2009年11月1日日曜日

ゲン@ 劇場:『パイレーツ・ロック』

ゲンです。
来週も結婚パーティーだったりするんですが、同じ仲間内なのでほぼ同じメンバーが揃いそうです。
いやいや、あやかりたい・・・

『パイレーツ・ロック』@TOHOシネマズ みゆき座(10/24)

1966年のイギリスを舞台に、24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局と、ロックを規制しようとする政府の攻防を描いた痛快ストーリー。
監督は『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス、主演は『カポーティ』のフィリップ・シーモア・ホフマン。

ノリの良い60年代ロックと、P・S・ホフマンのハイテンションな様子を観て、絶対に劇場で観なくてはと楽しみにしておりました!

心も躍る気持ち良さ! 誰にもロックは止められない! 

うーん、楽しかった♪
最後までノリノリでウキウキしながら観れました!

1966年のイギリス、ロックやポップミュージックの人気は最高潮に達していたが、法律によりラジオでの音楽放送は1日45分と規制されていた。
「もっと聴きたい!もっと聴かせたい!」・・・そんなニーズから生まれたのが、法律の適用されない領海外に停泊した船から電波を飛ばして放送する海の上の「海賊ラジオ局」だった。
24時間ロックをかけ続けたこの放送のリスナーは、イギリスの全人口の半数以上にも及んでいたが、これをよく思わない政府は何としてでも彼らを追い詰めていった・・・


昔はロックが悪とされていたっていうのは、色んな映画で登場する設定ですが、実際にここまで規制されている時に、「海賊ラジオ局」まで立ち上げた人達がいて、しかもイギリス国民の半分以上が聴いていたなんていうのは、初めて知ったので驚きました。

「聴きたいだろ?だったら聴かせてやるよ!」と、ロックを流す為だけに海の上に滞在し、ひたすら放送を続けるなんて、まさにロックじゃないですか?!

よく「ロックは生き様だ!」なんてコトを言いますが、まさにこの映画はそれを表していると思います。
24時間交代で放送を続けるDJは皆、一癖も二癖もある人間達ばかり。
伝説的なカリスマや、破天荒なアニキ肌、ちょっとウザいバカなど、様々な人間の集まり。
ですが、全員に共通するのはとにかくロックが大好きで、どんなに辛く悲しいことがあっても、絶対にロックを流し続けるという恐ろしいDJ根性!
「例え政府を敵に回したとしても、国民が聴きたいなら、流し続けてやるぜ!」と言わんばかりのロックな生き様に圧倒されました。


キャストですが、まず何と言ってもP・S・ホフマンの熱演でしょう!
超演技派で数多くの賞を受賞している名優で、落ち着いた頭脳派や感情のふり幅の大きい役を演じることが多かっただけに、今回のファンキーなアニキってのはあまりイメージになく、とても楽しみにしていたのですが、とにかく「見事!」の一言に尽きますね!
やっぱりこの人は恐ろしい俳優ですよ・・・

そしてもう一人の名優ビル・ナイもカッコイイ!
基本悪人顔で悪者の役を演じる作品が多い印象があったのですが、今回のノリノリで燻し銀な演技は、のっそい素敵でした!
特にエンドロールで音楽に乗ってツイストしてるシーンは、スゲー良かったです♪

あとサイモン・ペッグのお友達のおデブさん:ニック・フロストが嫌味ったらしくも面白かったり、『イエスマン』で上司を演じていたリス・ダービーが相変わらずウザったかったのが最高でした!


また劇中はThe Rolling StonesThe Whoなど、60年代のロックやポップスが常に流れていて、その年代に直接思い入れのない自分ですらノリの良さに思わずウキウキしていたのですが、青春時代に聞いていたオジサマたちが聞いたら、さらに楽しいだろうなぁとも思いました。


ロックを愛し、ロックを流すことに全てを捧げた最高の男達!

これぞロック魂!

ゲン@ 劇場:『きみがぼくを見つけた日』

ゲンです。
友人の結婚パーティーへ行って来ました。
2人が出会う前からそれぞれを知ってる自分としては、
なんだか不思議な気分でしたが、とっても素敵なパーティーでした♪

『きみがぼくを見つけた日』@TOHOシネマズ 錦糸町(10/24)

異なる次元に引き裂かれる恋人たちの切ない運命を描き、アメリカで大ベストセラーとなった純愛小説を映画化。
脚本は『ゴースト/ニューヨークの幻』のブルース・ジョエル・ルービン。

「SF×ラブストーリー」ですが設定が珍しかったので、公開を楽しみにしておりました。

至極の脚本! タイムトラベルがこんなにも切ないだなんて!

いや、めさくさ面白かったです!
とにかく設定が良く出来てたと思います。


主人公:ヘンリーは、自分の意思とは関係なく、過去や未来へタイムトラベルしてしまう。
幼い頃、母を交通事故で亡くす瞬間に時間を飛んで以来、場所も滞在する時間も、自分ではコントロールすることが出来ない。
ある日、過去にタイムトラベルした彼は、6歳の少女:クレアと出会う。
純粋無垢な彼女は、「未来から来た」と言う彼をタイムトラベラーと信じ、「いつか同じ時空で会えるときが来る」と心に誓う。

大人になった彼女は、偶然“再会”したヘンリーに思いを伝えるが、当のヘンリーは彼女に全く覚えがない。
幼い頃に彼女が会った彼は、現在の彼よりも歳をとった未来の彼だった・・・


と、あらすじを文字で書こうとすると混乱してしまいそうですが、普通の時間軸で生きている女性と、自分で制御できない能力のおかげで、時間軸がバラバラになってしまっている男性のすれ違いが、本当に切なく感動できました。

何かトラブルがあると、彼女から「未来の貴方は、以前こんなことを言っていた」と言われ、自分の行動を咎められたり、逆に今の自分が起こした問題を未来の自分が解決してくれたり、コミカルに描きつつも脚本のプロットが丁寧で、かなり高い完成度を感じました。

場所や滞在時間も制御できないばかりか、タイムトラベルをすると裸になってしまい、洋服も現地で調達しなければいけないという「ターミネーター方式」が採用されているのも、話を面白くする要因になっている気がしますw


主演のエリック・バナレイチェル・マクアダムスの2人ですが、幅広い年代を演じながらも、お互い変わらない愛情を持ち続け、ずっと繋がり続けている様子は、とても微笑ましくラストシーンでも思わず泣きそうになりました。


「タイムトラベル」を扱った作品はやり尽くされた感がありましたが、それをキーワードにしてラブストーリーを上手く展開させると、ここまで魅力的で面白い作品になるのかと驚きました。

とにかく脚本がよく出来てると思います! オススメです!

2009年10月30日金曜日

ゲン@ 劇場:『笑う警官』

ゲンです。
昨年に続きまして、先日行われた東京国際映画祭へ行って来ました。

■第22回東京国際映画祭 特別招待作品『笑う警官』@TOHOシネマズ六本木(10/23鑑賞)

北海道で実際に起きた警察の汚職事件を基にした、人気作家・佐々木譲による同名ベストセラー小説を映画化した社会派サスペンス。
ヒットメーカー角川春樹が11年ぶりにメガホンを取り、女性警察官変死事件の犯人に仕立て上げられた仲間の無実を証明しようと奮闘する刑事たちの活躍を描く。
主演は『ハゲタカ』の大森南朋、共演は松雪泰子、宮迫博之、大友康平。

一般公開前に舞台挨拶付で観れるっつーお得なTIFF♪
南朋さんは以前インディーズ映画のトークショーで拝見しましたが、今回も会えるのを楽しみにしてました。

あー何かお洒落を勘違いした映像・・・センスがないなぁ・・・

話はまぁまぁ面白いんだけど、勿体無いなぁ・・・
角川映画って言うほど観てないので、他の作品が純粋にどの程度のモノなのかよく分かりませんが、この作品1本だけ観た印象では撮影監督としての腕はそこまで無いような気がするんですが・・・


ストーリーとしては、女性警官殺人事件をきっかけに警察の腐敗と、それを何とか暴こうとする現場警官を描いたサスペンスなんですが、脚本だけ見ればなかなか面白かったです。
「警察の腐敗」を描いた作品は洋画ではよくありますが、邦画ではあんまり観た印象がなかったので、捜査費横領などの秘密保持のために警官を手にかけるというダークさに満ちたストーリーは、重く冷たい内容で良かったです。


ただ、いかんせん映像がダメでした。
上映前に監督のお話を聞いたんですが、「リアルかスタイリッシュかを取るならば、後者を選んだ。世界に通用する作品にしたい。」と語っている通り、世界進出を狙ったようなちょっと小洒落た映像。
OPクレジットからエンドロールまで、ほとんどアルファベット表記。

まぁ、スタイリッシュに撮りたい気持ちも分かるんだけど、映像のカッコ良さを追求することに夢中になり過ぎたのか、社会派サスペンスのクセに俳優の心理描写が思いクソ弱く、「そのセリフ言うなら、もっと間を空けた方が良くねぇ?」みたいなシーンがいっぱいあって、押さえるべきポイントがことごとくスルーされて、脚本の重さと冷たさが全く活かしきれていない軽くて安っぽい映像になっておりました。

特にラストの数分は絶対にいらないだろ・・・
南朋さんにも失礼だとは思うけど、マジで意味が分からなかった・・・
いや、ストーリーは全部終わってるので、アレは完全に監督の趣味だとは思うから、遠慮なく全否定しますよ。
ホントに恥ずかしいから、海外に出すとか言わないで下さいな。
日本の恥になりかねないよ。

原作者の方が上映前のコメントで「あの地味な話がこんな映像になるなんて、とても悔しいです」みたいなことを言ってましたが、映画を観終わってから改めて考えると、意味が変わってくるなw


「世界に通用する邦画」ってそういう部分じゃないと思うんですよねぇ・・・
「日本だからこそ出来る作品」ってのが海外に出すべき作品であって、「日本でも出来た作品」ってのは中だけで楽しめばいいじゃないでしょうかね?
まだアジア圏なら行けるだろうけど、欧米は無理だろうなぁ・・・


キャストですが、主演の大森南朋さんのシブさは素敵でした♪
疲れた感じの表情で、必死に正義を貫く様子はカッコイイ!

松雪泰子さんも綺麗だし、雨上がり:宮迫博之さんの笑顔ゼロの真剣な演技も良かったです。

ただその他の脇役陣はちょっと微妙でした・・・
忍成修吾とかそんなに演技が下手な印象が無かったですが、今回のアレは何だろうか?
全体的に演出のつけ方が間違ってるような気がしました。
恐らく、俳優さん側の意向を無視して、監督一人が撮り上げてるのかも。
それなりの役者さんが揃ってるだけに勿体無いですね・・・


ストーリーもしっかりしてるし、主要キャストも良いのに、完成した作品がツマらないなら、あとは監督の責任ですね。

「スタイリッシュで海外へ」を意識し過ぎて、自己満足の映画になってる気すらしました。

ダメだ・・・勿体無い・・・



ちなみに上映前の舞台挨拶に、主要キャストに加えて監督や原作者がいらっしゃいました。
南朋さんは相変わらず素敵で、松雪さんはお綺麗で、宮迫さんは場違いな「宮迫ーです!」でスベっておられましたw

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そんな感じですが、「第22回東京国際映画祭」で御座います!
昨年に続きまして、今年も無事に参加できました!

会場の六本木ヒルズは今年もグリーンカーペット一色で全体がお祭りムードでして、映画好きとしてはその雰囲気だけでワクワクして楽しいのです♪