2008年12月24日水曜日

ゲン@ 劇場:『ワールド・オブ・ライズ』

ゲンです。
年末企画のための資料を、現在必死にまとめてます。
個人的な趣味とは言え、自分の頭にある内容を改めて文章に出すのは大変ですね・・・

『ワールド・オブ・ライズ』@TOHOシネマズ錦糸町(12/20鑑賞)

『アメリカン・ギャングスター』のリドリー・スコット監督最新作、レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ共演。
CIAに雇われた元ジャーナリストの男が、ヨルダンで大規模なテロ組織を追跡する姿を描くサスペンス・ドラマ。

まさかリドリー監督作が一年に2本観れるとは思ってなかったんで、それだけで小躍りですw
しかもまたまたラッセル出演、ディカプリオが共演と来れば嫌でも期待が高まります。

ただ、米国での成績は意外と悪く、この秋公開された大作の中では失敗作のレッテルを貼られていただけに、若干心配ではありましたが・・・

いやいやいや、十分面白いじゃないですか! 

まずですね、予告編を観てすでに唸ってしまってたんですが、やはりリドリー・スコットってただもんじゃないですよ・・・
いや、今更巨匠に対してそんな事言うなって話なんですけど、あえて言わせてもらいますよ。

今年で71歳ですよ? おじいさんですよ?
何でこんなにも画が新鮮なのかなぁ・・・


どんなにキャリアがあっても、確かな腕があっても、それだけ経験を積めば絶対に“安全なカット”を撮るもんだと思うんですよ。
でも、リドリー・スコットが凄いと思うのは、どの映画でも、でのシーンでも、カットがもの凄く活き活きしてるんですよね。
何にも知らないで観たら、新進気鋭の30代くらいのアクション映画の監督とかが撮りそうなカットを平気で使うんですよ。
その“鈍らない感覚”ってのを71歳の監督が持ってるっていうのに、驚かされるんですよねぇ・・・

特に今回は「テロとの戦い」にスポットを当ててるワケなんで、CIAの最新技術を駆使した捜査シーンなんかが沢山出てくるんですが、そういう演出も難なくこなして、ちゃんとエンタメ要素のたっぷりある作品に仕上げてくれるってのは、流石だと思いました。


キャストですが、『グラディエーター』『プロヴァンスの贈りもの』『アメリカン・ギャングスター』とリドリー監督作品常連のラッセル・クロウ!
毎度の如く、今回も役作りで体重を28kgも増やしての素晴らしい熱演でした。
今回は冷酷で嫌味ったらしい、安全な場所から電話で指示を出すだけの指揮官で、ラッセルらしいドスの効いた役でした。

そんな指揮官の指示に傷だらけになって従う現場主義のエージェントにレオナルド・ディカプリオ!
中東に馴染むスパイの役柄なので、たっぷりとアゴ髭を蓄えての熱演でしたが、やはり彼の演技力ってのはもー格段に上がってきてますよねぇ・・・
単にビジュアルだけで持てはやされるだけではない、演技派の素晴らしい俳優だと思います。


リドリーらしいスピード感と緊迫感のあるカット、そして過激な暴力描写で十分に楽しめる作品なんですが、あえて苦言を呈するならば、やはり脚本。
テーマとなってる「テロとの戦い」なんていう散々やりつくされたジャンルだっただけに、今更感ってを感じずにはいられませんでした。
まぁ、リドリーがそのテーマを取り上げたらこんな感じになるよっていう意味では、作った意義はあるのかも知れませんが・・・
ストーリーに関しての“新鮮さ”は特に感じませんでした。

それに加えて、中盤からラストにかけて恋愛臭を漂わせてまとめられたのも残念・・・
せっかくラッセルが出てるのだから、もっと男クサイ重厚なストーリーでガッチリ固められていたら、もっと楽しめたけどなぁ・・・

まぁ、何だかんだ言って、結局リドリーには甘々ですので、十分合格点w

リドリー監督自身の政治論では無いと本人はコメントしていますが、「事件は現場で起きてんだ!」ってのは、どこの国でも同じようですねw

ところでタイトルや謳い文句にもなってる「世界を救うための嘘」ですが、ストーリー的にはそこまで「嘘」重視に作られていないような気が・・・

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