ここ最近、もう一つの趣味である観劇活動の方が忙しく、あまり更新できず申し訳ありません・・・
■映画『ゲットスマート』@新宿ピカデリー(10/18鑑賞)
米国ではベン・スティラーやジャック・ブラック、ウィル・フェレルらと並んで賞賛される演技派コメディアン「スティーブ・カレル」主演のスパイコメディ。ヒロイン役には、『プラダを着た悪魔』で一躍スターダムにのし上がったアン・ハサウェイ。
他のコメディ俳優と比べると、日本ではまだまだ知名度の低いカレルですが、米国ではコメディだけでなく、ヒューマンドラマでの高い演技力が評価され、今現在最も勢いのあるコメディ俳優であるとも言われています。
そんな彼の主演最新作は、ドラマなど全く無いおバカコメディ。
米国初登場1位、収益も1億ドルを軽々超えていたので、すんごく楽しみでした。
いちいち面白ぇーなー! スティーブ・カレル最高!
何と言っても素晴らしいのは、スティーブ・カレルの飄々とした演技。秘密組織に所属する彼は、実践任務に憧れる分析官。やる気や知識はあれど、実践経験などほとんど無い彼が、ひょんなことからトップエージェントとして諜報任務を任されます。
全然ウマくいってないのに、
「いや、別に何も失敗なんてしてないですよ?」
的な表情の連発にただただ爆笑wあの何とも言えないの空気は、彼にしか作り出せませんね。
そして、そんなダメダメスパイをサポートする、凄腕のスパイにアン・ハサウェイ!元々アイドル的な存在の彼女でしたが、『ブロークバック・マウンテン』『プラダを着た悪魔』と好演技・ヒット作が続き、今回はコメディとアクションにも挑戦。
ただ可愛いだけでなく、潜入捜査では妖艶なドレスでも魅せる。
しっかりとした演技をしつつ、華麗なアクションでも魅せる。
本当にいい女優になったと思います。
キーラ・ナイトレイやナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソンなんかと同年代で、世間的に一歩遅れてしまった感がありましたが、今後の活躍にも期待したいですね。
また、元WWEプロレスラー「ザ・ロック」から本格的に俳優業に転進、改名したドウェイン・ジョンソンのコメディな演技にも注目。
元々ニヒルな容姿なだけに、これからも2枚目になりきらない2.5枚目を演じられる貴重な俳優になると思います。
ストーリー展開はシンプルで、先が読みやすくもありますが、それでも面白かったです。
笑わせ方もベタな手法が多いですが、それをカレルがやると全然笑って観れるんだから、彼のコメディアンという枠を超えた演技力とキャラクタには驚かされます。
また、原作が40年前のTVドラマで、スパイの秘密道具は最新式なのに、妙にレトロ感のある映像も魅力的です。
それとスパイ映画のパロディ(主に007)なシーンも多く、そちらのファンな自分としても大満足でした。
個人的に現在活躍しているコメディ俳優の中で、最もカレルが大好きです。
今後もコメディやヒューマンドラマに限らず、どんどん出演してもらいたいです。
まだまだ日本では知名度が低く、劇場公開すらされなかった出演作もあるのですが、こんなに素晴らしい俳優を放っておくのは非常に勿体無い!
もっともっと評価されてもいいはずなんだけどなぁ・・・
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