2009年1月5日月曜日

梅太@ 2008まとめ:『劇場鑑賞作品』編 TOP5

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

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 この記事では、08年のMy Bestを紹介します。
 昨年僕が観た作品をコチラの記事でざっと紹介していますので、合わせてご覧になってください。

 流れとしては、まずTOP5を紹介して、その後、1年間の総評ということで。


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★5位★
『JUNO』

 テーマとしては、アメリカでは社会問題ともなっている事柄を取り上げているのですが、それを前面に押し出すことはしない。
 観終わってまず、楽しさが残っている。
 テーマについては、あとで振り返ってみると「そういえばこれって・・・?」程度である。
 でも、それで良い。むしろそれが大事、だと思う。
 第一印象は楽しさ・面白さ。それがないと、興味もなにも沸かないから。

 前作同様、ジェイソン・ライトマン監督は、その辺をよくわかっているのだと思う。
 そして、楽しさ・面白さについては、脚本のディアブロ・コディ、主演のエレン・ペイジが担っている。

 監督・脚本・主演のケミストリーが、かなり良い方向に起こった作品。
 大好き。

★★4位★★
『ダークナイト』

 圧倒された。とても力強い作品。
 コミック原作モノで、ここまで威圧感を感じた作品が今まであっただろうか。
 『ダークナイト(暗黒の騎士)』の意味が明かされるラストシーンは震えた。

 前作『ビギンズ』でやろうとしていた「現実世界に沿った世界観の構築」がこの作品で開花した。
 これがなければ、バットマンの選択も、ジョーカーの怖さも、デントの葛藤も、何も生きてこない。

 うん、すごい作品に出会った。もう一度映画館で・・・
 大好き。

★★★3位★★★
『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン』

 いやね。全部ツボなのですよ。ホント。
 つまりはそこなのです。ツボなのです。

 ラストのアクションなんて、涙流すくらい笑って、そして熱くなったよ。
 アクションのカッコよさというのは、動きそのものというのは勿論ながら、”キメるところで気持ちいいくらいにキマる”というのも大事なのだと気付いた。
 劇場で隣に座っていた方、騒がしくてごめんなさい。

 公開へ向けて、署名運動をしていた方々に感謝。
 こういう作品が、もっと劇場で公開されることを望みます。

 大好き。

★★★★2位★★★★
『つぐない』

 随所で流れるタイプライタ音、調整されている人の動き、サスペンス小説のような語り口。
 これらの演出は、作品理解を深めていく上でのキーポイントです。

 ラストで明かされる”ある事”。
 上述した演出は、無駄に行っているわけではなく、この”ある事”にしっかりと則している。
 これらが繋がった瞬間の感動ったらなかった。

 映像・音・演技。これらを組み合わせることで出来上がる極上のシーン。
 映画の楽しませ方を、ジョー・ライト監督は心得てるのだと思う。

 2回目鑑賞(DVD)では、1シーン1シーンで溜息が出た。
 なんて素晴らしい作品なのだろう。

 美しい。すべてにおいて。
 大好き。 

★★★★★1位★★★★★
『スピードレーサー』

 アニメに対する愛。
 冒頭では、世界観を一気に見せる手腕もさることながら、実はウォシャウスキーが大好きな”アニメ”の歴史についても触れている。
 アニメの原点:”描いた絵が動く”、その楽しさから物語は始まり、自分らが作り上げた新たな手法”CG”でアニメの発展形を提示する。
 自分を育ててくれたアニメに最大限の敬意を表しながら作っている。
 そして、楽しみながら作っているのが伝わってくる。

 物語もアクションも、もちろん素晴らしい。
 だけどそれだけではない。
 劇場であんなに興奮したのは、製作者ウォシャウスキーと、この『アニメ』というものについての楽しみを共有できたというのがあるのではないか。

 もう大好きすぎて、どうしよう。
 堂々の第一位。


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総評:

 08年は、かなりの豊作の年でありました。
 作品の一つ一つが、僕の琴線に触れました。

 それは、作品自体が面白いという事ももちろんですが、その作品がきっかけで、色々なことを考えさせてもらったということもあります。

 また08年は、ゲンさんと共同で、本ブログを開始させてもらいました。
 それから・・・というわけではないのですが、色々な人のブログを読ませてもらいました。
 単純に、レイアウトなどの参考というのもあります。
 感想という面では、考え方・見方・書き方は十人十色。どのブログも個性的で面白い。

 そして、どのブログでも、自分の”映画観”について、かなり熱心に語っている。
 それにあてられて、僕もちょっと考えてみた時期もあった。

 そのことについて、文章化できるほどまだ固まってはいないけれど、これだけは言える。

 僕は、映画が好き。

 劇場に観にいったときは、他のことは一切抜きにして、素直にそう思う。
 だって、あれだけワクワクできることって、他にないもの。

 そこを忘れないように、今年も僕は、足蹴く映画館に通う。

 これからも、稚拙な文章で何かと読みにくい感想になるかと思うかもしれませんが、時々チェックしてもらえるとものすごく嬉しいです。

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