2010年6月7日月曜日

ゲン@ 劇場:『武士道シックスティーン』

ゲンです。
青春モノが楽しめるようになるのは、三十路超えてからだ!と知人から言われましたw

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『武士道シックスティーン』
@テアトル新宿(5/8鑑賞)

照的な二人の女子高生が、剣道を通して成長していく姿を描く。
かたや剣道一筋、かたや剣道をエンジョイする女子高生をそれぞれ演じるのは、『罪とか罰とか』の成海璃子と『ハルフウェイ』の北乃きい。

主演の二人がそれぞれ好きなので、共演ってことでそこそこ楽しみに劇場に観に行って来ました。

キラキラして爽やかだけど、もう一押し欲しかった!

シンプルなスポーツ青春モノらしくて良い作品ではあったけど、いまいちパンチに欠けてたのが残念だなぁ・・・

ストーリーはというと・・・
幼いころより剣道に打ち込み、ある無名選手に負けたことを根にもっている香織(成海璃子)は、入学した高校で再会したライバル・早苗(北乃きい)に再会するも、彼女はとても練習熱心とは言えない選手だった。
最初は香織の気迫に押され気味の早苗だったが、次第に真剣勝負の醍醐味にハマっていく・・・というお話。


見所は主演二人のギャップ。
武士道一直線の成海璃子に対し、楽しむことに一生懸命な北乃きい。
お互いのキャラクタが上手く表現されていて、絡んだ時に発せられる空気が可笑しくって思わず笑ってしまうのと同時に、爽やかにスポーツしちゃってる二人がとても輝いてました。

成海璃子はストイックさの中に、どこかヌケっぽいトコがあるのが良いですね。
キリッとした眉もカッコイイし。
いや、『罪とか罰とか』のヌケきってる感じも好きだけど!
腕と足のたくましさも、今回は役に活かされてて良かったんじゃないかとw

で、それに対する北乃きいの爽やかさたるや、そりゃもーお腹いっぱい♪
『ラブファイト』で彼女にハマったけど、がむしゃらに頑張ってる姿が似合いますなー♪
変な意味じゃなく、出来る限り彼女には制服を着ててもらいたいです。
変な意味じゃなく。


そんな感じでキャスト的には文句無いんですが、脚本的にはちょっと残念。
前半はコミカルに、後半でスポーツモノとしての展開を出してくるんですが、クライマックス前で話を深くするために脚本を落としこむんだけど、前フリが全然効いてなくて浅い所でしか話が進んでないのがガッカリ・・・

前半でキャラ設定にこだわり過ぎて、二人の関係を単なるキャラだけで面白おかしく説明しちゃってるんで、後半にどんなにいい話をしようとしても、感情移入が全く出来ない。

多分、あの二人だったら余計な演出とかしないでも、地のキャラで関係を表現できるはずだから、変にコミカルなトコまで持ってかないでもいいのになぁ・・・


キャストも素晴らしいし、題材も面白いだけに、変にドラマを付けようとして脚本で失敗してるのが勿体無い。

この二人の共演は、また違った形で観てみたいですね。

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