2008年11月13日木曜日

ゲン@ 劇場:『センター・オブ・ジ・アース』

ゲンです。
今週は早番なので朝3時半に起きてるんですが、ものすごく寒いですね・・・

『センター・オブ・ジ・アース』@TOHOシネマズ六本木(10/26鑑賞)

ジュール・ヴェルヌ原作の有名冒険小説「地底旅行」を、『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・ブレイザー主演で映画化。
しかもこの作品は、大作系の実写映画としては過去最大規模の3D上映。
ちなみに、同原作を元に作られたTDSのアトラクションが有名ですが、この作品自体にディズニーは全く絡んでおりません。

作品が作品だけに、内容よりも3D上映を楽しみに観に行ってきました。

うーん・・・これで座席が動けばもっともっと楽しいでしょうねw

まず3D上映についてですが、よくテーマーパークなんかで使われるメガネをかけて作品を観ます。
まぁ、これに関しては特に違和感は感じず、確かに飛び出してるよなぁくらいの感想ですw
テーマパークとかに行きなれてる人なら、そこまでの感動は感じないかもw

よくあるような「ボールが目の前に飛んでくる!」みたいな、3D上映を意識したカットが数多くありますが、そこまでウザったくもならない程度だったかと。
あまりそういうカットが多いとイライラしますから、その辺の度合いはちょうど良かったと思います。

むしろ「飛び出してくる」という表現よりも、「奥行きを感じる」っていうカットの方が良かったと思います。
特に地底の大きく広々とした空間や、深い谷底や高い崖を見上げるシーンでの演出がより強調され、迫力のある映像になっていたと思います。


俳優ですが、主演のブレンダン・ブレイザーはやっぱり良いですね。
『クラッシュ』を観てから、コメディだけでなくドラマも演じられる好きな俳優の一人ですが、今回も名に恥じぬシッカリとした演技力はありました。

ただ、観たのが吹き替え版だったのですよ・・・
字幕を表示する関係があるのだと思うんですが、3D上映をしてる劇場のほとんどが吹き替え版なんですよね・・・
普段は洋画の吹き替えなんて、絶対に劇場では観ない人間なんですが、3D上映のために泣く泣く吹き替えで観てきました。

で、ブレンダンの声を当ててるのが、沢村一樹さん・・・
いや、沢村さん自体は好きな俳優だけど(セクスィー部長とかw)、ブレンダンの声にしてはちょっと高めでして、ものすごく違和感を感じました・・・
合ってない上に、テンションの起伏の表現もド下手で、芸の細かいブレンダンの演技に当てるには、酷すぎる配役だったと思います・・・

ただ、意外だったのが、ヒロインの声を当てていた矢口真里。
吹き替えの配役を聞いた時には、沢村さん以上に疑問を感じていましたが、キャラクタとしての表現がしっかりとされていて、ほとんど違和感を感じませんでした。
うーん・・・こんなこともあるんだな・・・


3D上映ありきの作品ですので、ストーリーに質を求めてませんでしたが、つまらない!と一蹴するほどでもないので、一応合格点かと。
だからと言って、飛び出して見えるのが90分も続けば、後半は慣れてきちゃって感動はドンドン薄くなると思いますけどw

ハリウッドの流れとしては、今後も3D上映を想定した撮影は、どんどん増えていく予定だそうです。

ただ「3Dありき」で作られた映画が、ヒットし続けるとは到底思えませんので、ひとつの映像技術として抑えていてもらいたいですかね?
『ダークナイト』くらいのレベルの作品が、3Dで観れたら感動するだろうけどw

同時に日本の配給会社としては、吹き替え問題も同時に考え直していただきたいですね。
日本の観客も、そこまでバカじゃないですからね。


余談ですが、個人的に一番感動した3Dのカットは、「ニューシネマラインのロゴ」でしたw
アレが飛び出して見えたのは、ちょっと嬉しいですw

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