この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします
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名画座日記-2
順調に名画座巡りをしております。
今回は・・・前回に引き続きギンレイホールです。
巡ってないだろ!という突っ込み、痛いほどわかります。
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ギンレイホール
飯田橋駅徒歩5分くらいのところ。
少し前の作品からかなり前の作品まで、2本立てで上映。
フロントから映写室が覗けます。
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今回は『バンクジョブ』、『その土曜日、7時58分』を観て来ました。
”強盗2作品”です。
●それは簡単な強盗のはずだった・・・:『バンクジョブ』
監督はロジャー・ドナルドソン。
出演には、”愛すべきハゲ”ことジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ他。
昔はせこい犯罪を行い、ヤンチャをしていたテリー(愛すべきハゲ)とその仲間。
今は借金を抱えつつも、それなりに安定した生活を送っていた。
しかし突如、昔馴染みの女性:マーティーン(バロウズ)が、銀行の貸金庫強盗の話を持ちかける。
「絶対安全だから・・」と。
実行は簡単であった。しかし奪ったものがまずかった。
貸金庫に眠っていたとてつもないスキャンダルのおかげで、主人公たちは暗躍に巻き込まれていく。
そういうストーリー。
貸金庫の中身が、とにかくまずい。
政府のスキャンダル、闇帳簿etc..
主人公たちは、MIからギャングまで、様々な集団に追われていく。
色々な思惑の交差により、物語は最悪な方へコロコロ転がっていくが、最後に逆転劇が用意されている。
とにかくテンポが良く、見終わって快感しか残らなかった。
脚本・編集の妙。ニヤリとするほどGOOD。
そして何より、とても素敵なサフロン・バロウズ。
良いですな~。ツボでした。
そうそう。
素敵な人が来たとき、「Hello, GORGEOUS」と挨拶するの、良いですよね。
今後使っていこう。
●それは完璧な計画のはずだった・・・:『その土曜日、7時58分』
監督はシドニー・ルメット。
主演にフィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン・ホーク。
兄:アンディ(ホフマン)は、弟:ハンク(ホーク)に、宝石店強盗の話を持ちかける。
その店はなんと、彼らの親が経営している店。
「あの店は保険に入っているから、実害はゼロだ。大丈夫うまくいく」自信を持って協力を要請する。
実行日、些細なファクターが積み重なり、強盗は失敗。
失敗どころか、最悪の出来事まで起こってしまう。
そして事件をきっかけに浮き彫りになる、この家族の関係が・・・
原題は『BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD』
アイルランドの古い諺で「死んだことが悪魔が気づく30分前に天国へ行けますように」という意味だそう。
この題名が、全てを物語っています。
実行後、主人公たちの頭を過ぎるのは、失敗の要因。
しかし失敗の要因も、誰かに知られなければ、自分たちが捕まることは無い。
バレなければ天国、バレれば悪魔に捕まる。
この作品では、ことごとくバレてしまう。
そしてみんな、狂気と化してしまう・・・
とにかくホフマンの恐ろしい演技と、ホークの焦りが見所。
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来月は、もっと他の名画座へ行く予定でいます。
それでもギンレイには、定期的にお世話になりますけれど。
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