2008年11月9日日曜日

ゲン@ 劇場:『宮廷画家ゴヤは見た』

ゲンです。
梅太くん、トップ画像変更お疲れ様でした。
相変わらず忙しく、『Vフォー・ヴェンデッタ』はおろか、毎年この時期恒例の『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』すらDVDで観れませんでした・・・
そろそろレポじゃなく、雑記もやりたんですけどねぇ・・・

『宮廷画家ゴヤは見た@有楽町スバル座(10/24鑑賞)

『ノーカントリー』でアカデミー助演男優賞を受賞したハビエル・バルデムと、若手実力派女優ナタリー・ポートマン共演の重厚なドラマ。
実在したスペインの天才画家ゴヤが描いた2枚の肖像画のモデルたちがたどる数奇な運命を、18世紀末から19世紀前半の動乱のスペイン史を背景に描く。

米国で公開されたのが2006年と、少し前の作品なんですが、日本でこの時期に劇場公開されるってことは、完全に「アカデミー賞効果」ですねw

うわー・・・またナタリー・ポートマンが恐ろしい演技を・・・

あんまりよく調べずに観にいったんですが、まずハビエル・バルデムが主演じゃなかったてのに驚きですねw
確かにメインキャストではあるけども、明らかに“主演”って感じでもなかったと思います・・・
ただ、アカデミー賞を獲得した演技力は確かでした。
時間的にはこちらの方が先に撮影・公開されたのは間違いないだろうけど、役者として演技の幅が凄く広い人なんだなぁと強く感じました。

で、ナタリー・ポートマンですけどね!
またとんでもなくスゲー役を演じてます・・・
もはや“美少女”なんて取り上げ方を出来ないレベルの大女優に、確実に近づいております・・・
アカデミー主演女優賞獲得も時間の問題ですね・・・

画家のゴヤを演じるのは、ステラン・スカルスガルド
『パイレーツ~』でウィル・ターナーの父親ビル・ターナーを演じていた方ですが、フジツボだらけの顔しか印象が無かったので、初めは分かりませんでしたw
実質、ゴヤが狂言回しになって物語が展開していくわけですが、劇中に出てくる彼の描いた作品は素晴らしいのは勿論、人間としても非常に魅力的で、実在したゴヤにも凄く興味を魅かれました。


物語は18世紀後半のスペイン。
フランス革命の前後で、歴史的に激動した時代だけに、宗教と政治を絡めた非常に深い人間ドラマになっていて、歴史にほとんど詳しくない僕でも十分に引き込まれました。
特に後半の展開は、歴史以前にドラマとしてホントに面白かったです。


本国と比べ、公開はかなり遅れてしまいましたが、劇場公開されて本当に良かったと思いました。
アカデミー賞からの流れを受けて公開された作品って、あまり良い評価の作品は少ないですが、この作品は別格に面白かったです。

壮大な歴史モノとかが苦手な人でも、十分に楽しめるドラマ作品だと思います。

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