2009年5月23日土曜日

梅太@ 劇場:名画座日記-2

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 名画座日記-2

 順調に名画座巡りをしております。
 今回は・・・前回に引き続きギンレイホールです。
 巡ってないだろ!という突っ込み、痛いほどわかります。

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ギンレイホール

 飯田橋駅徒歩5分くらいのところ。
 少し前の作品からかなり前の作品まで、2本立てで上映。

 フロントから映写室が覗けます。

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 今回は『バンクジョブ』、『その土曜日、7時58分』を観て来ました。
 ”強盗2作品”です。

●それは簡単な強盗のはずだった・・・:『バンクジョブ』

 監督はロジャー・ドナルドソン。
 出演には、”愛すべきハゲ”ことジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ他。

 昔はせこい犯罪を行い、ヤンチャをしていたテリー(愛すべきハゲ)とその仲間。
 今は借金を抱えつつも、それなりに安定した生活を送っていた。
 しかし突如、昔馴染みの女性:マーティーン(バロウズ)が、銀行の貸金庫強盗の話を持ちかける。
 「絶対安全だから・・」と。
 実行は簡単であった。しかし奪ったものがまずかった。
 貸金庫に眠っていたとてつもないスキャンダルのおかげで、主人公たちは暗躍に巻き込まれていく。


 そういうストーリー。

 貸金庫の中身が、とにかくまずい。
 政府のスキャンダル、闇帳簿etc..
 主人公たちは、MIからギャングまで、様々な集団に追われていく。

 色々な思惑の交差により、物語は最悪な方へコロコロ転がっていくが、最後に逆転劇が用意されている。
 とにかくテンポが良く、見終わって快感しか残らなかった。
 脚本・編集の妙。ニヤリとするほどGOOD。

 そして何より、とても素敵なサフロン・バロウズ。
 良いですな~。ツボでした。

 そうそう。
 素敵な人が来たとき、「Hello, GORGEOUS」と挨拶するの、良いですよね。
 今後使っていこう。


●それは完璧な計画のはずだった・・・:『その土曜日、7時58分』

 監督はシドニー・ルメット。
 主演にフィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン・ホーク。

 兄:アンディ(ホフマン)は、弟:ハンク(ホーク)に、宝石店強盗の話を持ちかける。
 その店はなんと、彼らの親が経営している店。
 「あの店は保険に入っているから、実害はゼロだ。大丈夫うまくいく」自信を持って協力を要請する。
 実行日、些細なファクターが積み重なり、強盗は失敗。
 失敗どころか、最悪の出来事まで起こってしまう。
 そして事件をきっかけに浮き彫りになる、この家族の関係が・・・


 原題は『BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD』
 アイルランドの古い諺で「死んだことが悪魔が気づく30分前に天国へ行けますように」という意味だそう。

 この題名が、全てを物語っています。
 
 実行後、主人公たちの頭を過ぎるのは、失敗の要因。
 しかし失敗の要因も、誰かに知られなければ、自分たちが捕まることは無い。
 バレなければ天国、バレれば悪魔に捕まる。

 この作品では、ことごとくバレてしまう。
 そしてみんな、狂気と化してしまう・・・

 とにかくホフマンの恐ろしい演技と、ホークの焦りが見所。


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 来月は、もっと他の名画座へ行く予定でいます。
 それでもギンレイには、定期的にお世話になりますけれど。

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