2008年11月12日水曜日

ゲン@ 劇場:『マルタのやさしい刺繍』

来年の「ほぼ日手帳」が届きました、ゲンです。

『マルタのやさしい刺繍』@銀座シネスイッチ(11/9鑑賞)

スイスの谷間の小さな村を舞台に、80歳のおばあちゃんたちがランジェリーショップを開くために奮闘する様を描いた人間ドラマ。
閉鎖的な村人の冷たい視線を浴びながらも、マルタおばあちゃんと3人の女友だちが老いてもなお生きがいを見つけ出していく。

予告編を観てからずっと気になってたんですが、座席指定の出来ない単館上映な上に、かなりの人気で上映20分くらい前に行っても観れないことが数回・・・
朝一で行けばなんとかなるだろうと意気込んでいきましたが、やっと観れましたw

うん、ホッとできるイイ映画ですね♪

スイスの山里にある小さな村に住むおばあちゃん:マルタは、夫にも先立たれ、家族からもないがしろにされている。
そんな彼女は、あるきっかけで若い頃から夢だった手作りの下着屋を開業させるが、自然の溢れる田舎で下着屋を開くなんてと息子からの猛反発を受け、無理やりに店を閉められる。

ところがところが、このおばあちゃんは諦めません!
歳を考えろと言われようとも、せっかく作った下着を捨てられようとも、ゴミ捨て場から拾ってまでもお店を開こうとします!
そのパワーってのがホントにスゴい!

生きがいを見つけた女性の強さってのは、素晴らしいですね。
劇中に何度も出てくるんですが、
「新しいことを始めるのに、年齢なんて関係ない!」
というのを、まさに表現していました。

何よりマルタが素敵なのは、自分ひとりが生きがいを見つけるのではなく、同じように歳を取って生きがいを無くしていた友人たちと共に、一緒になって進んでいくところです。
夫の介護に疲れ、息子からもないがしろにされている友人は、一生懸命なマルタの姿を見て、自動車の免許を取ることに挑戦します。
介護施設に入り、何の変化も無い毎日を過ごしていた友人は、新しいことに挑戦しようと、インターネットの勉強を始めます。

それぞれが年齢をもろともせずに、新しいことに挑戦し、マルタのお店のために自分が出来ることはないだろうかと集まっていき、その動きはやがて村全体へと広がっていく・・・
ラストも凄く爽やかで、とても気分が良かったです。


元気なおばあちゃんたちに、元気がもらえる映画。
オススメです♪

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