2009年7月11日土曜日

梅太@ 劇場:『それでも恋するバルセロナ』

この記事は バルデムさんがうらやましすぎると感じた 梅太 の名の下にお送りいたします

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●スペインが起こした一瞬の気の迷い:『それでも恋するバルセロナ
 監督はウディ・アレン。
 主演に、お河童頭が記憶に新しいハビエル・バルデム、女優人にスカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール、ペネロペ・クルス。

 先に見ているゲンさんの感想はコチラで。

 原題の『Vicky Cristina Barcelona』という言葉の流れが、僕は好きです。

 デートムービー?
 そんなわけないでしょう。

 最近流行の、女性向けムービー?
 それもどうでしょうね。
 (日本の宣伝のせいで”そういうレッテル”を貼られてる作品は多くあると思う)

 ピンク色なんてまったく似合わない、そんなウディ・アレンのロマンスもの最新作。
 
 ストーリーとしては、ヴィッキー(ホール)とクリスティーナ(ヨハンソン)が、バルセロナへ行って、現地の雰囲気に熱され、とてつもない恋愛体験をさせられて、呆然として、帰国してくるというもの。

 いやはや、よかったですね。
 
 何よりですね、ペネロペ・クルス。
 彼女、この作品の全女優人を喰ってます。
 物語中盤から姿を現すのだけれど、それくらいの存在感がある。
 彼女は、お河童もといバルデム演じる芸術家:アントニオを殺しかけた元妻という役柄。
 怒髪が天をつく様な気性の荒い女性を見事・・・というかもう、見事すぎるくらい、むしろもう、爽快さすら感じさせるくらい完璧に演じて魅せました。

 最高だ。
 このペネロペを観れただけでも、劇場へ足を運んでよかったと思える。


 さて、主人公の二人の女性は、バビエル×ペネロペの魅力と、バルセロナの魅力に翻弄される。
 本当に”翻弄”させられるだけ。
 だから、ラストの空港で見せる「あぁぁ・・・バルセロナっていったいなんだったの」という呆然とした表情が、素晴らしく効いてくる。


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 細かいところで言うと、バビエル×ヨハンソンの最初のラブシーンの、顔のピントのぼかし方が、とても官能的でよろしかった。



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 ヨハンソンつながりで。

 上映前、『そんな彼なら捨てちゃえば』の予告編がやっていました。
 ちなみに僕はこの作品、監督がケン・クワビスとあって、非常に注目しています。

 予告編つながりで。

 『アマルフィ』は、予告編を見る限りだと、イタリアで『踊る大捜査線』をやってるだけなのではないかと思えてくる。観るまではなんとも言えないのだけれど。

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