2009年4月28日火曜日

ゲン@ 劇場:『レイチェルの結婚』

ゲンです。
世間様はGWだとはしゃいでますが、僕は1日だけしか休めません・・・

『レイチェルの結婚』@Bunkamura ル・シネマ(4/23鑑賞)

ある一家の結婚式を中心に、優等生の姉と問題児の妹の抱える問題や、彼女たちを取り巻く人々の微妙な関係を包み隠さず映しだす。
監督は『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ、主演は『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ。

本年度アカデミー賞でアン・ハサウェイが主演女優賞でノミネートされた作品だったので、期待して観に行ってきました。

一皮向けたアン・ハサウェイの演技力! 悲しみは癒えないが、乗り越えられる!

いやー想像以上に良かったです・・・泣きそうでした・・・
とにかくアン・ハサウェイの過去に例の無い演技力に脱帽です。

姉:レイチェルの結婚式を直前に控えたある日、問題児の妹:キムが更生施設から戻ってくる。
暖かく迎えてくれる家族だったが、相変わらずのキムの言動により、徐々に明らかになる家族の溝と影。

崩壊していた家族の再生というと、『ザ・ロイヤルテネンバウムズ』などのウェス・アンダーソン監督作品が思い浮かびましたが、この作品はもっとリアルに生々しく描いていました。
全編ハンディカムで撮影されてるせいか、非常に細かいカメラワークで、まるで出演者の隣にいるかのような空気感を常に感じたのが印象的でした。

破天荒な問題児のキムのおかげで、一向にまとまらない家族。
キムの過去が明らかになり、家族全員が忘れられない辛い思い出が蘇り、崩壊寸前までいってしまう。
それでも近づいてくる姉の結婚式。
そんなバラバラな状態で、一体どうなるのかと思いましたが、これが不思議と何事も無かったかのように、笑顔の溢れる結婚式になります。
他人同士の親兄弟・友人を、あっという間に同じ家族・知り合いにまでの仲にしてしまう「結婚式」というのものが、いかに無償の愛情に満ちたコトなのかと言うのが、非常に上手く描かれているのにとても驚きました。


問題児の妹:キムを演じる主演のアン・ハサウェイですが、かつてのお嬢様・優等生のイメージを振り払うような役だけに、どんな風になるのかと思ってましたが、ホントに素晴らしいですね。
生意気で我が強いながらも、どこかに影を感じさせ、誰よりも愛情を欲してるという難しい役でしたが、今回のキャラで彼女の魅力がさらに大きくなったと思います。
暗い色のショーカットの髪も可愛いし♪
次回作の親友同士が互いの結婚式の邪魔をするコメディ『ブライド・ウォーズ』も楽しみにしてます!


地味ながらリアルなアメリカを描いた、意外なほどに素晴らしい秀作!

アン・ハサウェイの演技と共に、脚本にも拍手を贈りたいです!

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