2年連続の大阪、USJに行ってきました。
■『ヤッターマン』@亀有MOVIX(3/7鑑賞)
『ジャンゴ』『神様のパズル』とここ数年の三池監督作がツボにハマり過ぎていたため、まさかの実写化ですが三池さんなら必ずや面白い作品になるだろうと激しく期待しており、初日の初回から観に行ってきました!
バカー! 最高ー! やっぱり三池さんは分かってるー!
えっと、何と言いましょう・・・・
個人的には「ヤッターマン」自体のファンでも何でも無いので、原作に特に思い入れがあるワケじゃないんですが、今回の実写化の話を聞いて、そして完成した作品を実際に観てみて、色んな意味で泣きそうに嬉しかったですw
とりあえず、「ありがとうございました」と・・・w
ここ数年、海外でも続いてたコミックやアニメ原作の実写映画化ですが、米国と比べると日本ではドラマではないヒーローやSFモノってのはかなり遅れを取っていたと思います。
それは制作費や映像技術的なコトもあるでしょうが、何より実写にしても揺るがない映像を撮れるセンスがある監督がいないことが、一番のネックだったように感じていました。
それを覆すのが、この三池監督ですよね。
ヤクザや任侠モノのVシネマ出身ですが、その後はホラー映画で世界的にも評価され、ここ数年で活躍の場が一気に広まりました。
まぁ、僕が三池監督の作品で観てるのが『ジャンゴ』と『神様のパズル』だけなので、あまり多くを語ることは出来ませんが(ヤクザもホラーも得意じゃないからw)、その2作だけでも日本人離れした映像センスに脱帽いたしました。
で、今回のアニメの実写化ということですが、もーね、ホントに好き勝ってにやってるんですよ。
セットとかCGとか衣装とか、お金の使い方がおかしいよ!
しかしその使ってる部分ってのが実に絶妙で、使うべきトコにお金をつぎ込んでるのがよく分かりました。
いや、ハリウッドの監督でもここまでキチンとお金を使って、完成度の高い作品を仕上げられる人はなかなかいないですよ・・・
三池監督が「日本で映画監督をやる限り、『ヤッターマン』の実写化を撮るまでは死ねない!」と語るように、「無駄に細かいディティール」というのは、監督や作り手自身がその作品を好きじゃないと絶対に出来ないんですよ。
どんなにお金と時間をかけても、ただ詳細を求めるだけでは、作品の完成度は絶対に上がらないと思います。
情熱あってこそ、完成度が上がるものなんじゃないのかと。
例を挙げると『トランスフォーマー』のような、作り手側の情熱があまりに溢れすぎた「必要以上の無駄なこだわり」がこの作品からも強く感じました。
まぁ、あとはキャストですよね。
主人公以上にキャラの濃い「悪役トリオ」は、原作をそこまで知らない自分でも、印象はとても強いです。
で、その3人ってのが、ホントにいいんですわー♪
ボヤッキーが生瀬さんってのは言わずもがなですが、やはりドロンジョの深田恭子でしょー!w
あんまり深く語ると墓穴を掘りそうなんで止めときますが、とりあえず「モノ凄く良かった」とだけ言っておきますw
気になる人は多いだろうけど、気になってるんなら劇場に観に行けばいいじゃない。
きっと大満足して帰ってくることになるだろうよ!
あとは注目すべきは阿部サダヲさんですね。
あの人のおかげで、後半のテイストが若干変わってくるんですが、乾いた笑いの乗っかれる不思議なテンションの作品なので、良いアクセントになっていたと思います。
シリアスに見せつつも、絶対に笑いを忘れない印象的な演技でした。
ジャニーズが主演なのと、アニメの実写化ってコトで年齢層が低く設定されていそうですが、実際に観てみたら込められてるネタとか、ジョークの拾える年代を考えると、20代後半から30代の方々は、原作の知識に関わらず、最高にツボにハマると思います!
ハッキリ言うと、「ヤッターマン」に全く興味が無くても、絶対に面白いかとw
それくらい推します!
必見!!! ぜひ、劇場で!!!
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