この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします
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問題:
スラム育ちの無学の少年が、なぜ最後までクイズに正解できたのだろうか。
A:インチキした
B:ラッキーだった
C:天才だった
D:運命だった
●スラム育ちの少年が一夜にしてミリオネアに:『スラムドッグ・ミリオネア』
監督はダニー・ボイル。
上に記した問題は、開幕後、暗転の中、白字で浮かび上がるもの。これがストーリーの核。
もうこの出だしの演出から若干鳥肌モノだった。
順調に問題に正解していく主人公、しかし無学の少年が答えられるわけが無いと疑いがかけられる。
しかし問題の答えは、彼の人生の1コマ1コマに書き込まれていたのだ。
彼は答えを知っていたのだ。不正をしていたわけではないのだ。
そして最後の問題は、彼の人生の原点とも言える問題。
最後の問題が出題された瞬間から、僕はもう涙してしまって。
「そこでそう来るか! ウマすぎだろ!!」と。
ラスト。もういちど提示される問題:「スラム育ちの無学の少年が、なぜ最後までクイズに正解できたのだろうか」
そして正解が提示される。
ここで気付く。
最初に出題された問題は、ストーリーの核の紹介というだけでなく、僕たち観客に出された問題でもあったのだ。
終盤の絶妙な運び方。そしてオチ。
この映画すごい。
そしてどうでもいいかもしれないけれど、「D:運命だった」が「It is Destiny」でなく「It is written」なのがすごく良い。
間違いなく今年のmyTOP5には入ると思います。
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映画っていうのは素晴らしい。
僕は素晴らしい映画に出会ったとき時、「映画があれば何もいらない」と思うことがある。
いやもちろん、衣食住がなければ人間生きていけないわけだが、そういう揚げ足とりはここでは抜き。
本当に素晴らしい作品でした。
隣の席に座っていた人、後半騒がしくてごめんなさい。
テンション上がりすぎてしまって。
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余談。
今日はTOHO錦糸町で鑑賞しました。
しかし購入しておいた前売り券が、シャンテ専用。
つまりは今回、前売り券は未使用。
もう一回観てきます。
さてここで問題。
「僕は何故、錦糸町で鑑賞したのでしょうか」
A:久しぶりに錦糸町に行きたかった
B:前日の飲み会で飲みすぎて、遠出したくなかった
C:他の用事との兼ね合い
D:運命だった
正解はD以外。
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