2008年11月25日火曜日

ゲン@ 劇場:『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』

ゲンです。
昨日11/24に25歳になりました。
本日11/25は梅太くんの誕生日です。
2日連続で管理人の誕生日なのです。
仲が良いですね。

『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』@丸の内ピカデリー(11/24鑑賞)

『ナイトミュージアム』のベン・スティラーが監督・脚本・主演を手がける、自己中心的な役者たちがアクション映画の撮影で東南アジアへ赴き、本物の戦争に巻き込まれてしまうサバイバル・コメディー。
共演は『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラック、『アイアンマン』のロバート・ダウニー・Jr。

今年の夏、全米で4週連続No.1を獲得し続けたモンスター映画『ダークナイト』を、5週目にして頂点の座から引き摺り下ろしたオバカコメディが、いよいよ日本上陸。
メインキャストの3人に加え、トム・クルーズをはじめとする超豪華な俳優たちがカメオ出演するとのことで、そちらも楽しみにしていました。

バカー! くだらねぇー! 最低ー! 面白ぇー!

まず確実に言えるのは、どんな映画なのかよく知らないで観に行こうかと思ってるヤツは、絶対に観に行っちゃダメよ!w

ベン・ティラーもジャック・ブラックも、あとロバート・ダウニー・Jrもですが、それなりに知名度のある俳優なので、一般的に知られてる出演作は多いですが、そういった「一般ウケ作品」ばかりを観て彼らを知った気でいる人は、必ず返り討ちに遭いますよ!w


落ち目のアクションスター、お下劣コメディアン、やり過ぎ演技派俳優が出演する新作の戦争映画の撮影。
人気だけで集められた全く息の合わないキャストとスタッフたちに、監督もお手上げ。
そこで監督は、彼らを実際の戦場に放り出し、そこで本気で生き延びようとする様子を撮影してしまおうと企む。

というストーリーなんですが、「実際の戦場に放り出す」なんていう無茶さえ除けば、現在のハリウッド映画の体質への完全な皮肉w
「そこまで言うか!w」って程の強烈なセリフがこれでもかと登場します。
人種差別や下ネタなどなど、全く遠慮ナシに飛び交うセリフ。
こんなの全国公開しちゃっていいのかよ!w


な感じなんですが、ある程度映画を沢山観てて、メインキャスト3人の状況なんかもよく知ってるような人にとっては、面白くて仕方がないです!
おまけにハリウッド体質への絶妙な皮肉も盛りだくさんとくれば、文句なしに笑えます!
勿論、B級アクションや戦争映画のパロディなんかも笑いどころですが、そんなモノでは済まないネタがいっぱい仕掛けられておりました。


監督・脚本・主演を務めるベン・スティラー!
『ナイト・ミュージアム』でファミリー層にもウケて、演技派のコメディ俳優としても知名度のある彼ですが、際どいギリギリなコメディ表現ってのも彼の大きな魅力。
今回はまさにそこを表現していて、ハリウッド体質に鋭く切り込む様子は、ある意味カッコイイですw

お下劣コメディアン役のジャック・ブラック!
下品な下ネタといい、テンションの高さといい、彼にしかできないキャラクタw
ヒューマンドラマに出れば、感動で涙も誘う俳優ですが、今回は全くそんな要素はありません!
どーしょーもないバカ!w

やり過ぎ演技派俳優役にロバート・ダウニー・Jr!
この映画(劇中の戦争映画)のために、白人から黒人になる手術を受けてしまうほど、役に入れ込む役者バカですが、私生活ではやりたい放題のお騒がせ俳優!
・・・という、ロバート自身の経歴をも匂わせるような設定に苦笑いしてしまいますが、その確かな役作りは流石w
『アイアンマン』で魅せたダンディでシブい演技は完全に封印され、どギツい差別的な発言を繰り返す、とんでもないバカを熱演しております!

そして、本当に豪華なカメオ出演者!
何としても褒めなければいけないのは、トム・クルーズでしょう!
彼がカメオ出演する事は当初からかなりの話題になっていましたが、作品が作品だけに、ほんの少し出演シーンだと思っておりました。
ところがところが、意外なほどストーリーに密接に絡んでくるキャラクタでして、メインキャスト3人に次ぐくらいの重要な役じゃないですか!
しかも、その演じるキャラクタたるや、ヒドい!w 黒過ぎる!w

頑張りすぎだよ! トム! あんた最高だよ!w

今回出演した俳優の中で、誰を一番褒めたいかと問われれば、間違いなくトム・クルーズでしょう!w
前回トムを観たのが『大いなる陰謀』で、次回の出演作が第二次世界大戦にてヒトラー暗殺計画を描いた『ワルキューレ』ってのを考えると、ますます褒めたくなりますw
3作連続で戦争映画出演、お疲れ様ですw

他にも『スパイダーマン』ピーター・パーカー役のトビー・マグワイアやら、ジョン・ボイドやら、笑っちゃうくらいに豪華な俳優が一瞬だけ登場しておりました。


「ちょっと面白そう」くらいのノリで観に行くと絶対に返り討ちに遭います!
逆にベンやジャック、ハリウッド体質をよく知ってる人は、かなり面白いことになっておりますんで、是非とも劇場に行くことをオススメいたします!

いずれにしろ、観に行く方はそれなりの覚悟を!

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そんな感じですが、予想通りハチャメチャな作品で大満足でしたw

残念な点を挙げるとすれば、当初出演予定だったベン・スティラーの大親友のオーウェイン・ウィルソンが自殺未遂事件のために、降板してしまったことですかね・・・
彼の代役を務めたマシュー・マコノヒーの演じた、落ち目のアクションスター(ベン・スティラー)の唯一の理解者であるエージェントの役を、本当はオーウェンが演じる予定だったのかと思うと、非常に残念です・・・
あの役こそ、完全にオーウェインのために描かれたキャラクタだったので、彼に演じてもらいたかったなぁ・・・

あと、この作品が米国でウケてしまったってことは、きっとベン・スティラーは今後、アカデミー賞を受賞できないだろうなぁーっていう懸念がありますねw

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