先月は公私共に忙して劇場に全然通えず、更新も出来ませんで申し訳ありませんでした。
相方の梅太くんですが、先月の連休に引越しまして、まだネット環境が整ってないようでして・・・
って、それは本人に説明してもらえばいいですねw
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■『20世紀少年 -最終章-僕らの旗』@TOHOシネマズ 錦糸町(8/30鑑賞)
お前・・・・・アイツだったのか!
相変わらずですが、原作を全く読んでいない人間の感想なのであしからず。
そもそも原作を意識せずに2時間、ないし3時間で1つの作品に仕上げてくるのが「映画」というモノの面白味だと考えてるので、よほどのことが無い限り原作は追う人間ではありません。
だから批判しないでね・・・
で、映画だけで作品の知識を得て、3本観終えた感想ですが、まさにコミック的なSF作品として面白かったです。
前作の時も言いましたけど、荒唐無稽な、それこそコミック的なストーリー展開で現実味なんてものはほとんど感じませんが、それが逆に魅力的でした。
リアルな世界観っていうのではなく、あくまで「こういうモノなんだ」という一線を引いた部分の中にしっかりとした世界を構築してしまったのは、とても見事であると思います。
「巨大ロボット」とか「世界征服」とか「正義の味方」とか、存在しえないモノを映像化したときに、リアリティを持たせるのはなかなか大変だと思うのですが、この作品に関してはほぼ完璧なんじゃないでしょうか?
それでいて「子どもの頃に思い描いていた」というキーワードが存分生かされ、単純にワクワクさせてくれる展開と、SFとノスタルジックな空気を絶妙に共存させてるのも面白くなってる要因なのではないかと。
それと『最終章』ということで、「ともだち」の正体をはじめ、数々の謎が明らかになっていく面白味ってのもタップリ。
コミック連載で数年間待たされる原作とは比べられないとは思いますが、映画版の『第1章』公開から丁度1年を経て『最終章』でやっと謎が解明される気持ち良さってのも十分に感じられました。
大きな焦点となっている「ともだちが生まれた理由」ってのも明かされますが、個人的には思っていた通りの理由で良かったです。
すんごく大きな事件のきっかけが、実はとても些細な事ってのが、僕は好きなんですよ。
確か『第1章』であったセリフだったと思いますがボーリングの例えで「はじめは小さなズレでも、後になるほどドンドン大きくなる」ってのが強く描かれていて、謎が明かされたときに気持ち良くなれました。
また邦画では最大規模の名のあるキャストの数々ってのも、観ていて楽しいですね。
個人的には前作から登場した古田新太さん演じる「春波夫」が、予想外に本筋に大きく絡んでて嬉しかったです♪
古田さんは真面目な顔をしてる時が一番おかしいw
原作を読んでいないので「誰が似てる!」とかっていうのは僕は言えませんが、小泉響子役の木南晴夏がイイ味出してるってのも分かりますし、逆にカンナ役の平愛梨が終始浮いてたかなぁ?って感想が多いのもうなずけますw
まぁ僕の場合、平愛梨は「金八先生」の印象が未だに強すぎるってのもあるんですがw
とまぁ、ここまで褒めると「大絶賛」みたいになってますが、不満も少なからずありますよw
やはり原作が長い作品だけあって、本筋以外の細かいストーリーの描き方が少し雑なのと、回収しきれてない複線がいくつか残ったのが残念でした。
『第2章』と今回の封切り直前にTVで放映していた未公開シーンを追加した『もう一つの~』を観れば、多少は補足されるんですが、増やしたおかげで逆に削られるシーンもあるので、本末転倒だとも思うけども・・・
全てを詰め込んだ「完全版」みたいなのがあれば助かりますw
原作コミックを全く読まずに3本観ましたが、結果的には満足できました。
原作ファンほどではありませんが、イイ感じにハマれて熱くなれる作品でした!
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