今年の鑑賞数は現在131本、いよいよラストスパートです。
■『永遠のこどもたち』@シネカノン有楽町1丁目(12/21鑑賞)
孤児院で育ったラウラは、長らく閉鎖されていたその孤児院を買い取り、障害を持つ子どもたちのホームとして再建しようと夫と息子とともに移り住んでいた。
だが、息子は遊び相手のいない寂しさから空想上の友だちを作って遊ぶようになり、その姿にラウラは不安を覚える。
そして入園希望者を集めたパーティーの日、息子はこつ然と姿を消してしまう・・・
たまたま単館系の劇場で予告編を観てしまい、あまりのデル・トロ・テイストに完全にやられ、その場で前売りを買いましたw
『ヘルボーイ2』公開を前に、デル・トロ・テイストをお先に頂いてしまうとワクワクしとりました。
やっべーーーー!!!! 何これーーーー!!!! スゲーーーー!!!!
まさか、まさか、まさか、まさか、まさか、まさかですよ!
こんなにも面白くて、こんなにも切なくて、こんなにも悲しくて、こんなにも怖い作品だったとは、夢に思いませんでした!
デル・トロが脚本に惚れ込んで、自ら製作総指揮を買って出ただけの作品ですよ!
もーもーもーもーもーもーもー素ん晴らしい!!!
ジャンル的には「ホラー」なんですけど、ハリウッド作品のようにデカい音と突然の出現で怖がらせるでもなく、デル・トロお得意のおどろおどろしいクリーチャーで怖がらせるでもなく、薄暗いカットやロケーションで展開されるストーリーを観ることで観客の内面から湧き出る恐怖心を見事に煽っています。
しかもそのカットやロケーションってのが、『パンズ・ラビリンス』でも魅せたようなスペインの片田舎・古い屋敷という、まさにデル・トロお得意の「ダークファンタジー」の要素がこれでもかと入れられてるワケですよ!
もーさ、完璧じゃね?
怖いとかさ、恐ろしいとかさ、そんなレベルじゃないの。
辛いの・・・痛いの・・・苦しいの・・・
だからって、別に我慢して観てるワケじゃないんですよね。
演出としては「ホラー」だけど、ストーリーは「ダークファンタジー」なの。
しかもガッツリ大人向けの。
『パンズ・ラビリンス』もそうだったけど、バッドエンドなのに、救いがあるの。
それがスゴい・・・完璧ですよ・・・
とにかくとにかく、ギレルモ・デル・トロ監督が好きな人は絶対に観たほうがイイです!
いや、観ないと絶対損!
僕は今日から、この作品を観ずに『パンズ・ラビリンス』を語る人は相手にしませんw
そんくらい素晴らしい!
当然、5点満点!
いやいや、まさかここに来て満点作品に出会うとは予想してなかった・・・
今年の上位ランキングは、また大きく変動しそうです・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~
まさかコレほどまでの作品だったとは全くの予想外だったので、自分でも驚きを隠せません。
むしろ、「デル・トロ製作って言ってるけどさー!」くらいのテンションで帰ってくるだろうと密かに思ってた自分を殴りたいですw
あぁ・・・デル・トロ監督ってどんだけ恐ろしい人間何だか・・・
『ヘルボーイ2』も無事にハマれば、僕の中ではウォシャウスキーやら、バートンやら、タランティーノらと並んで、「神」になるかも知れません・・・
恐らく出会ってから最速だろうな・・・w
いや、マジでオススメですんで。
『パンズ・ラビリンス』が好きな方は是非とも劇場に観に行って下さいまし。
うーん・・・スペイン映画・・・侮れない・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿