ~~~

 DVDスルーとなった青春モノの超傑作『スーパーバッド』。
 DVDスルーさえなかった『Accepted』。
 そして本作『チャーリー・バートレットの男子トイレ~』を観て思ったことは、アメリカのティーンズものは何でこんなにも面白いのだろうということ。
 
 これら優れた青春モノの共通点としては、「笑い」を大切にしていること、そして「ある一つの局面の終焉」を描いていることがあげられるのではないかと、最近僕は考えます。
 
 ある一つのことに集中していると、人はそれしか考えられない。
 それが全てだとさえ思ってしまう。
 青春時代ともなればまさに一直線。
 恋、友情。今が全てだろう!?とさえ思ってしまう。

 しかし人生には、この先様々な局面がある。今、「これがすべてだ」と思っていることでさえ、いつかは終焉を迎えてしまう。
 そのことに気付くのは、例えばハイスクールの卒業だったり、誰かのほんのささいな一言かもしれない。
 終焉に気付いてしまったときは寂しく思える。しかしそれは新たなスタートラインでもある。
 そしてそれに気付くことは、とても大切なことであると思う。

 『チャーリー・バートレット~』では、どのように描かれているのでしょうか。

 本作の主人公チャーリー・バートレットは、転校に転校を重ねる問題児。
 問題児といっても成績が悪いわけでなく、むしろ優秀な人材ですが、一つだけ特異な点があった。
 それは「みんなの人気物になる」ことを切に望んで、何が何でもそれを実行してしまう点。
 つまり彼の青春のすべては、「人から求められよう」ということに捧げられていた。

 前半は、チャーリーと、彼を取り巻く人たちのドタバタ騒ぎが単純に面白い。
 
 新たな土地でも人気者になったチャーリーは、しかしある出来事が原因で友人を死の直前まで追い込んでしまいます。
 そこで校長に言われた「君は人気物になることが大事だと思っているが、大事なことはその人気をどう使うかではないだろうか」という一言で、彼の青春は一つの終焉を迎えるのです。

 後半にも笑いはあるが、その中でテーマをしっかりと伝えている。

 青春とは、まぁ、かくも儚いものよのぉ・・・そういうことを教訓臭くなく、サラリとうまく描けてしまっている。
 そして”笑い”がもつ効用をしっかり理解している。(”面白かった”という記憶は、かなり根強く頭に残るものである)
 そこが米のティーンズムービーの良さであると考えます。


 ~~~ キャスト:世界は素敵であふれている(本日2回目) ~~~

 本日4/5は、『フロスト×ニクソン』も観てきました。感想はコチラに書いています。
 『フロスト×ニクソン』では、レベッカ・ホールという素晴らしく素敵な女優に出会えました。

 そして本作『チャーリー~』では、ヒロイン:スーザンを演じたカット・デニングスがなんともまぁ・・・素敵でありまして。
 今日はすごく幸せな日になったように思います。

 カット・デニングス、出演作は観たことはありません。
 が、しかしどこかで観たよなぁ・・・と調べてみたら『Nick and Norah's Infinite Playlist』の予告編で観てたのですね。
 (どうやら『キミに逢えたら!』という邦題でDVDスルー。今月発売になります。買おうっと)
 何で忘れるかね、こんな素敵な女優。


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 ちょっと眠いので、文章になっているかわかりませんが。
 ただ、米ティーンズは舐めたらアカン!ということだけは、覚えておいて欲しいです。

 『ADVENTURELAND』(コチラで紹介)も公開してくれることを祈ります。 

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