2009年6月21日日曜日

梅太@ 劇場:『人生に乾杯』

この記事は 若いものも負けないように頑張ろうと思った 梅太 の名の下にお送りいたします

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●やろうと思えば強盗だって・・・:『人生に乾杯
 監督はガーボル・ロホニ。
 主演にエミル・ケレシュとテリ・フェルディ。

 ・・・といってもまったく聞き覚えのないこれらの名前。
 この映画はハンガリー映画だそうです。

 いとこのお姉さんと、一緒に見てきました。


 ストーリーとしては。
 年金生活にあくせくしている老夫婦。
 ある夜、おじいちゃんが忽然と姿を消すが、数日後、おじいちゃんは、なんと銀行強盗をしていることが判明する。
 警察と協力し、居場所を見つけるおばあちゃん。
 説得するために近づいたかと思ったら、二人揃って逃げ出した!
 余生の少ない老夫婦の逃避行の行き先は・・・


 僕は、明るい雰囲気のおじいちゃんおばあちゃん映画ってすごい好きなのです。
 少し前、日本では熟年離婚が問題視され、それを題材にした映画・TVもあったように思いますが、暗い雰囲気はね・・・。
 人生もう残り少ないのだから(という言い方をするとかなり失礼かもしれませんが)、もっと明るく生きられないのかなと思ってしまう。

 なので、例えば『パリ・ジュテーム』の中の一編、『カルチェタラン』みたいな雰囲気がすごく好き。いつまでも、遊び心を忘れないお年寄りという感じ。


 この作品は、「俺達、やる気があればまだ楽しめるんだぞ」という、非常に前向きな考えに満ち溢れていて、とても好きです。

 特に好きなシーンが、初めての銀行強盗のシーン。
 銃を向けられて震える銀行員に向かって、おじいちゃんが言うこの一言、「僕も初めてだから」
 もちろん、笑えるシーンではあるのだけれど、長年生きてきた人も、初めて体験することってあるのだよなぁと思った。
 人生、まだまだ楽しいことにあふれてるんだと、なんだかとても元気になった。
 いや、銀行強盗をしろと、せきたててるわけではないですよ、勿論。


 また、ラストは、思わずニヤリとしてしまう。
 この控えめな快感は、僕の好きな類のものです。

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 この作品は、シネスイッチにて鑑賞。
 予告編で、前々から注目していた『幸せはシャンソニア劇場から』の予告編がやっていました。楽しみです。

 本ブログで紹介したと思っていたらしていなかったので、コチラの記事で予告編をどうぞ。

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