2009年5月24日日曜日

ゲン@ 劇場:『チョコレート・ファイター』

ゲンです。
引越しを来週に控え、あまり更新できずに申し訳ありません・・・
梅太くんが書いてくれますが、先日5時間に渡って映画談義をしてきましたw
非常に楽しかったです♪

『チョコレート・ファイター』@新宿ピカデリー(5/23鑑賞)

並み外れた格闘能力を持つヒロインが母の敵を討つためマフィアと死闘を繰り広げるアクション・ムービー。

ノーワイヤー・ノースタント・ノーCGの超絶ムエタイアクション『マッハ!』で世界に名を広めたプラッチャヤー・ピンゲーオ監督の待望の新作は、主演が25歳(同い歳!)の女の子!
昨年、本国タイで公開され、予告編の迫力に圧倒されて日本で公開されるのを本当に待ち望んでいましたが、嬉しいことに初日舞台にも参加できることになりました!

世界最強ムエタイ“美”少女見参! ヌルいハリウッドなど蹴り飛ばせ!

先日の『グラン・トリノ』で上半期1位は確定とか言ってましたが、早くも撤回させて下さいw

これこそが1位です!w

もーさーもーさーもーさーもーさー
観る前から面白い事はずっと分かってたし、満点取ることもほぼ間違いないと思ってましたけど、案の定、見事にその期待を軽々越えて、とんでもなく素晴らしい作品で御座いました!

理屈抜きで最高!
良すぎて涙出てきました!
(マジでw)

とにかくですね、主演のジージャーが爆裂に可愛くて強い!
『マッハ』や『トム・ヤム・クン!』でも謳い文句になってますが、ピンゲーオ監督のウリは、何と言ってもスタント無しのリアルなアクション!
吉高由里子ライクな25歳の可愛い可愛い可愛い女の子が主演ですが、本当に容赦なく傷だらけのアクションが、これでもかと詰め込まれておりました!

『マッハ』で主演していたトニー・ジャーは、僕は今最も動ける映画俳優だと思っておりますが、彼と同等、もしくはそれ以上に激しく危険なアクションを披露しております。
トニー・ジャーのムキムキな身体とは違い、女性らしい小柄でしなやかで体型を活かした技の数々は、美しささえ感じるほど!
元々タイでテコンドーの講師をしていた彼女を監督が発掘し、4年間もの長い訓練を経て撮影に望んだだけあって、ムエタイだけでなく、その他の格闘技も取り入れたような動きも見受けられ、完璧なアクションヒロインを演じておりました!

ストーリーもピンゲーオ監督の特徴なんでしょうか、アクション映画でありながら、『マッハ!』のようにどん底にまで落とされるようなくらい背景を描きつつ、そこからの復讐劇という何ともドラマチックな展開で、激しいアクションだけでなくストーリーでもとても引き込まれるものがありました。

それに加え、単にリアルで激しいだけでなく、バラエティに富んだアクションの幅もこの監督の大きな魅力です。
『トム・ヤム・クン!』ではトニー・ジャーの本職であるムエタイを軸に、剣術やカンフー、プロレスといったモノまで取り入れた異種格闘技線が見ものでしたが、今回もホントに素晴らしいです。
カンフーや剣術は勿論、棒術まで登場し、関節技も豊富で痛々しい!w
特に目を引くのは、クライマックスのカポエイラ戦!
『トム・ヤム・クン!』でも「ムエタイvsカポエイラ」はありましたが、今回はその闘いをさらに発展させたようなアクションでその激しさは言うまでも無く、戦う二人のキャラクタってのもかなり魅力的でした。


主演のジージャーですが、何度も言いますがマジで可愛い!
ぷっくりとしたアヒル口が犯罪的に可愛い!
アイドルとしてでも十分にやっていける程のビジュアルを持ちつつ、恐ろしく高い身体能力と、体当たりで魅せるリアルなアクションのハードさ。
さらに心を病を持って生まれ、病気の母親も労わるという、どん底のドラマパートで魅せる寂しい表情は、アイドルでもアクション俳優でもなく女優。

何ですか、この完璧な感じは!
この娘さんを“最強”と言わずして、何と言うか!


これだもの・・・この可愛さだもの・・・

そして彼女の父親で、生き別れた日本のヤクザという役の阿部寛さん!
そのカッコ良さとシブさは当然ですが、彼女とその母親を守る為に戦う様は、女性でなくても惚れる!

何だ、この映画! 完璧じゃねぇか!


スタント無しのリアルでハードなアクションが最大の魅力ですが、それだけでは語りつくせないドラマと、主演の可愛い可愛い可愛い女の子!

嗚呼、蹴られたい! 僕も蹴られたい!

これを観ずして、何を観るか!



そんな大興奮で明るくなったスクリーンで鳴り止まぬ拍手。
初日舞台挨拶ってコトで、阿部寛さんが登場!

うーん・・・ヤバいなぁ・・・背高いよぉ・・・ホリ深いよぉ・・・

何度も何度も「こんなインフルエンザの中、観に来てくださってありがとうございました!」と言ってましたw

タイでの撮影はとても楽しかったらしいですが、やはり日本とはかなり違っていたとのこと。
撮影に2年も費やし、1つのアクションシーンでも長いときは3ヶ月もの長期間で撮り続けたそうですが、その分アクションのクオリティを求めているというのには、凄く納得しました。

また俳優がリアルなアクションを演じるため、怪我をするのは当然と考えているようで、阿部さん自身も向こうの俳優さん(本職はキックボクシングの元世界チャンピオンとかw)に殴られ、怪我をしたそうです。
でも、そういうアクシデントがあっても撮影に望むというのが、ガッツがある俳優として認められるそうですw


ちなみにエンドロールで、NGシーンが流れるのですが、これがヤバい・・・
モノクロで血生臭さは無いにしろ、完全に流血してるシーンもありましたし、何より衝撃的だったのが、怪我をしたスタントマンが救急車で運ばれ、そのまま病院のベットでお見舞いしてるシーンw
いや、何もそこまで入れんでもw

アレを観ると、主演俳優は当然ですが、それ以上にやられ役のスタントマンがいかに大変なのかってのが、凄く伝わりますね・・・
高いところから落ちて、予定外のセットの部分に身体が当たったり・・・
いやはや、ご苦労様でしたw

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そんな感じですが、マジでヤバいです!
絶対に面白いとは思ってましたが、ここまでバッチリとハマるとは!

『マッハ!』よりも『トム・ヤム・クン!』が好きな自分としては、このバラエティに富んだアクションってのは魅力だし、何より主演のジージャーたんが激烈にカワユ過ぎるので卒倒しそうでした。

そして暫定ですが、現在1位!w
『グラン・トリノ』も確かに素晴らしい映画だけども、やはりアクション映画の面白い作品には弱いバカですw
今まで一番素晴らしいアクション映画は?と聞かれれば『トム・ヤム・クン!』と答えてましたが、これからはこの作品をススメます!

トニー・ジャーが世間の評価に調子に乗ってしまい、血迷って『マッハ!2』で主演だけでなく、監督までも引き受けてしまった結果、あまりの手腕の悪さに撮影をほっぽり出して逃亡しておりましたが、捕まって何とか撮影を続け、無理やりにでも完成させるというだけに、今後のトニー・ジャーにはあまり期待しないほうがいいのかも・・・

その分、最強美少女のジージャーたんの今後に期待大!
ピンゲーオ監督の次回作も、彼女で決まりでしょ!?

引越し終わって落ち着いて、まだ劇場でやってたらもう一度観に行きたいな・・・
今年はまだ劇場で2回以上観た作品が無いしなぁ・・・
(『ウォーリー』の4回は含まずw)

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