2009年4月18日土曜日

梅太@ 劇場:『スラムドッグ・ミリオネア』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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問題:
 スラム育ちの無学の少年が、なぜ最後までクイズに正解できたのだろうか。

 A:インチキした
 B:ラッキーだった
 C:天才だった
 D:運命だった


●スラム育ちの少年が一夜にしてミリオネアに:『スラムドッグ・ミリオネア
 監督はダニー・ボイル。


 上に記した問題は、開幕後、暗転の中、白字で浮かび上がるもの。これがストーリーの核。
 もうこの出だしの演出から若干鳥肌モノだった。

 順調に問題に正解していく主人公、しかし無学の少年が答えられるわけが無いと疑いがかけられる。
 しかし問題の答えは、彼の人生の1コマ1コマに書き込まれていたのだ。
 彼は答えを知っていたのだ。不正をしていたわけではないのだ。

 そして最後の問題は、彼の人生の原点とも言える問題。

 最後の問題が出題された瞬間から、僕はもう涙してしまって。
 「そこでそう来るか! ウマすぎだろ!!」と。

 ラスト。もういちど提示される問題:「スラム育ちの無学の少年が、なぜ最後までクイズに正解できたのだろうか」
 そして正解が提示される。

 ここで気付く。
 最初に出題された問題は、ストーリーの核の紹介というだけでなく、僕たち観客に出された問題でもあったのだ。

 終盤の絶妙な運び方。そしてオチ。

 この映画すごい。

 そしてどうでもいいかもしれないけれど、「D:運命だった」が「It is Destiny」でなく「It is written」なのがすごく良い。

 間違いなく今年のmyTOP5には入ると思います。

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 映画っていうのは素晴らしい。
 僕は素晴らしい映画に出会ったとき時、「映画があれば何もいらない」と思うことがある。
 いやもちろん、衣食住がなければ人間生きていけないわけだが、そういう揚げ足とりはここでは抜き。

 本当に素晴らしい作品でした。

 隣の席に座っていた人、後半騒がしくてごめんなさい。
 テンション上がりすぎてしまって。

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 余談。

 今日はTOHO錦糸町で鑑賞しました。
 しかし購入しておいた前売り券が、シャンテ専用。

 つまりは今回、前売り券は未使用。
 もう一回観てきます。

 さてここで問題。

「僕は何故、錦糸町で鑑賞したのでしょうか」

A:久しぶりに錦糸町に行きたかった
B:前日の飲み会で飲みすぎて、遠出したくなかった
C:他の用事との兼ね合い
D:運命だった





 正解はD以外。
 

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