2009年3月14日土曜日

ゲン@ 劇場:『オーストラリア』

ゲンです。
風が強くて、傘が折れそうです。

『オーストラリア』@TOHOシネマズ錦糸町(3/13鑑賞)

『ロミオ&ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が、壮大なオーストラリアの自然を舞台に描く運命的な愛の物語。
主演はニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマン。

公開規模の大きさとは裏腹に、評判の悪さが有名になっていましたが、話題作は出来るだけ劇場で消化したいので、睡眠をいつもより削って観に行ってきました。

思ってたよりもヒドくは無かったなぁ・・・面白くもなかったけども・・・

まず良い点を挙げるとすれば、とにかくヒュー・ジャックマンがワイルド!の一言に尽きると思いますw
たくましく厚い胸板と、タップリと蓄えた髭と胸毛!
・・・って、男子の観るべきポイントじゃないですが、あのワイルドでタフな姿には惚れますわw
先日のアカデミー賞の司会で魅せたセレブリティなエンターティナーっぷりも素敵ですが、ヒューヒューの魅力はワイルドな面もガッツリと兼ね備えてるトコだと思います。

そんな彼に絡むニコール・キッドマンの貴婦人っぷり!
見た目は小奇麗ですが、ヒュー・ジャックマンと張り合うだけの男勝りな面も持っている、魅力的な役でした。
このギャップのある、まさに「美女と野獣」の二人が同じスクリーンにいるだけでも十分に画になりますw

それに加えて、オーストラリアというロケーションの美しさ。
広大で起伏に富んだ土地が、ワイルドと繊細さの両面を持った二人と重なり、どのカットも本当に綺麗でした。


そんな画的には最高の作品ですが、何がそんなにもネックなのかと言うと、やはり題材になってるのが「第二次世界大戦」って部分だと思います。

中盤まではなかなか面白いラブストーリーだと思いましたが、後半になるとそこいらの戦争映画にありがちな展開になってきてゲンナリ・・・

そして極めつけが、オーストラリアに侵攻してくるのが、日本軍であったというコト。
完全に日本人が悪者扱いされてましたね・・・

まぁ、題材として戦争を扱ってるだけに、史実に基づいてストーリーを展開させていくならば、この方向に進むが仕方のないことなのは十分分かりますが、結果としてオリジナリティに欠けてしまったのが非常に残念な気がしました。


ただ上映時間が2:45分とかなりの長時間ながら、その長さをあんまり感じられなかったのは評価できると思います。

戦争の色が濃くなっていく後半までは、そこそこ面白い作品ですが、それ以降を描かないワケにもいかないですから、難しいトコですね・・・

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