2009年7月1日水曜日

ゲン@ 劇場:『それでも恋するバルセロナ』

ゲンです。
09年も下半期に突入ですね。

『それでも恋するバルセロナ』@丸の内ピカデリー(7/1鑑賞)

ウディ・アレン監督がスペインのバルセロナを舞台に、四角関係の恋愛を描くロマンチック・コメディ。
二人のアメリカ人女性、そしてスペイン人の画家と彼の元妻が、各々の個性や恋愛観のもとに駆け引きを繰り広げる。
出演は『マッチポイント』『タロットカード殺人事件』に続きウディ監督作品でヒロインを演じるスカーレット・ヨハンソン、『ノーカントリー』のハビエル・バルデム、『オープン・ユア・アイズ』のペネロペ・クルス。

ウディ・アレン監督最新作は、またまたヨハンソンが主演!w
しかも共演が昨年アカデミー賞を獲得したハビエル・バルデム。
この作品で今年のアカデミー賞助演女優賞を獲得したペネロペ・クルスとなかなかの顔ぶれが揃っていて、楽しみにしておりました。

うーん、お洒落ー♪ ウディ作品はツボなのかもw

前作『タロットカード殺人事件』でウディ作品を初めて劇場で観て、そのテンポの良さにハマってしまったのですが、NYを舞台にしていた全盛期の作品はまだ観れておりませんでした。
本当はこの作品を観る前に、何かその辺りの作品を観ておきたかったんですが、なかなか都合が付かず、これでハズしたらと心配だったんですが、すんごく面白かったです。

NYで生活する自由奔放な主人公:クリスティーナが、堅実派な親友:ヴェッキーと休暇で訪れたスペインでセクシーな画家とアバンチュール。(死語)
婚約中で当初は否定的だったヴェッキーも、やがて彼の魅力にハマってしまう。
そんな中、別れたはずだった画家の激情的な元妻:マリアが戻り、さらに複雑で危険な恋愛関係へと発展していく。


あらすじだけ見ると、ドロドロした愛憎劇になってしまいそうなんですが、ウディ監督のテンポの良さってのが素晴らしく効いてるおかげで、ポンポンと話が展開していって、セリフのやりとりも非常にコミカルで面白く、とても心地良いリズムで観ることが出来ました。

舞台になっているスペインのロケーションの美しさも相まって、まるで観ている側も旅行をしているような、日常を忘れてさせてくれる展開で終始ウキウキしてましたw


キャストですが、主演のクリスティーナを演じるスカーレット・ヨハンソン!
ウディ監督作のヒロインは今回で3度目にもなりますが、ウディさんは相当彼女が好きなのですねw
アート系の作品からラブコメ、はたまたコミック原作のヒーローモノまで、そこまでやらんでも言いたくなるほど貪欲に出演作が多い彼女ですが、ルックスもセクシーで綺麗だし、少しハスキーな声も好きなので、個人的には結構好きな女優ですw
今回の自由奔放な女性ってのも、イメージにハマって良かったと思います。
『レスラー』のミッキー・ロークと共に、『アイアンマン2』で悪役を演じるのが決まっておりますが、一体どんな風になるのか楽しみです♪

そんな彼女を虜にする画家を演じるハビエル・バルデム!
『ノーカントリー』で演じたキノコ頭の冷酷な殺人鬼のイメージが強かっただけに、ラブコメに出演する彼を想像できませんでしたが、もーワイルド&セクシーでむさくさ良かったです!
決して美形と言えるルックスではないですが、とんでもなく濃厚な色気を放つ彼は、殺人鬼よりもずっと魅力的でしたw

その2人の関係をかき回す画家の元妻を演じるペネロペ・クルス!
出演作を劇場で観るのが『バニラ・スカイ』以来と、ホントに久しく彼女をスクリーンで観ていなかったのですが、良かったですねぇ・・・
天才肌で激情的な役でしたが、恋愛中の2人に浴びせかけるスペイン語の罵倒がとても素晴らしい!w
英語での会話シーンももちろんあるのですが、彼女の母国語であるスペイン語の方がスピード感と迫力が見事で、圧倒されました。
同じくスペイン出身のハビエルとスペイン語でケンカするシーンは、ほとんどアドリブでやりとりしていたそうですが、ホントは字幕に出来ないくらいに危ない言葉を話してるそうですw

また、主人公:クリスティーナの親友で、堅実な恋愛感の持ち主で婚約中にも関わらず、男の危ない魅力に惹かれてしまうヴェッキーを演じているレベッカ・ホールも、大きな目がヨハンソンに負けないくらいに魅力的で、見惚れてしまうほどでした。
『フロスト×ニクソン』のフロストの恋人役が記憶に新しいですが、『プレステージ』でもヨハンソンと共演していましたね。


ドロドロな人間関係になってしまいがちな愛憎劇が、非常にテンポの良い笑えるラブコメになっているのが気持ちいい♪

ウディ作品は、まだまだ劇場で観たいですね!

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