2010年6月6日日曜日

ゲン@ 劇場:『プリンセスと魔法のキス』

ゲンです。
やっぱりディズニーの手描きアニメは最高ですね!

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『プリンセスと魔法のキス』
@丸の内ピカデリー(3/8鑑賞)

アメリカ・ニューオーリンズを舞台に、ひたむきに夢を追う女性とカエルの姿に変えられた王子とのラブ・ストーリーを描くロマンチックなミュージカル・アニメ。

久々の本格ディズニー・プリンセス!ってのに加えて、6年ぶりの手描きアニメ!ってことで、すんごく期待しておりました!

これぞ王道ディズニー・プリンセス! 本家本元の実力復活!

いやーホントに良かった! スゲー楽しかった!
ディズニーの2Dアニメで心の底から楽しい!って思ったのって何年振りだろう?

最近ではピクサーに押され、3DCGアニメの波にも飲まれ、実写作品の『パイレーツ~』『魔法にかけられて』では評価を残してきましたが、完全に衰退していたディズニーの2Dアニメ。
一時は完全撤退してしまいましたが、この作品でいよいよその力を取り戻しましたね!

今回はファンタジックなディズニー・プリンセスでいて、かなりのミュージカル作品。
舞台になってるのがアメリカのニューオリンズってことで、ジャズを基調としたノリの良い黒人音楽がベースになってて、聞いていてとっても気持ちが良かったです。
ちなみに音楽を手がけたのは『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』でも作曲のアカデミー賞常連のランディ・ニューマン、流石です♪


そしてそれ以上に圧倒されるのが、やはり手描きディズニーの底力!
ニューオリンズが港町ってこともあり、水や船、夕日と言ったモノまでロケーションも完璧で美しかったです。

人間の表情や動き、背景の美しさ、光と魔法の表現力・・・
CGでは決して描けない、温かさと緻密さが感じられます!

その中でも今回注目したいのは、「影」の表現力!
ディズニーではおなじみの「悪い魔法使い」が今作でも登場するのですが、そのキャラクタが操る「影」がホントに凄い!
映像的にも演出的にも、もうマジでヤバ過ぎ!
あまりに素晴らしくて、ちょっと寒気がしました!


また映像だけでなく、脚本的にもかなり優れていると思いました。
製作総指揮にピクサーを立ち上げ『トイ・ストーリー』を作り上げた大天才:ジョン・ラセターを迎えていますが、彼の素晴らしいのはストーリーの落とし込み。
去年公開されたディズニーのCGアニメ『ボルト』でも製作総指揮を務め、その手腕を発揮していましたが、今回もまた大活躍。
「夢と魔法」で終わってしまいがちなファンタジーに、少し寂しくなるような現実的なエッセンスを加えることで、ストーリーが一気に深みを増してより素晴らしい作品になっています!

元々はディズニーのアニメーターで、ディズニーから除け者にされて会社を飛び出したラセターですが、今ではディズニーの手がける2D・3Dアニメ全ての企画に携わり、なくてはならない存在になりました。
彼が製作賞指揮を執り続ける限り、ディズニーのアニメは安泰でしょう♪
夏の『トイ・ストーリー3』にも激しく期待しております!


CG?・・・3D?・・・笑わせるな!

21世紀も「手描きディズニー」は健在じゃい!!!!


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やっぱり手描きディズニーは最強だよ・・・うんうん・・・
『魔法にかけられて』の冒頭で、ディズニーの手描きアニメを十数年ぶりに観たけど、あの数分でちょっと泣きそうだったもの・・・
今回の本格的に描き込まれた作品は、本当に嬉しいです♪

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