2008年12月7日日曜日

梅太@ 劇場:『恋愛上手になるために』

この記事は 梅太 の名の下にお送りいたします

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

 ●パッとしない男の夢物語『恋愛上手になるために
 監督はグウィネス・パルトロウの弟であるジェイク・パルトロウ。
 主演にグウィネス・パルトロウペネロペ・クルスマーティン・フリーマン
 

 題名からするとラブ・ストーリーのように思えてしまいますが、蓋を開けてみると果たしてそう分類してよいものやら・・・と思います。


 筋書きとしては、実生活があまり思うように進んでいないゲリー(マーティン・フリーマン)が、ある日ふと見た夢の中に出てくる美女:アンナ(ペネロペ・クルス)に恋をし、その夢を継続的に、そして支配的に見られないものかと画策するというもの。

 ラストの一瞬のシーンで笑えるかどうかで、作品の印象はガラっと変わるでしょう。

 せっかく自分にとって本当に大事な女性は誰かに気付いたのに・・・
 ストーリーをしっかり追っていれば、この究極に皮肉なオチは笑わずにはいられない。

 僕は、このオチはかなり好きです。


 サブキャラとして、ゲリーの友人ポール役でサイモン・ペグや、夢の制御法について教えてくれる先生としてダニー・デヴィート(これがまたインチキ臭くてなんとも好き)等が出演していて、その面々を見ているだけで僕としては満足でしたけどね。
 あと、ゲリーが見る夢のシーンで、ペネロペが5人も6人も出てくる場面があるのですが、それはいったいどんなハーレムかと。
 うらやましいを通り越して、怖い。ちょっと『マルコヴィッチの穴』を思い出してしまった。


---------------------------------------

 すべてはオチに集約されている作品だと思うので、これ以上書くことがない・・・

 強いていうなれば。

 何を狙ってこの邦題をつけたのだろう。
 恋愛の方法如何について描いている作品ではないと思うのですけど。

 かといって僕に良い案があるかといえば・・・すいません、無いです。

 でも『恋愛上手になるために』という題名に縛られると、わかったようなわからないような作品になってしまう気がしますね。

0 件のコメント: