この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします
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2回目のJai HO♪・・・ではなくて、『スラムドッグ・ミリオネア』。
前回鑑賞では前売り券を使っていなかったので、今回使いました。
公開4週目ですが、かなり盛況でした。
今回は、原作を読んで挑みました。
原作は『僕と1ルピーの神様』。
それを踏まえての2回目鑑賞ですが、劇場版は、最終的に主人公:ジャマールの一途な恋の成就に帰結しているところが良いですね。
お話しとしてすっきりしますし。(それは構成とか編集とかの力も、勿論ありますが)
そしてなにより、胸を打つ。
では感想を。
もう公開4週目ですから、若干のネタばれを含めてお話しします。
●神は偉大なり
ジャマールの兄:サリームが最後に発する言葉。
最初に鑑賞したとき、すごく引っかかったのですよね。
なぜここで、神を持ち出すのだろうと。
無学の少年が、クイズミリオネアで最後の問題に答えた。
少年は勉強をしたわけではない。ではなぜ答えられたのだろう。
少年は過酷な環境で生きていく間に、嫌がおうにも、知識が身についてしまった。
そして主人公が知っている事柄が、”たまたま”クイズとして出題されたのだった。
クイズというものは、運である。
自分の知っていることであれば答えられるし、逆なら無理。
これは有名大学を出たいわゆるインテリであろうが、スラムに住む少年であろうが、同じ事である。
(その象徴として、ジャマールが警部に、食の値段を聞く場面がる)
しかしここまで、自分の知っている事柄が出題されれば、無神教であろうが、なんとなく神の存在を信じたくもなる。
「これってもしかして、神が創ったシナリオなのではないか」と。
更に言うなれば、障害の大きかったジャマールとヒロイン:ラティカの恋が実るまでの筋書きすら、神が書いていたのではないかと。
サリームは消え行く意識の中、そんなことを考えたのではないだろうか。
そう考えると、やはり「運命だった」は「It is written」なのだろうな。と思う。
この『スラムドッグ・ミリオネア』で展開されたお話しを、「映画だから都合よく・・・」と考えたくなる気持ちもわかる。
でも僕は、そうは思わない。
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暗転に映し出される問題。
Tシャツに書かれた『slumdog millionair』が映し出されるタイトル紹介。
人生を賭して手に入れた恋。
そして最後の、インド映画!という感じのラスト。
いやはや、素晴らしい。
「インド映画!という感じのラスト」が良く分からない方。
この映画は、こんなラストが待ち受けているのですよ。
こんなラスト↓↓↓↓
・・・・間違えた。コチラ↓↓
『Jai Ho』
そうそう、前回書き忘れたこと。
ミリオネアの音楽というか効果音(心音とか)、使い方がうますぎますよね。
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