春になってからの方が寒いですね。
■『イエスマン/“YES”は人生のパスワード』@新宿ピカデリー(3/27鑑賞)
人生において常に「ノー」を連発してきた後ろ向きな男が、どんなときでも「イエス」と言うルールを自分に課したことから騒動が巻き起こるコメディ。
ジム・キャリーの出演作を劇場で観るのは、『レモニー・スニケット~』以来だと思ってましたが、昨年の『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』で声の出演をしてましたねw
それでも、彼のファンタジーでない純粋なコメディを観るのは久しぶりだったので、すごく楽しみにしていました。
明るくポジティブになれる素敵な映画! ハイテンション男はまだまだ健在!
ホントに久しぶりにジム・キャリーのコメディセンスが爆破してる映画を観た気がして、非常に楽しかったです。
極度の面倒クサがりで人との繋がりを嫌い、どんな誘いや提案にも「NO」と言って断り続けてきた主人公が、あることをきっかけにどんな誘いに対して「YES」と答えるルールを課す。
友人のパーティや顧客の提案、目に付いたカルチャースクールの宣伝、はたまた結婚紹介の迷惑メールにまで全てを受け入れていく彼は、段々と交流の輪が広がり、人生に輝きを取り戻したように思えたが・・・
僕個人としては、人との交流を乗り気で行うタイプではないので、冒頭の主人公のような「NOマン」であると思います。
「誰かと無理に遊ぶくらいなら、家でDVDでも観てた方がマシ」なんて考え方なんて、まんまですw
ところがこの主人公は、何にでも「YES」と答えていくうちに、それまで絶対に興味が無かったようなモノや、知るはずの無かった人々と出会うことで、どんどんと人生が楽しく、幸せになっていきます。
勿論、最初は「どんなことにも」というのがルールのおかげで、何も考えずに肯定してしまった結果、災難が降りかかることも多いのですが、最終的には凄くハッピーなところに転がっていきます。
人間は「やってしまった後悔」よりも、「やらなかった後悔」の方が引きずってしまうのは、精神学の面でも立証されてるので、まさにこの映画はそういった部分を上手く表現してると思いました。
主人公のジム・キャリーですが、笑い以外の部分でも表現力の豊かなので、最近ではヒューマンドラマの出演が続いていましたが、今回は久しぶりにコメディタップリの演技でした。
それでも完全なおバカコメディと比べると、アドリブみたいなのはだいぶ押さえてるんだと思いますが、普通に演技しててもどこかオーバーなリアクションは笑いを誘います。
相変わらず、顔もよく動くし、すんごく楽しかったですw
そして、梅太君が激押ししていたヒロインのズーイー・デシャネル。
彼女の出演作は『銀河ヒッチハイクガイド』と『テラビシアにかける橋』くらいしか観てないと思いますが、正直あまり印象に残ってませんでした。
ですが、今回ジム・キャリーとロマンスになる彼女は、すんごくキュートで、正直惚れましたw
特にスクーターに乗ってる姿とかヤバいですね・・・可愛いわ・・・
それと配給がワーナーブラザースなのですが、『ハリー・ポッター』やら『300』など、他の映画のパロディのシーンやセリフが多く登場して、映画好きとしてもかなり楽しい作品になってしました。
とりあえず「YES」と答えるだけでも、その瞬間から人生が変わり、出会うはずの無かった新しい何かとめぐり合うコトが出来る。
何かに迷っている時に観ると勇気をもらえるような、背中を押してくれる素敵な作品でした。
オススメです。
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