2010年6月5日土曜日

ゲン@ 劇場:『月に囚われた男』

ゲンです。

昨年の「勝手に映画コラボCOCKTAIL」フェアでもお世話になりました、
お友達のみぃさんがやっている「東京カフェブログ」で、ウチのブログを紹介して頂きました!

自分もお店に行く時に参考にさせてもらっておりますので、
良かったらのぞいて見て下さい♪
(掲載記事)

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『月に囚われた男』
@恵比寿ガーデンシネマ(5/14鑑賞)


地球に必要不可欠なエネルギー源を採掘するため月の基地に滞在中の男が奇妙な出来事の数々に遭遇するSFスリラー。
デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズが初監督に挑み、男の悲しく恐ろしい運命を描く。
主演は『フロスト×ニクソン』のサム・ロックウェル。

予告編が気になっていた所、低予算ながらかなりの高評価だったので、劇場まで観に行って来ました。

秀逸なSFスリラー! サム・ロックウェルの演技の幅に圧倒される!

半分はサム・ロックウェル目当てで観に行ったようなものだったので、正直ここまで面白い作品だとは予想外でした。

ストーリーはというと・・・
月の裏側で新たなエネルギー資源の採掘する任務を就く男:サム(サム・ロックウェル)は、3年の勤務期間の終わりを2週間後に控え、たった一人で働き続けていた。
そんなある日、故障した採掘機の中で「ありえないモノ」を発見する。
それは自分と全く同じ姿形をした男だった・・・

イキナリですが、以下ネタバレでレポを書きます。

知りたくない人はスルーをお願いします。

~~~~~~以下、ネタバレ~~~~~~

予告編を観た段階で大体の展開は予想できてましたが、まさにその通りでした。
たった一人で月で働くを男を派遣した会社は、そんな辺鄙な場所に何度も人員を送るのは勿体無いと、最初からその男のクローンを大量に作って月に保管しておき、3年の任期毎に「地球に帰す」と偽って男を消去。
新たにクローンを目覚めさせ、偽りの記憶を書き込んで3年の任務に就かせる・・・というオチ。

で、この大まかな流れは初めから予想できていたのですが、それ以上に惹かれたのがクローンの人間性。
本人に自分がクローンであると感づかれてはいけないので、同時に2体以上の男が月に存在してはいけないはずが、ある手違いで二人が顔を会わせてしまう。
当然初めは戸惑いますが、徐々に任務に疑問を感じ始め、自分達がクローンであることを察します。
しかし、同じ姿形をしているのにも関わらず、素直だったり荒っぽかったり性格が全く違うのに、元は同じ人間だからなのか最終的には上手くまとまります。

クローンを扱った作品は今までいくつか観てきましたが、どれもがオリジナルに対する苦悩を描いた作品が多い中で、単純にその方向だけではな部分で脚本の落としこみをしてくる辺りに独創性を感じて、後半はかなり面白い展開でした。

また、主人公のサムを演じるサム・ロックウェルは、常に一人だけで画面に登場し、後半からは何役もこなしているのですが、キチンと人物によって全く違う性格を演じ分け、その演技の幅に圧倒されました。
サム・ロックウェルって「ノリの良い兄ちゃん」っていうイメージが強かったので、ここまで幅のある演技が出来るものかと驚かれてました。


低予算で取られたにも拘らず、秀逸な脚本と俳優の素晴らしい演技力によって覚醒した良作のSFスリラー♪

劇場で観て、損はなかったです!

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