そろそろ僕も年末企画の準備を始めないといけませんね・・・
言いだしっぺのクセに行動が遅い管理人です・・・
■『地球が静止する日』@日劇PLEX(12/21鑑賞)
キアヌ・リーヴスふんする宇宙からの使者の到来とともに、地球最後の日へのカウントダウンが始まるというストーリーが展開する。
原作は白黒時代の古典SF、それもカルト・クラシックと呼ばれる類の作品で当時はかなり評価が高かったそうです。
実際に今回のリメイクを観る前に、DVDで予習してみたのですが、確かに面白かったです。
ただ、『宇宙戦争』や『アイ・アム・レジェンド』のように古典SFの名作と呼ばれていたような作品のリメイクは、どれも全く面白くない作品ばかりだったので、今回も規模から考えても大コケするんじゃないかと非常に心配でした・・・
うーん・・・まだ観れるかなぁ?・・・オリジナルありきの話だけどw
まず主演のキアヌ云々と言うよりも、オリジナルで50年代当時の映像技術で表現されていた現象が、2008年の技術を使うとこういう風に表現できるのか・・・っつー関心のようなモノの方が多かったですw
オリジナルだと、今の感覚からすると笑っちゃうような銀色の円盤とか、宇宙人が着てる服装だとか、そういう表現がいくつも出てくるんですが、流石にそれを21世紀にやってしまうワケにはいきませんからねw
CGを駆使しまくって、世界観を広げて、ストーリーに奥行きを持たせるって意味では、成功してると思います。
ただね、ストーリーがね、ハッキリ言ってしまうと、オリジナルと全然違うんですよ。
まぁ、オリジナルが作られたのが第二次世界大戦直後、冷戦に突入した時代なんで、その時に通用したストーリーをそのまんま直さずに使ってくるとは思ってませんでしたが、核心の部分は現代でも十分に通用するテーマだと思っていただけに、ここまで大きく変更されるとは意外でした。
で、その「変更された脚本」ってのが、やはり・・ツマ・・ら・ない・・・
面白くないの
その原因なのがキアヌが演じてる「クラトゥ」っていう宇宙からの使者の人柄のせいなんですが、オリジナル版では非常に優しく温厚で人間味溢れる人柄で描かれているんですよ。
ところが今回キアヌが演じてるクラトゥは、感情を一切表に出さず、常に冷静で淡々とした役なので、謎に満ちたキャラクタではあるけど、全く魅力的ではないんですねぇ・・・
そのおかげで、結局人間ドラマとして魅せたい部分である周りの人間との関わりが希薄になってしまい、クライマックスになっていざ盛り上がろうって時になって急に「地球人も捨てたもんじゃない」みたいな事をあっさり抜かしやがるんで、そのふり幅に全く着いて行けませんでした・・・
そういった意味で、オリジナルと違う部分がかなり沢山あるんで、こういう展開があっても良いのかなぁ・・・って思うんですが、これはオリジナルを観てるから言えるんで、今回のリメイクだけ観てもそこまで拾える部分は無いでしょうね・・・
ここで何を言っても、誰も観てくれないと思いますが、オリジナル版の方が遥かに面白かったです。
それを観たうえでだったら、リメイク版もそこそこ楽しめるかと思われます。
あとキアヌに罪は無い。
とりあえず、来年2月公開『フェイクシティ』に期待しときます。
米国ではコチラの方が先に公開されてたんで、てっきり日本でもその順番だと思ってただけにガッカリだよ・・・
ハードなクライムアクションって、あんまりキアヌっぽくないジャンルなのでスゲー観たいっす・・・
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